MAX5953D

パワーMOSFET内蔵、IEEE 802.3af PDインタフェースおよびPWMコントローラ

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

Viewing:

製品情報

  • 受電側機器インタフェース
    • IEEE 802.3af準拠のPDインタフェースを完全集積
    • PD検出およびプログラマブルな分類シグネチャ
    • 検出中に10µAを下回るリーク電流オフセット
    • 分離および突入電流制限用のMOSFET内蔵
    • ゲート出力によって内蔵の分離用MOSFETを外部制御可能
    • プログラマブルな突入電流の制御
    • プログラマブルな低電圧ロックアウト(MAX5953A/MAX5953C)
  • DC-DCコンバータ
    • クランプ付き、2スイッチ、パワーICによって高効率を実現
    • 出力電力が最大15Wの高電圧0.4ΩのパワーMOSFET内蔵
    • 自動高電圧電源ターンオフ付きバイアス電圧レギュレータ
    • 広い入力電圧範囲:11V~76V
    • フィードフォワード電圧モード制御によって高速入力過渡除去を実現
    • プログラマブルな低電圧ロックアウト
    • 温度過昇シャットダウン
    • プログラマブルな障害機能集積化によって無限短絡保護
    • 2次側同期整流用ルックアヘッド信号内蔵
    • 同期整流によって90%を超える効率を実現
    • 最高500kHzのスイッチング周波数
  • 大電力(2.22W)、放熱特性を高めた鉛フリーTQFN (7mm x 7mm)パッケージ

MAX5953A/MAX5953B/MAX5953C/MAX5953Dは、IEEE® 802.3af規格に準拠してPower over Ethernet (PoE)システムの受電側機器(PD)用の総合電源ICソリューションを集積化しています。MAX5953A/MAX5953B/MAX5953C/MAX5953Dは、PDに検出シグネチャ、分類シグネチャ、およびプログラマブルな突入電流制御機能を持つ内蔵の切断スイッチを提供します。また、これらのデバイスは、2スイッチ電圧クランプ付きDC-DCコンバータ構成に接続された2個のパワーMOSFETを備える電圧モードPWMコントローラも内蔵しています。

内蔵のMOSFETは、検出および分類時にPDの切断を行います。すべてのデバイスは、検出時に10µAを下回るリーク電流オフセットを保証します。プログラマブルな電流制限によって、電源投入時の大突入電流が排除されます。これらのデバイスは大きいヒステリシスを持つパワーモード低電圧ロックアウト(UVLO)と長いデグリッチ時間を備え、ツイストペアケーブルの抵抗降下を補償し、検出、分類、およびパワーオン/オフフェーズ間の移行を障害なく実現します。MAX5953A/MAX5953Cは802.3af規格に準拠したデフォルト値を持つ調整可能なUVLOスレッショルドを備え、またMAX5953B/MAX5953Dは802.3afより以前の一部のレガシ給電機器(PSE)デバイス準拠の下限および固定UVLOスレッショルドを備えています。

DC-DCコンバータは、11V~76Vの広い入力電圧範囲と最大15Wの出力電力で、フォワード構成またはフライバック構成のいずれかで動作可能です。電圧クランプ付き電源トポロジによって、蓄積された磁化およびリーク誘導性エネルギーの完全リカバリが可能になり、効率と信頼性が向上しています。ハイサイドMOSFETを使用すると、コントローラをバック(降圧)コンバータとして構成することができます。2次側の同期整流器を駆動するルックアヘッド(先読み)信号によって、効率を向上することができます。多様な保護機能は、UVLO、温度過昇シャットダウン、およびヒカップ電流制限による短絡保護などから構成され、性能および信頼性が向上します。最高500kHzまでの動作によって、外付け磁性部品とコンデンサを小型化することができます。

MAX5953A/MAX5953B/MAX5953C/MAX5953Dは、大電力(2.22W)で、放熱特性を高めたTQFN (7mm x 7mm)パッケージで提供されます。

アプリケーション

  • コンピュータテレフォニ
  • IEEE 802.3af受電機器
  • インターネット機器
  • IP電話
  • セキュリティカメラ
  • 無線アクセスノード

MAX5953D
パワーMOSFET内蔵、IEEE 802.3af PDインタフェースおよびPWMコントローラ
MAX5953A、MAX5953B、MAX5953C、MAX5953D:標準動作回路
myAnalogに追加

myAnalogの製品セクション(通知受け取り)、既存/新規プロジェクトに製品を追加する。

新規プロジェクトを作成
質問する
サポート

アナログ・デバイセズのサポート・ページはアナログ・デバイセズへのあらゆるご質問にお答えするワンストップ・ポータルです。


ドキュメント

さらに詳しく
myAnalogに追加

myAnalogのリソース・セクション、既存/新規プロジェクトにメディアを追加する。

新規プロジェクトを作成

ソフトウェア・リソース

必要なソフトウェア/ドライバが見つかりませんか?

ドライバ/ソフトウェアをリクエスト

ツールおよびシミュレーション

最新のディスカッション

MAX5953Dに関するディスカッションはまだありません。意見を投稿しますか?

EngineerZone®でディスカッションを始める

最近表示した製品