電源回路の構成／デバッグ用のソフトウェア・ツール「LTpowerPlay」

2018年10月09日

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アナログ・デバイセズのパワー・システム・マネージメント（PSM）ICは、電源システムの集積度、精度、信頼性を高めるためのものです。PMBus/SMBus/I²Cの各デジタル・インターフェースを介した制御、テレメトリ、ブラックボックス型の故障記録といった機能をDC/DCコンバータに追加することで、それらを実現します。PSM ICには、「LTpowerPlay^®」というGUIベースのツールが付属しています。これを使えば、電源システムの構成と性能の測定をソフトウェア・ベースで実施できます。複雑なボード上での作業について迅速なナビゲートが得られ、トラブルシューティングが容易になるため、製品を市場に投入するまでの時間が短縮されます。電源回路の中で問題のある個所をピンポイントで特定し、迅速かつ容易にトラブルを解消可能です。複数の電源レールを備えた電源システムの構成とトラブルシューティングも、このビジュアル開発環境を使用すれば容易に実施できます。FPGAやASIC、DSPを含む電源レール数の多いシステムを、ボードの安全な立ち上げを実現しつつ、容易に設計可能です。また、電源電圧のトリミング精度は最高0.25%です。既存の回路にPSM ICを追加することにより、プロセッサのパフォーマンスを高め、ボードの消費電力をきめ細かく最適化することができます。コードは一切記述する必要はなく、一度構成を実施すれば自律的に動作します。PSM IC向けのスターター・キット「DC1962C-KIT」をぜひお試しください。