Quantic X-Microwave

Analog Devices RF and microwave components are available as drop-in X-MWblocks®
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AD8302

新規設計に推奨

RF / IFゲイン位相検出器、LF–2.7GHz

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • 最大2.7GHzまでのゲイン / ロスおよび位相を測定
  • 2系統の復調ログアンプおよび位相検出器を内蔵
  • 入力範囲:-60 ~ 0dBm(50Ωシステム)
  • 正確なゲイン計測スケーリング(30mV/dB)
    • 非線形性:0.5dB(Typ)以内
  • 正確な位相計測スケーリング(10mV/度)
    • 非線形性:1度(Typ)以内
  • 計測/コントローラ/レベル・コンパレータの各モード
  • 2.7V~5.5Vの電源電圧で動作
  • 安定な1.8Vリファレンス電圧を出力
  • 小信号エンベロープ帯域幅: DC~30MHz

AD8302は、多くの受信、送信、計装アプリケーションにおけるゲイン/ロスおよび位相を計測するするために完全に集積されたシステムです。外付け部品は不要で、2.7V ~ 5.5Vの単電源で動作します。AC結合される入力信号の範囲は50Ωシステムで-60 ~ 0dBm、かつ低い周波数から最高2.7GHzまで可能です。このデバイスは、±30dBの範囲のゲインまたはロス(スケーリング:30mV/dB)と、0~180°の範囲の位相(スケーリング:10mV/度)を正確に計測して出力します。両サブシステムの出力帯域幅は30MHzであり、オプションとして外付けフィルタ・コンデンサを接続して帯域幅を狭くすることもできます。制御モードでAD8302を使うと、シグナル・チェーンのゲインと位相を予め設定した設定ポイントに追従させることができます。

AD8302は特性の揃ったペアの復調ログアンプで構成されており、各アンプの計測範囲は60dBです。これら出力の差をとることにより、2つの入力信号間の振幅比すなわちゲインを測定できます。これらの信号の周波数が異なることも可能であるため、変換ゲインまたは変換ロスの計測が可能です。AD8302を使って、未知信号を一方の入力に加え、キャリブレーション済みのAC基準信号を他方の入力に加えると、絶対信号レベルを測定することもできます。出力段の帰還接続をディスエーブルすると、コンパレータとして使用することができ、設定ポイント・ピンMSETとPSETを使って各スレショルドを設定できます。

信号入力はシングル・エンドであるため、両信号を一致させることが可能で、方向性カプラーに直接接続できます。これらの公称入力インピーダンスは、低周波数で3kΩです。

AD8302には高精度の位相バランスを持つ乗算器型の位相検出器が内蔵されており、この位相検出器には2個のログアンプから出力される正確に振幅制限された信号が入力されます。したがって、広い範囲で信号レベルに依存しない位相の正確な計測が可能です。

位相出力電圧とゲイン出力電圧は、グラウンドを基準とし、かつ負荷が接続できる出力に0V~1.8Vの標準出力範囲で同時に出力されます。出力ドライバのソースまたはシンク電流は最大8mAです。負荷を接続することができる安定なリファレンス1.8Vが出力されているため、ユーザーは出力範囲を正確に再設定できます。

コントローラ・アプリケーションでは、ゲイン出力ピンVMAGと設定ポイント制御ピンMSETの間の接続が切り離されます。目的の設定ポイントをMSETに入力し、VMAG制御信号を使って適切な外付けの可変ゲイン・デバイスを駆動します。同様に、位相出力ピンVPHSと設定ポイント制御ピンPSET間の帰還パスを切り離して、位相コントローラとして動作させることも可能です。

AD8302は、アナログ・デバイセズ独自の高性能25GHz SOI相補バイポーラIC製造プロセスにより製造されています。14ピンTSSOPパッケージを採用し、-40°C~+85°Cの温度範囲で動作します。評価ボードも提供しています。

AD8302
RF / IFゲイン位相検出器、LF–2.7GHz
AD8302-fbl AD8302-pc
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ソフトウェア・リソース

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ツールおよびシミュレーション

ADIsimRF

ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。

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ADIsimPLL™

ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。

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Sパラメータ 1


評価用キット

eval board
EVAL-AD8302-ARDZ

AD8302 Arduino Shield Board with PC-Based Software GUI

製品詳細

The EVAL-AD8302-ARDZ shield illustrates the functionality of the AD8302, a gain and phase detector which operates from low frequency up to 2.7 GHz. The voltage outputs of the AD8302 are routed to the ANALOG IN connector of the Arduino base board. This allows the RF power detector’s output voltage to be easily digitized and processed by the Arduino base board’s integrated six-channel ADC.

EVAL-AD8302

AD8302 Evaluation Board

製品詳細

AD8302-EVALZ is a 4-layer, FR4-based printed circuit board. For normal operation, it requires a 5V/50 mA power supply. The 5V power supply should be connected to the vector pins leads labeled VP and GND. The two RF input signals are applied to two edge-mounted SMA type RF connectors (INPA and INPB). The gain and phase output signals are accessible via edge-mounted SMA connectors.


EVAL-AD8302-ARDZ
AD8302 Arduino Shield Board with PC-Based Software GUI
EVAL-AD8302-ARDZ Evaluation Board EVAL-AD8302-ARDZ Evaluation Board - Top View EVAL-AD8302-ARDZ Evaluation Board - Bottom View
EVAL-AD8302
AD8302 Evaluation Board

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