ADL5513

新規設計に推奨

ログ検出器/コントローラ、1MHz~4GHz、80dB

利用上の注意

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なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

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製品情報

  • 広帯域幅:1MHz~4GHz
  • 80dBのダイナミック・レンジ(±3dB)
  • 周波数全域にわたって一定のダイナミックレンジ
  • -40~+125℃の温度範囲にわたって安定動作0.5dB
  • 動作温度範囲:-40℃~+125℃
  • 感度:-70dBm
  • ローノイズ計測/コントローラ出力(VOUT
  • パルス応答時間:21ns/20ns(立下り/立ち上がり)
  • 単電源動作:2.7V~5.5V@31mA
  • パワーダウン機能:1mW@5V
  • 小型フットプリントLFCSP
  • 高速SiGe製造プロセスを採用

ADL5513は、復調用ログアンプで、RF入力信号を対応するデシベル・スケールの出力に正確に変換します。この製品は、各段に検出セルを備えたアンプをカスケード接続し、全体で斬新的な圧縮技術を採用しています。AD5513は、計測モード、制御モードのどちらでも使うことができます。AD5513は、最大4GHzの信号まで、正確にログ変換の一致を維持します。入力のダイナミックレンジは標準80dB(50Ωに対して)で、±3dB以下の誤差、74dBの場合は±1dB以下の誤差となります。このダイナミックレンジは、4GHzの周波数全体に渡って、ほぼ一定を保ちます。ADL5513の応答時間は20nsで、50MHz以上のパルス・レートまでのRFバースト検出が可能です。このデバイスは、周囲温度に対して優れたログ・インターセプト安定性を持っています。デバイスの電源としては、2.7V~5.5Vの電源電圧を必要とします。消費電流は31mAで、デバイスをディスエーブルすると、200μmA以下に減少します。

ADL5513は、パワーアンプへの制御電圧を供給する構成、あるいはVOUTピンから計測値を出力する構成ができます。出力をコントローラ・アプリケーションとして使用できるようにするためには、広帯域幅ノイズを最小限にすることに特に注意が必要です。このモードでは、VSETピンにセットポイント制御電圧が印加されます。RFアンプを通したフィードバック・ループはVOUTを経由してクロースドされます。この出力はアンプの出力を、VSETに対応する大きさに制御します。ADL5513は、VOUTピンに0V~(VPOS-0.1)Vを出力する能力があり、コントローラ・アプリケーションに最適となっています。計測用デバイスとしては、VOUTをVSETに外部で接続し、出力電圧VOUTは、RF入力信号の振幅に伴ってデシベル・リニアーな特性で増加します。

ログ・スロープは21mV/dBで、VSETインターフェースによって決定されます。インターセプトは、INHI入力を用いて、-88dBm(50Ωに対して、900MHzの連続した波形入力)となります。これらのパラメータは、供給電源や温度の変動に対して、非常に安定しています。

ADL5513は、SiGeバイポーラICプロセスで製造され、3mm×3mmの16ピンLFCSPパッケージを採用し、動作温度範囲は-40℃~+125℃です。全部品実装済みの評価ボードも提供しております。

アプリケーション

  • RFトランスミッタ・パワー・アンプ・直線化とゲイン/パワー制御
  • 無線リンク・トランスミッタのパワーモニター
  • 基地局、WLAN、WiMAX、レーダーでのRSSI計測

ADL5513
ログ検出器/コントローラ、1MHz~4GHz、80dB
ADL5513-fbL ADL5513 Pin Configuration
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ADIsimRF

ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。

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ADIsimPLL™

ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。

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Sパラメータ 1


評価用キット

EVAL-ADL5513

ADL5513 Evaluation Board

製品詳細

ADL5513-EVALZ is a fully populated, 4-layer, FR4-based evaluation board. For normal operation, it requires a 5 V/50 mA power supply. The power supply should be connected to the test loops labeled VPOS and GND. The RF input signal is applied through the SMA connector labeled RFIN. The output signal is accessible through the SMA connector labeled VOUT. The temperature adjust node is connected through a test loop mounted on the circuit board. Optionally a voltage divider powered by VPOS can be constructed using resistors, R8 and R9. The circuit board can also accommodate a 26 pin header through which the power supply, ground, temperature adjust node and output signal pins are accessible. The circuit board ships without this header installed.

EVAL-ADL5513
ADL5513 Evaluation Board

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