AD6623

新規設計には非推奨

デジタル送信信号プロセッサ(TSP)、4 チャンネル、104 MSPS

利用上の注意

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なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

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製品情報

  • AD6622とピン・コンパチブル
  • 18ビットのパラレル・デジタルIF出力
    • 実数またはインターリーブ複素数
  • 18ビットの双方向パラレル・デジタルIF入力/出力
    • チャンネル数増加のためチップのカスケード接続が可能
    • オーバーレンジのクリップ処理またはラップ処理
    • 2の補数出力またはオフセット・バイナリ出力
  • 1個のパッケージに4個の独立したデジタル・トランスミッタを収納
  • RAM 係数フィルタ (RCF)
  • プログラマブルな IFおよび各チャンネルの変調
    • プログラマブルな補間RAM係数フィルタ
    • π/4-DQPSK 差分位相エンコーダ
    • 3π/8-PSK リニア・エンコーダ
    • 8-PSK リニア・エンコーダ
    • プログラマブルなGMSK ルックアップ・テーブル
    • プログラマブルなQPSK ルックアップ・テーブル
    • オールパス型位相イコライザ
    • プログラマブルな微調整スケーラ
    • プログラマブルなパワー・ランプ・ユニット
  • 高速なCIC補間フィルタ
  • 非整数補間レート用のデジタル・リサンプリング
  • NCO周波数変換
    • キャリア出力:DC ~ 52 MHz
    • スプリアス性能:-100dBc以上
  • 各チャンネル別の3線式シリアル・データ入力
    • 双方向シリアル・クロックおよびフレーム
  • マイクロプロセッサ制御
  • 2.5V CMOSコア、3.3V出力、5V入力
  • JTAGバウンダリ・スキャン

AD6623は、デジタル信号プロセッサ(DSP)から出力されるベースバンド・データから、送信A/Dコンバータ(TxDAC®s)へ入力する広帯域データを発生する4チャンネルの送信信号プロセッサ(TSP)です。最新のTxDACは、1次中間周波数(IF)を直接生成するために必要な十分高いサンプリング・レート、アナログ帯域幅、ダイナミック・レンジを持っています。AD6623は、これらTxDACに入力するマルチキャリア・デジタル信号およびマルチスタンダード・デジタル信号を合成します。RAMベースのアーキテクチャを使用しているため、マルチモード・アプリケーションに対する再設定を容易に行うことができます。変調、パルス整形、アンチイメージング・フィルタ、スタティック等化、同調の各機能が1個のコスト・パフォーマンスの優れたデバイスに集積されています。 デジタルIF信号処理は、広いダイナミック・レンジを持つ同等のアナログ設計に比べて優れた製造の安定性、高精度、柔軟性を提供します。

AD6623はAD6622とピン・コンパチブルであり、AD6622互換制御レジスタ・モードで動作できます。

各TSPは、5個のカスケード接続された信号処理エレメントから構成されています: プログラマブルな補間RAM係数フィルタ(RCF)、プログラマブルなスケールおよびパワー・ランプ、プログラマブルなカスケード積分型5次コーム(CIC5)補間フィルタ、柔軟なリサンプリング・カスケード積分型2次コーム・フィルタ(rCIC2)、数値制御オシレータ/チューナ(NCO)。 AD6623は同期回路およびカスケード接続可能な広帯域チャンネル加算器を持つ、4個の同じ構成のデジタルTSPで構成されています。 4個のTSPの出力はデバイス内部で加算およびスケーリングされます。 マルチキャリア・チャンネル広帯域トランスミッタでは、双方向バスによりパラレル(広帯域) IF入力/出力で2つ目のDACを駆動することができます。 この動作モードではAD6623の2つのチャンネルが1つのDACを駆動し、残りの2つのチャンネルが2つ目のDACを駆動します。 前段デバイスのOUT[17:0]を使って後段デバイスのINOUT[17:0]を駆動するようにして複数のAD6623を接続することができます。 あるいは、ソフトウェアからINOUT[17:0]をマスクして、前段AD6623の出力を無視することもできます。

各チャンネルは、デジタル信号プロセッサ(DSP)のシリアル・ポートに直接接続できる独立したシリアル・ポートからデータを入力します。 AD6623は、3.3VのI/O電源と2.5Vのコア電源を使用しています。 すべてのI/Oピンは5V動作に対応できます。すべての制御レジスタと係数値は、汎用マイクロプロセッサ・インターフェースを経由して書き込みます。 インテル社とモトローラ社のマイクロプロセッサ・バス・モードをサポートしています。すべての入力と出力はLVCMOS互換です。

アプリケーション

  • 移動電話/PCS基地局
  • マイクロ/ピコ・セル基地局
  • ワイヤレス・ローカル・ループ基地局
  • マルチキャリア、マルチモード・デジタル送信
    • GSM、EDGE、IS136、PHS、IS95、TDS CDMA、UMTS、CDMA2000
  • フェーズド・アレイ・ビーム形成アンテナ
  • ソフトウェア定義の無線
    • 0.025Hzを上回る同調分解能
    • 実数出力または複素数出力

AD6623

デジタル送信信号プロセッサ(TSP)、4 チャンネル、104 MSPS

AD6623-fbl
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