DS28S60

新規設計に推奨

DeepCover暗号コプロセッサ、ChipDNA内蔵

DS28S60はエンベデッド、コネクテッド製品用の完全なセキュリティの実装を促進

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • NIST準拠のハードウェアベースの暗号を備えたセキュアコプロセッサ
    • FIPS-180 SHA-256 MACおよびFIPS-198 HMACハッシュ
    • FIPS-197 AES-128 (GCM対応)
    • FIPS-186 ECDSA-P256楕円曲線デジタル署名/検証
    • SP800-56A ECDHE-P256鍵交換
    • SP800-90B準拠TRNG
  • 堅牢な対策によってセキュリティ攻撃に対する保護を提供
    • ChipDNAで作成した鍵による暗号によって全保存データを保護
    • アクティブ監視ダイシールドによる侵入の試みの検出および対応
  • エンドアプリケーションへの容易な統合によって迅速な市場投入までの時間を実現
    • 固定機能のコマンドセット、デバイスレベルのファームウェア不要
    • CソースのデモによってSW開発の例を提供
    • セキュア鍵、証明書、およびデータストレージ用の3.6KBのフラッシュアレイ
  • ホストマイクロコントローラ通信用の高速インタフェース
    • 20MHz SPI (モード0またはモード3動作)
  • 補助機能によってエンドアプリケーションへの容易な統合を実現
    • 固有かつ変更不可の出荷時-設定される、64ビット識別番号(ROM ID)
    • 低電力動作
      • 100nA (パワーダウンモード)
      • 0.35mA (アイドル時)
    • 12ピンTDFN (3mm × 3mm)
  • -40℃~+105℃、1.62V~3.63V

DS28S60 DeepCover®暗号コプロセッサは、エンベデッドシステムへの容易な内蔵が可能で、情報の機密性、認証、および完全性を実現します。DS28S60は固定のコマンドセットを備え、デバイスレベルのファームウェア開発が不要なため、IoT機器用の完全なセキュリティの実装を迅速かつ容易にします。デバイスとの通信は、業界標準のSPIスレーブインタフェースを使用して最大20Mbpsで行われ、ハードウェアベースの暗号ブロックを利用した包括的なセキュリティツールボックスを提供する簡素なコマンドセットを備えます。SPIで接続されたホストコントローラに対するコプロセッサとして、コマンド機能にはECDSA-P256署名と検証、SHA-256ベースのデジタル署名、AES-128パケット暗号化/復号、セッション鍵生成用のECDHE鍵交換、および高品質乱数へのアクセスが含まれます。NIST SP800-90B準拠の真の乱数発生器(TRNG)が内蔵され、チップ上の暗号演算に使用されるとともに、必要に応じてランダムデータおよびノンスをホストコントローラに提供します。3.6KBのセキュアフラッシュメモリによって、シークレット、証明書、パブリック鍵(公開鍵)/プライベート鍵、およびアプリケーション固有の機密データ用の不揮発性ストレージに対応します。

DS28S60はマキシムの特許取得済みChipDNA物理的複製防止機能(PUF)を内蔵し、セキュリティ攻撃に対する最高の保護を備えたコスト効率の良いソリューションを提供します。ウェハ製造時に自然に発生する半導体デバイス特性のランダムな変動を使用して、ChipDNA回路は時間、温度、および動作電圧にわたって再現性のある固有の出力値を生成します。ChipDNA動作のプロービングまたは観測を試みると基底の回路特性が変化するため、チップの'暗号関数によって使用される固有値の発見が防止されます。ChipDNA出力は、デバイスの全保存データのセキュリティを暗号によって確保するための鍵の内容として利用されます。

アプリケーション

  • エンドポイント認証
  • エンドツーエンドの暗号化
  • モノのインターネット(IoT)機器のセキュリティ
  • 鍵の管理および交換
  • 偽造製品の防止

DS28S60
DeepCover暗号コプロセッサ、ChipDNA内蔵
DS28S60:簡易ブロックダイアグラム
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ソフトウェア・リソース

DS28S60 Jupyter Notebook Code Examples

DS28S60 Jupyter Notebook ZIP file to be used with the DS28S60 Based Bidirectional Authentication Example Using Jupyter Notebook Application Note and DS28S60 Usage Video.


ツールおよびシミュレーション

ソフトウェア開発 1

DeepCover® Security Lab

ツールを開く

評価用キット

eval board
DS28S60EVKIT

DS28S60の評価キット

機能と利点

  • DeepCover®セキュアコプロセッサのDS28S60の機能を実証
  • DS28S60に対するファームウェア設計者の理解を深めるためにSPI通信をログに記録
  • SPI/1-Wire/I2C USBアダプタによって任意のPC上に仮想COMポートを作成
  • USB 2.0規格に完全準拠
  • ソフトウェアはWindows 10、Windows 8、およびWindows 7の64ビットおよび32ビットの両方のバージョンで動作
  • 動作電圧:3.3V ±3%
  • 便利なボード上のテストポイント、TDFNソケット
  • 評価ソフトウェアはご請求に応じて提供

製品詳細

DS28S60の評価システム(EVシステム)は、DS28S60の機能を実行するために必要なハードウェアおよびソフトウェアを提供します。このEVシステムは、12ピンTDFNパッケージに封止された5つのDS28S60Q+デバイス、評価用TDFNソケットボードのDS9121EQ+、およびUSB-I2C/SPI/1-Wire®アダプタのDS9482P#で構成されます。評価ソフトウェアは、Windows® 10、Windows 8、およびWindows 7オペレーティングシステムの、64ビットおよび32ビットの両方のバージョンで動作します。このソフトウェアは、DS28S60の機能を実行するための便利なユーザーインタフェースを提供します。

アプリケーション

  • エンドポイント認証
  • エンドツーエンドの暗号化
  • モノのインターネット(IoT)機器のセキュリティ
  • 鍵の管理および交換
  • 偽造製品の防止

DS28S60EVKIT
DS28S60の評価キット
DS28S60EVKIT:ボード写真

リファレンス・デザイン

MAXREFDES9001: Secured IoT LoRa Sensor Nodes using the DS28S60 and Google Cloud
MAXREFDES9001 Circuits from the Lab®

Secured IoT LoRa Sensor Nodes using the DS28S60 and Amazon Web Services (AWS)

機能と利点

  • DS28S60 ChipDNA technology protects private and secret keys against invasive attacks.
  • DS28S60 provides end-to-end security using hardware-based ECDSA authentication, ECDH key exchange, and AES-GCM authenticated encryption.
  • Complete low-power sensor node board design
  • Sample LoRaWAN gateway implementation based on Raspberry Pi
  • Sample cloud application implemented in AWS infrastructure highlighting end-to-end security with the sensor board’s DS28S60 including ECDH key exchange, and AES-GCM secure communication.
  • Source code
  • Peripheral module-compatible sensor expansion port
  • Raspberry Pi enables portable LoRaWAN gateway deployment.
MAXREFDES9001
Secured IoT LoRa Sensor Nodes using the DS28S60 and Amazon Web Services (AWS)
MAXREFDES9001: Secured IoT LoRa Sensor Nodes using the DS28S60 and Google Cloud

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