LTspice IV: 指定した帯域幅でノイズを積分するには

LTspice IVでは、回路の.noise解析を実行して、出力ノイズ、入力ノイズ、もしくは抵抗、ダイオード、またはトランジスタのようなノイズを発生する任意の部品について1Hz帯域幅のノイズ電圧密度(V/√Hz)を簡単にプロットできます。その他に、.noise解析では、選択した帯域幅でノイズを積分することも簡単に行えます。

LTspice IV: Integrating Noise Over a Bandwidth

 

この機能を使用するには、波形ビューワでCtrlキーを押しながらデータ・トレース・ラベルV(noise)をクリックします。.noise指令で指定した帯域幅に基づいて全RMSノイズが表示されます。

noise指令で指定した帯域幅でなく、ある限られた帯域幅での全ノイズを計算したい場合、横軸をクリックして波形ビューワの左端(下限)と右端(上限)の周波数を変更できます。目的の帯域幅を示す波形が得られたら、Ctrlキーを押しながらデータ・トレース・ラベルをクリックすると、目的の帯域幅に基づく全RMSノイズが表示されます。

 

もう1つの方法として、特定の帯域幅の全ノイズを計算する.measure文を回路図に追加し、それぞれのシミュレーション後にLTspiceのエラー・ログ(Ctrl + L)に結果を表示することもできます(.measure文の使い方の詳細については、LTspiceのヘルプ(F1)をご覧ください)。

LTspice IV: Integrating Noise Over a Bandwidth

Gabino-Alonso

Gabino Alonso

Gabino Alonsoは、アナログ・デバイセズのPower by LinearTMグループで戦略的マーケティング・ディレクターを務めています。アナログ・デバイセズに入社する前は、Linear Technology(現在はアナログ・デバイセズに統合)、Texas Instruments、カリフォルニア・ポリテクニック州立大学で、マーケティング、エンジニアリング、オペレーション、教育など、多岐にわたる業務に従事していました。カリフォルニア大学サンタバーバラ校で電気工学とコンピュータ工学の修士号を取得しています。