MAX22204

新規設計に推奨

電流検出と128マイクロステップ・インデクサを内蔵した65V、3.8Aステッパ・モータ・ドライバ

業界最小の65Vステッパソリューション、マイクロステッピング内蔵

利用上の注意

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製品情報

  • +65V電圧定格の2つのHブリッジ
    • 総Rdson(ハイサイド + ローサイド):300mΩ(typ、TA = 25℃)
  • Hブリッジ当りの電流定格(typ、TA = 25℃):
    • IMAX = 3.8AMAX (容量性負荷駆動時のインパルス電流)
    • IFS(MAX) = 2.8A(内部電流駆動安定化の最大フルスケール電流設定)
    • IRMS = 2ARMS(相当り、TA = 25℃、VM = +24V)
  • 電流制御内蔵
    • 外付け抵抗で設定可能なフルスケールDAC電流
    • 1つのロジック入力(TRQ)によってトルクを2つのレベル間で迅速に変更可能
    • 内部電流検出(ICS)によって大型の外付け抵抗が不要、効率を向上
    • 128マイクロステップ・インデクサによる制御を内蔵
      • STEP/DIRインターフェース
      • マイクロステッピング用のDACとシーケンサを内蔵
    • 複数の減衰モード(低速、混合、適応型)
    • 外付け抵抗で設定可能な固定オフ時間
  • 電流検出出力(ISENA、ISENB)電流モニタ
  • フォルト・インジケータ・ピン(FAULT
  • 保護機能
    • 個々のチャンネルの過電流保護(OCP)
    • 低電圧ロックアウト(UVLO)
    • サーマル・シャットダウン(TSD):TJ = 155℃
  • TQFN38パッケージ(5mm × 7mm)およびTSSOP38パッケージ(9.7mm × 4.4mm)で提供

MAX22204は2相ステッパ・モータ・ドライバです。このデバイスは2つの65V、3.8AMAX Hブリッジを内蔵しています。HブリッジFETは非常に低インピーダンスであるため、駆動効率が高く、発熱を最小限に抑えられます。総RON(ハイサイド + ローサイド)は0.3Ω(typ)です。MAX22204は、高精度の電流駆動安定化回路と、STEP/DIRインターフェースによって制御される128マイクロステップのインデクサを備えています。高いマイクロステップ分解能と高度な制御技術により、スムーズで静かな動作を確保します。

2つのローサイドFETに流れ込む電流は、電力を消費しない内蔵電流検出回路(ICS)によって検出され、所望のステップ閾値電流と比較されます。ブリッジ電流が閾値(ITRIP)を上回ると、デバイスは固定オフ時間(tOFF)にわたって強制的に減衰を行います。

無損失ICSでは、通常はこの機能用に必要となる大型の外付けパワー抵抗が不要で、外付け検出抵抗に基づく主流のアプリケーションと比較してスペースと電力の大幅な節約につながります。内部で検出されたブリッジ電流に比例する電流が、ISENAおよびISENBピンに出力されます。これらのピンに外付け抵抗を接続することによって、ブリッジ電流に比例する電圧が生成されます。これらは診断目的に使用できます。

Hブリッジ当りの最大出力電流はIMAX = 3.8AMAXで、過電流保護(OCP)によって制限されます。放熱を考慮した適切なPCBグランド・プレーンを使用した場合、このデバイスはVM = +24VおよびTA = 25℃で相当り最大2ARMSを供給します。電流能力は、PCBの熱特性(PCBグランド・プレーン、ヒートシンク、換気など)によって変化します。Hブリッジ当りの最大フルスケール電流はIFS = 2.8Aで、REFピンとGNDの間に接続する外付け抵抗によって設定できます。この電流は、内蔵の駆動安定化回路の最大電流設定として定義されます。

1つのロジック入力(TRQ)によって電流設定を2つの異なる値の間で迅速に変更することが可能で、高速トルク制御を実現できます。

MAX22204は、過電流保護(OCP)、サーマル・シャットダウン(TSD)、および低電圧ロックアウト(UVLO)を備えています。オープンドレインのFAULTピンは、障害状態が検出されるたびにアクティブ化されます。サーマル・シャットダウン時および低電圧ロックアウト時には、正常な動作状態が回復するまでドライバはディスエーブルされます。

MAX22204は小型TQFN38パッケージ(5mm × 7mm)およびTSSOP38パッケージ(9.7mm × 4.4mm)で提供されます。

アプリケーション

  • ステッパモータードライバ

MAX22204
電流検出と128マイクロステップ・インデクサを内蔵した65V、3.8Aステッパ・モータ・ドライバ
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評価用キット

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MAX22204EVKIT

MAX22204の評価用キット

機能と利点

  • MAX22204ステッパ・モータ・ドライバの簡便な評価
  • ボード上のMCUとGUIによるMAX22204の駆動と設定
    • 設定可能な目標速度
    • 設定可能な加速プロファイル
    • 設定可能なマイクロステップ・モードと減衰モード
    • モータ・コイル電流の報告
    • 設定可能なフルスケール電流
  • ボード上の+3.3VレギュレータによりMAX22204のI/Oに給電
  • 有孔ボードとヘッダによりMAX22204回路の分離が可能
  • Windows 7®/8®/10®対応ソフトウェア
  • 完全実装および試験済み
  • 実証済みPCBレイアウト

製品詳細

MAX22204の評価用キット(EVキット)は、+65V、3.8A (ピーク) 2相ステッパ・モータ・ドライバを評価するための実証済みデザインを提供します。このEVキットは1つのステッパ・モータの駆動が可能で、MAX22204の入力の駆動および動作モードの設定のためにボード上のマイクロコントローラ(MCU)とGUIを提供します。マイクロステップ・モード、減衰モード、目標速度、および加速度もGUIを使用して設定できます。

アプリケーション

  • ステッパモータードライバ

MAX22204EVKIT
MAX22204の評価用キット
MAX22204EVKIT:ボード写真

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