MAX17088
TFT LCD用、高電圧レベルシフタ内蔵、内部スイッチブーストレギュレータ
低コストで高効率を提供するGOA LCDノートブックパネル用高集積PMIC
製品情報
- IN電源電圧範囲:1.8V~5.5V
- VDD入力電圧範囲:1.8V~4.0V
- 1.2MHzの電流モードステップアップレギュレータ
- 高速過渡応答
- 高精度出力電圧(1.5%)
- 20V、1.9A、150mΩのMOSFET内蔵
- 高効率:85%以上
- ディジタルソフトスタート
- 高速(20MHz)オペアンプ
- 出力電流:±150mA
- スルーレート:40V/µs
- スキャンロジックを備えた高電圧ドライバ
- 出力:+45V~-25V
- 出力チャージシェアリング
- 設定可能なVCOMキャリブレータ
- 7ビットの調整が可能な電流シンク出力
- I²Cインタフェース
- MTP調整メモリ
- 熱過負荷保護
MAX17088は、高性能ステップアップレギュレータ、高速オペアンプ、不揮発性メモリを備えたディジタル調整可能なVCOM較正デバイス、I²Cインタフェース、および高電圧レベルシフトスキャンドライバを内蔵しています。このデバイスは、薄膜トランジスタ(TFT)液晶ディスプレイ(LCD)アプリケーション用に最適化されています。MAX17088はMAX8798の後継デバイスです。
ステップアップDC-DCコンバータは、パネルソースドライバICに安定化電源電圧を供給します。このコンバータは、20VのnチャネルパワーMOSFETを内蔵する1.2MHzの電流モードレギュレータです。高いスイッチング周波数によって、超小型インダクタとセラミックコンデンサを使用することができます。電流モード制御アーキテクチャによって、ソースドライバ負荷の標準的なパルス負荷に対して高速過渡応答を提供します。このステップアップレギュレータは、ソフトスタートおよび電流制限を特長としています。
大電流オペアンプは、LCDバックプレーン(VCOM)を駆動するように設計されています。このアンプは、大出力電流(±150mA)、高速スルーレート(45V/µs)、広帯域幅(20MHz)、およびレイルトゥレイル入力/出力を備えています。
設定可能なVCOMキャリブレータは、VCOMアンプの抵抗分圧器に外部接続され、シンク電流は設定可能とすることによって、VCOM出力電圧レベルを調整します。内蔵の7ビットディジタル-アナログコンバータ(DAC)によって、シンク電流を制御します。このDACは、BOOSTに対してレシオメトリックで、あらゆる動作状態での単調性が保証されています。このキャリブレータICは、MTPを内蔵しており、所望のVCOM電圧レベルを格納することができます。LCDパネルとプログラミング回路間の2線式I²Cインタフェースによって、パネルコネクタのリード数が最小限に抑えられ、製造装置が簡素化されます。
高電圧レベルシフトスキャンドライバは、TFTパネルゲートドライバの駆動用に設計されています。その3つの出力は+45V (max)~-25V (min)間を最大65Vの振幅で容量性負荷を高速で駆動することができます。節電するために、2つの相補出力が状態変化時にチャージシェアリングが可能になるように設計されています。
MAX17088は、超薄型LCDパネル用の高さ0.8mm (max)の36ピンTQFNパッケージ(6mm x 6mm)で提供されています。
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