ADBMS1804

新規設計に推奨

電流検出付きマルチセル・バッテリ・モニタ

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • セル電圧測定
    • 4つのセル電圧測定チャンネル
    • 設定可能なフィルタを備えた16ビット・シグマ・デルタADC
    • ライフタイム全体での最大合計測定誤差:2mV
  • 電流測定
    • 電流と電圧の同時測定
    • 設定可能なフィルタとPGAを備えた24ビット・シグマ・デルタADC
    • 最大オフセット誤差:0.5μV
    • スリープ・モードと通常動作モードの両方に対応した内蔵電流アキュムレータ(クーロン・カウンタ)
  • 補助測定
    • 外付けのNTCサーミスタを接続可能な9個のアナログ入力
    • 5つのスタック電圧測定チャンネル(分圧器内蔵)
    • 1つのバッテリ・システム電流測定チャンネル(外付けのシャント抵抗を使用)(アナログ入力と共有)
  • 過電流とウェイクアップ電流を素早く(20μs未満)検知できる内蔵コンパレータ
  • 専用の障害/アラート・モニタ出力により迅速な応答を実現
  • 設定可能なパルス幅変調を備えた最大300mAのパッシブ・セル・バランシング(スリープ・モードと通常動作モードに対応)
  • チャージャ検出
  • 低消費電力モニタリング
    • 電圧、電流、温度の定期的なモニタリング
    • 設定可能な6つのアラート・トリガ型ゲート制御出力★
  • 4MHzに対応した標準的な4線式SPIスレーブ・インターフェース
  • 電源電圧範囲:4V~28V
  • 消費電力(電源電圧13.2V時の代表的な平均値)
    • 通常動作モード:7mA
    • スリープ・モード:34μA
    • ディープ・スリープ・モード:22μA
  • パッケージと温度
    • TA = -40°C~+125°C
  • 露出パッド付き48ピンLFCSP_SSパッケージ
  • ホット・プラグ耐性
  • オートモーティブ・アプリケーション向けのAEC-Q100に適合

ADBMS1804はマルチセル・バッテリ・スタック・モニタで、直列につながれた最大4個のバッテリ・セルを測定します。合計測定誤差は2mV未満です。セルの測定範囲が0V~5Vであるため、ADBMS1804はほとんどのバッテリの化学組成に適しています。ADBMS1804には、バッテリ・スタック電流測定チャンネルが1つ備わっており、電流と電圧の同期測定に対応しています。プログラマブル・ゲイン・アンプ(PGA)により、アプリケーションのターゲット電流範囲に応じて各種電流レベルを調整可能です。

ADBMS1804はバッテリ・スタックから直接給電できます。各セルにパッシブ・バランシングが備わっており、各セルに対して個々のパルス幅変調(PWM)デューティサイクル制御が行われます。ADBMS1804にはフォールト状態を示す専用のアラート出力ピンが備わっており、これによってシステムの信頼性が高まり、迅速な応答が可能になります。さらにADBMS1804には、設定可能な6つのアラート・トリガ型ゲート制御出力も備わっています。

ADBMS1804のその他の特長としては、チップ内蔵の3.3Vおよび5Vレギュレータ、比率測定用に外付けの負温度係数(NTC)サーミスタを接続可能な9個の汎用アナログ入力(電圧バイアス搭載)、最大40Vまで対応可能な5つのスタック電圧測定チャンネル(分圧器内蔵)があり、追加のシャント抵抗でバッテリ・システムの消費電流を測定できるオプションも用意されています。

アプリケーション

  • 12V車両スタータおよびバックアップ・バッテリ
技術文書一式は、秘密保持契約(NDA)の締結後にご利用いただけます。プロジェクトの詳細、会社情報、連絡先をCBMS_Doc_Req@analog.comまで電子メールでお送りください。今後のサポートは、アナログ・デバイセズ販売代理店よりご提供いたします。

ADBMS1804
電流検出付きマルチセル・バッテリ・モニタ
ADBMS1804 Pin Configuration
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