MAX11811
TacTouch™、低電力、超小型、ハプティックドライバ内蔵、 抵抗膜タッチスクリーンコントローラ
業界初、ドライバ付きハプティックコントローラと近接検出を内蔵したタッチインタフェースソリューション
製品の詳細
- 4線式タッチスクリーンインタフェース
- X/Y座標およびタッチ圧測定
- レシオメトリック測定
- 12ビットSAR ADC
- 1.7V~3.6Vの単一電源
- ダイレクトおよび自律の2つの動作モード
- データタギングによる測定およびタッチイベントの情報記録
- データフィルタリングによるノイズ低減
- アパーチャモードによる空間フィルタ
- ディジタル処理でバスのアクティビティと割込み生成を低減
- 設定可能なタッチ検出プルアップ抵抗
- 自動パワーダウン制御による低電力動作
- 電流DACの汎用出力
- 汎用入力
- 近接検出システムを内蔵
- モータハプティックドライバを内蔵*
- MAX11835ハプティック圧電コントローラ† (HPC)用のPWM出力
- 400kHz I²Cインタフェース
- 4mm x 4mm、20ピンTQFNパッケージ
- 低電力動作
- 250µW (VDD = 1.7V、34.4kspsの場合)
- ESD保護
- ±8kV HBM (X+、X-、Y+、Y-)
低電力タッチスクリーンコントローラのMAX11811は、1.7V~3.6Vの単一電源で動作し、ハンドヘルド機器などの消費電力に敏感なアプリケーションを対象にしています。このデバイスは抵抗膜タッチスクリーンパネルとのインタフェース用に12ビットSAR ADCとマルチプレクサを内蔵しています。通信はディジタルシリアルインタフェースで行います。
MAX11811は、タッチスクリーンの測定値のディジタル処理回路を内蔵しており、バスの負荷およびアプリケーションプロセッサ(AP)のリソースの負担を軽減します。スマートな割込み機能ジェネレータが内蔵されていることによって、デバイスへの割込み業務の頻度が大幅に減少します。MAX11811は節電の目的で変換と変換の間は自動的に低電力モードに移行するため、ポータブルアプリケーションには最適なデバイスとなります。
MAX11811には、ダイレクトおよび自律の2つの動作モードがあります。ダイレクトモードでは、タッチスクリーンコントローラのすべての動作についてアプリケーションプロセッサが制御します。自律モードではMAX11811がタッチスクリーン動作を制御するため、アプリケーションプロセッサをその制御から解放し、他の機能を実行することができます。自律モードでは、ホストプロセッサが介入することなく、タッチスクリーンのタッチイベントをデバイスが周期的にスキャンしていくため、システムの消費電力を減らす上でも役立ちます。自律モードでは内蔵のFIFOを使用して、動作の結果を保存し、有効データのスループットを高め、システムの消費電力を抑えます。
MAX11811はデータタギングもサポートしており、測定対象のタイプ(X、Y、Z1、またはZ2の)およびタッチイベントのタイプ(タッチ開始点、連続タッチ、またはタッチ終点)を記録します。
MAX11811は、振動モータを直接駆動したり、外付け圧電アクチュエータドライバとインタフェースしたりするハプティックドライバを備えています。このデバイスは、MAX11835のハプティック圧電コントローラを駆動することができるPWM信号を生成します。また、電流DACの汎用出力および汎用入力を内蔵しており、近接検出器などのアプリケーションにおいて、IRおよび可視LEDのほかにIRフォトディテクタも駆動可能です。
MAX11811はI²Cシリアルバスに対応しています。MAX11811ETP+は20ピンTQFNパッケージで提供され、-40℃~+85℃の工業用拡張温度範囲での動作が保証されています。MAX11811GTP/V+は-40℃~+105℃の自動車用温度範囲での動作が保証されています。
アプリケーション
- 車載センターコンソール
- デジタルフォトフレーム
- デジタルスチルカメラ
- デジタルビデオカメラ
- 携帯ゲーム
- モバイル通信デバイス
- PDA、GPSレシーバ、パーソナルナビゲーションデバイス、メディアプレーヤー
- POS端末および金融端末
ドキュメント
データシート 2
信頼性データ 1
ユーザ・ガイド 1
技術記事 5
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
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