MAX1969

MAX1968/MAX1969は、ペルチェ熱電クーラ(TEC)モジュール用の、高集積、高コスト効率、高効率のスイッチモードドライバです。両デバイスは直流制御によりTECの電流サージを排除します。また、FETを内蔵しているので外付け部品を最低限に抑え、高効率を実現します。さらに、500kHz/1MHzのスイッチング周波数と独自のリップル除去方式によって、部品のサイズとノイズを低減します。

MAX1968は単一電源で動作し、2個の同期バックレギュレータの出力間でTECにバイアスをかけて、バイポーラ±3A出力を供給します。バイポーラ動作により、低負荷電流で｢デッドゾーン｣などの非直線性なしに温度を制御することができます。この構成により、少量の加熱や冷却が必要な自然動作ポイントに設定ポイントが近接しても、制御システムはハンチングを起こしません。アナログ制御信号は、TEC電流を高精度で設定します。MAX1969は、最大6Aのユニポーラ出力を供給します。また、個別に設定された加熱/冷却電流用の制限値で、TEC電圧/電流用の制限値を設定して、信頼性が最適化されます。アナログ出力は、TEC電流も監視します。

MAX1968/MAX1969は28ピン薄型TSSOP-EPパッケージで提供され、-40℃～+85℃の温度範囲での動作が保証されています。放熱メタルパッド付熱強化TSSOP-EPパッケージのため、動作ジャンクション温度が非常に低く抑えられます。設計時間短縮のために､評価キットも提供されます。

アプリケーション

• 自動試験装置(ATE)
• バイオ技術研究設備
• EDFA光アンプ
• 光ファイバネットワーク機器
• 光ファイバレーザモジュール
• テレコムファイバインタフェース
• WDM、DWDMレーザダイオード温度制御