AD9511

新規設計に推奨

クロック分配器、800MHz、PLL内蔵、分周器内蔵、遅延調整、5出力

利用上の注意

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なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

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製品情報

  • 低位相ノイズの位相ロック・ループ(PLL)コア
    • リファレンス入力周波数:最大250MHz
    • プログラマブル・デュアル・モジュール・プリスケーラ
    • プログラマブル・チャージ・ポンプ電流(CP)
    • 別々のCP電源(VCP)のチューニング・レンジを拡張可能
  • 2つの1.6GHz、差動クロック入力
  • 5つのプログラマブル分周器、1~32のすべての整数に対応
  • 出力/出力の遅延粗調整による位相選択
  • 3つの独立した1.2GHz LVPECL出力:
    • 出力増加ジッタ:225fs rms
  • 2つの独立した800MHz/250MHz LVDS/CMOS出力:
    • 出力増加ジッタ:275fs rms
    • 1つの出力は5ビットの遅延ワードで微調整可能
  • シリアル・コントロール・ポート
  • 小型48ピンLFCSPパッケージ

AD9511は内蔵PLLコアを用いて、複数個のクロック分配機能を提供します。この製品は、データ・コンバータの性能を最大限に引き出すために、低ジッタと低位相ノイズに重点を置いて設計されています。位相ノイズ条件やジッタ条件の厳しい他のアプリケーションもこのデバイスの利点を活用できます。

PLLのブロックは、プログラマブル・リファレンス・デバイダR、低ノイズ位相周波数検出器PFD、高精度チャージ・ポンプCPとプログラマブル・フィードバック・デバイダNで構成されています。外付けのVCXOまたはVCOをCLK2とCLK2Bピンに接続することによって、PLL出力周波数は最大1.6GHzまで入力リファレンスREFINに同期させることができます。

5つの独立したクロック出力が備わっています。3つの出力はLVPECL(1.2GHz)で、他の2つはLVDS(800MHz)レベルまたはCMOS(250MHz)レベルを選択できます。

1つのクロック出力の別のクロック出力を基準とした位相は、粗タイミング調整として機能する分周期位相選択機能により、変動する可能性があります。LVDS/CMOS出力の1つは、遅延のフルスケール範囲が最大10nsのプログラマブル遅延エレメントを備えています。この微調整遅延ブロックは5ビットの分解能で、各フルスケール設定に対し32通りの遅延が可能です。

AD9511は、コンバータの最高性能がサブピコ秒のジッタのエンコード信号で実現される、データ・コンバータ・クロッキング・アプリケーションに最適です。

AD9511は48ピンLFCSPパッケージで提供され、3.3V単電源で動作可能です。外部VCOを用いる場合、電圧範囲の拡大が必要となりますが、チャージ・ポンプ電源(VCP)を5.5Vに接続することでこれに対処できます。温度範囲は−40℃~+85℃です。

アプリケーション

  • 低ジッタ、低位相ノイズ、クロック分配器
  • 高速ADC、DAC、DDS、DDC、DUC、MxFEのクロック供給
  • 高性能ワイヤレス・トランシーバー
  • 高性能な計測器
  • ブロードバンド・インフラストラクチャ
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    AD9511
    クロック分配器、800MHz、PLL内蔵、分周器内蔵、遅延調整、5出力
    AD9511-fbl 773886961AD9511-pc
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    ドキュメント

    データシート 1

    アプリケーション・ノート 10

    技術記事 6

    評価用設計ファイル 2

    さらに詳しく
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    ハードウェア・エコシステム

    製品モデル 製品ライフサイクル 詳細
    コンパレータ 1
    LTC6957 位相ノイズの小さいデュアル出力バッファ/ドライバ/ロジック・コンバータ
    フェーズ・ロック・ループ(PLL)シンセサイザ 1
    ADF4002 新規設計に推奨 PLL周波数シンセサイザ/位相検出器
    Modal heading
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    ツールおよびシミュレーション

    ADIsimCLK 設計・評価 ソフトウェア

    ADIsimCLKはアナログ・デバイセズの超低ジッタのクロック分配器とクロック生成用製品向けに開発された設計ツールです。ADIsimCLKを使用すれば、ワイヤレス・インフラストラクチャ、計測器、ネットワーキング、ブロードバンド、ATE(自動試験装置)あるいはクロック性能が予測可能であることが求められるあらゆる分野のアプリケーションで、設計を迅速に開発、評価、最適化できます。

    ツールを開く

    AD9511 IBIS Models 1


    評価用キット

    EVAL-AD9511

    AD9511 Evaluation Board

    製品詳細

    The AD9511 evaluation board is a compact, easy-to-use platform for evaluating all features of the AD9511. The evaluation software provides a graphical user interface (GUI) for easy interface with the various on- chip functions of the AD9511. This allows for a thorough exploration and evaluation of the AD9511’s operation, performance, and capabilities. Note that the AD9511 evaluation board software should be installed before connecting the AD9511 evaluation board to the PC.

    The AD9511 is a highly sophisticated, performance clock distribution part with numerous user programmable functions. To use the evaluation board properly, refer to the current data sheet for the AD9511.

    EVAL-AD9511
    AD9511 Evaluation Board

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