MAX5856A
デュアル8ビット、4x/2x/1x補間フィルタおよびPLL付き、300Msps DAC
製品情報
- 8ビット分解能のデュアルDAC
- データ更新速度:300Msps
- 4x/2x/1xの補間フィルタ内蔵
- PLLマルチプライヤ内蔵
- 単一電源:2.7V~3.3V
- 2.7V電源でフル出力スイング/ダイナミック性能
- 優れたダイナミック性能:68dBc SFDR (fOUT = 20MHzの場合)
- プログラマブルなチャネル利得マッチング
- 1.24Vの低ノイズバンドギャップリファレンス内蔵
- 単一抵抗による利得制御
- インタリーブデータモード
- 差動クロック入力モード
- 評価キットを提供(MAX5858AEVKIT)
MAX5856Aは、デュアル、8ビット、300Msps、ディジタル-アナログコンバータ(DAC)で、広帯域通信システムにおいて優れたダイナミック性能を発揮します。MAX5856Aは、2つの8ビットDACコア、4x/2x/1xにプログラマブルなディジタル補間フィルタ、フェーズロックループ(PLL)クロックマルチプライヤ、および1.24Vのリファレンスを内蔵しています。MAX5856Aは、シングルエンドおよび差動動作モードをサポートしています。MAX5856Aのダイナミック性能は、2.7V~3.3Vの全電源動作範囲で維持されます。アナログ出力は、-1.0V~+1.25Vのコンプライアンス電圧をサポートしています。
4x/2x/1xのプログラマブルな補間フィルタは、優れた通過帯域歪みおよびノイズ性能を備えています。補間フィルタによって、アナログ再生フィルタの設計の複雑性が最低限に抑制され、またディジタルインタフェースのデータバスおよびクロック速度が低下します。PLLマルチプライヤは補間フィルタ動作とDACコア変換用のすべての内部同期高速クロック信号を生成します。PLLを内蔵しているため、システムの複雑性が最低限になりコストが低減します。I/Oピン数を削減するために、このDACはインタリーブデータモードで動作することもできます。このため、MAX5856Aは8ビットの単一バスでデータ更新することができます。
MAX5856Aは、0.05dBの16段階で、チャネル利得マッチングを±0.4dB以内にディジタル制御する機能を備えています。アナログ直交変調アプリケーションでは、チャネルマッチングによって側波帯抑制能力が向上します。1.24Vの内蔵バンドギャップリファレンスには制御用アンプが搭載され、このアンプによって1個の抵抗によって両チャネルを外部からフルスケール調整することができます。内部リファレンスをディセーブルして、外部リファレンスを高精度アプリケーション用に使用することができます。
MAX5856Aは2mA~20mAのフルスケール電流出力を備え、2.7V~3.3Vの単一電源で動作します。このDACは、標準、低電力スタンバイ、および完全パワーダウンの3種類の電源制御動作モードをサポートしています。パワーダウンモード時には、動作電流は1µAまで低減します。
MAX5856Aは放熱性を向上するエクスポーズドパッド(EP)付き48ピンTQFPパッケージで提供され、-40℃~+85℃の拡張動作温度範囲での動作が保証されています。
アプリケーション
- 通信
- ダイレクトデジタル合成(DDS)
- 計測/ATE
- ポイント間マイクロ波リンク
- SatCom、LMDS、MMDS、HFC、DSL、WLAN
- ワイヤレス基地局
ドキュメント
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