製品概要

機能と利点

  • 10BASE-Tから10BASE-T1Lへのメディアコンバータ
  • IEEE 802.3cg互換のSPoE PSEコントローラ
  • APLデバイス用電源
  • USB COMポート経由のシステムレベル診断

製品概要

DEMO-ADIN1100D2Zは、標準の10BASE-T RJ45イーサネット・ポートと10BASE-T1Lデバイス間の接続を提供するメディア・コンバータ・ボードです。

DEMO-ADIN1100D2Zには電源供給装置(PSE)コントローラが含まれており、接続された10BASE-T1Lまたは高度物理層(APL)デバイスに電力を供給できます。本PSEコントローラは、Power over Data Line(PoDL)/シングルペアPower over Ethernet(SPoE)電力クラス10、クラス11、クラス12、クラス13、クラス14、クラス15、およびAPL電力クラスA、クラスC、クラス3用に構成可能です。

ボードには、選択した電力クラスに応じた出力電圧と最大出力電流を備えた外部DC電源が必要です。電力クラスのサブセット(クラス10、APL A、およびAPL C)の場合、本ボードはUSBホストから電力を供給することもできます。

最高出力のクラス15およびAPL 3で使用する場合、ボードに若干の変更と外部の電力結合インダクタが必要です。

DEMO-ADIN1100D2Zはスイッチとジャンパのセットで構成可能で、LEDにステータスを表示する自律デバイスとして使用できます。

DEMO-ADIN1100D2ZはUSB経由でホストPCに接続することもできます。その後、PC上のシリアル・ターミナル・ソフトウェアで、USB COMポート・インターフェースを介して交換される一連の簡単なテキスト・コマンドとメッセージを使用して、10BASE-T1Lリンク・ステータス、電源ステータス、および診断情報にアクセスできるようになります。

はじめに

必要な装置

  • 10BASE-T1Lデータ専用デバイス、SPoE PDデバイス、またはAPL電源デバイス
  • 10BASE-T1L互換、シングル・ペア・ケーブル(コネクタに適合する最大1.5mm2/AWG 16)
  • 10BASE-T全二重対応の標準RJ45イーサネットポートを備えたホストデバイス
  • 電力クラスに応じた出力電圧と電流を備えたDC電源

ソフトウェア(オプション)

  • 選択したホスト用のFTDI USB仮想COMポート ドライバー
  • シリアルCOMポート端末ソフトウェア