SSM2804
製造中止オーディオ・サブシステム、クラスDスピーカとキャップレス・ヘッドフォン用ドライバ内蔵
製品の詳細
- 3つのシングルエンド・ステレオ・オーディオ入力(オプションで差動モード)
- ステレオ、1.4W、ΣΔ変調内蔵のフィルタ・レス、クラスDアンプ
- 受信経路にバイパス・スイッチを内蔵
- 真のグランド・センタ・クラスG技術を使った高性能キャップレス・ヘッドフォン出力に構成可能
- オプションで、ハードワイア・ベースのヘッドフォン・レベル・リミッタ
- I2C制御インターフェース、
--ボリューム制御、
--柔軟な入力 / 出力のミキシング、
--EMI放射制御、
--自動レベル制御(ALC)、
--調整可能なヘッドフォン・レベル・リミッタ - 低いシャットダウン時電流
- 短絡保護と過熱保護機能
- ポップ・アンド・クリック抑圧機能
- 30ボール(2.5mm×3.0mm)WLCSPパッケージを採用
SSM2804は、携帯電話やポータブル・マルチメディア・デバイス向けに特別に設計されたオーディオ・サブシステムです。この非常に柔軟なサブシステムは3つの入力チャンネルがあり、マルチ・メディア・オーディオ・ソースのためのシングルエンド・ステレオまたはモノラル差動として構成することができます。
入力の各セットは、2線のI2Cインターフェースで別々に校正可能となっており、校正ゲインは0.1dBステップで30dB範囲にわたっていることを特長としています。また、入力チャンネルの各セットは可変入力インピーダンスのPGAモードまたは固定入力インピーダンスのブースト・モードのどちらかを選べる機能を提供します。入力信号はミックスされ、所望の出力セットに送り出されます。この構成は2線のI2C制御インターフェースを使って設定します。
SSM2804は3種の選択可能な出力モードを備えています。
最初の出力モードはステレオ・クラスDのスピーカ・ドライバで、8Ωのブリッジ結合負荷(BTL)に、5V電源時1%のTHD+Nで、2×1.4Wの連続パワーを供給することができます。このクラスDアンプは、バッテリの寿命を増しEMI性能を改善するために設計された3レベルのΣΔ変調を採用しています。クラスDアンプは、+12dB~-63dBのゲイン範囲(31ステップ)で、I2Cを介して調整可能なボリューム制御を提供します。
2番目の出力モードは、高性能なヘッドフォン・ドライバのペアで、ステレオ32Ωのシングルエンド負荷に対して、1%のTHD+Nで、チャンネルあたり20mWを供給することができます。ステレオ・ヘッドフォン・ドライバは、高効率、グランド・センターのクラスGアーキテクチャを使っています。ヘッドフォン出力は、0dB~-75dBのゲイン範囲(32ステップ)で、I2Cを介して調整可能なボリューム制御を提供します。3番目の出力モードは、オーディオ・ベースバンドからの音声信号をパスさせるための内蔵された受信経路のバイパス・スイッチです。
SSM2804は工業温度範囲(-40~+85℃)で仕様規定されています。また、サーマル・シャットダウン機能と出力短絡保護が内蔵されています。SSM2804は、2.5mm×3.0mmの30ボールのウェハー・レベル・チップ・スケール・パッケージ(WLCSP)をパッケージ採用しています。
アプリケーション
- 携帯電話
- ポータブル・メディア・デバイス
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。