製品概要

機能と利点

  • 高集積化:32チャンネル、14ビットDAC
  • 高電圧出力アンプを内蔵
  • 単調増加性を保証
  • 15mm×15mmのCSPBGAパッケージ
  • リファレンス入力により50~200Vまで設定できるフルスケール出力電圧
  • 700μAのドライブ機能
  • 温度監視用のシリコン・ダイオードを内蔵
  • DSP / マイクロコントローラに適合したシリアル・インターフェース
  • 1.2MHzのチャンネル更新レート
  • 非同期のRESET機能
  • 温度範囲:-10~+85℃

製品概要

AD5535は、高電圧出力アンプを内蔵した32チャンネルの14ビットD/Aコンバータ(DAC)です。このデバイスは、光マイクロエレクトロメカニカル・システム(MEMS)向けに開発されました。出力電圧範囲はREFINピンを使って設定でき、REFIN=1Vで0~50V、REFIN=4Vで0~200Vになります。各アンプは700μAのソース電流を供給でき、光MEMSミラーの偏向や制御に最適です。ゲイン50の出力アンプは、14ビットのDACから駆動します。DACの出力範囲は、DACレジスタにロードされているコードによって0~VREFになります。選択したDACレジスタには、3線式インターフェースを介して書込みが行われます。シリアル・インターフェースは、最大30MHzのクロック・レートで動作し、DSPおよびマイクロコントローラ・インターフェースの標準に適合しています。

本デバイスは、AVCC=4.75~5.25V、DVCC=2.7~5.25V、V-=-4.75~-5.25V、V+=+4.75~+5.25V、VPP=210Vで動作します。REF_INには安定したリファレンスが必要です。REF_INには、AD5535上で内部バッファが行われます。

製品ハイライト

  1. 1パッケージに32ビット、14ビットDACを搭載。高電圧アンプを内蔵し、単調性を保証。
  2. ボディサイズが15mm×15mmのCSPBGAパッケージを採用。

アプリケーション

  • 光マイクロエレクトロメカニカル・システム(MEMS)
  • 光クロスポイント・スイッチ
  • ピエゾ素子を用いた精密位置決めアプリケーション
  • 自動車のテスト / 測定におけるレベル設定

製品ライフサイクル icon-not-recommended 最終販売

このファミリーの全製品について製造中止が予定されています。製品の最終購入をご検討の場合は、弊社営業担当、あるいは販売代理店にお問い合わせください。また、「製造中止情報」 をご覧いただき、最終受注期限および最終引き受け納期をご確認ください。

評価キット (1)

ツールおよびシミュレーション

LTspice

LTspice®は、無料で提供される強力で高速な回路シミュレータと回路図入力、波形ビューワに改善を加え、アナログ回路のシミュレーションを容易にするためのモデルを搭載しています。

 

LTspice

下記製品はLTspiceで使用することが出来ます。:

AD5535BOPAMP

Precision DAC Error Budget Tool

Precision DAC Error Budget Toolは、高精度DACシグナル・チェーンのDC精度を計算するウェブ・アプリケーションです。これは、シグナル・チェーン全体で静的誤差がどの程度累積するかを示すもので、これにより設計のトレードオフを手早く評価できます。計算には、電圧リファレンス、オペアンプ、および高精度DACが生成するDC誤差が含まれます。

Precision DAC Error Budget Tool