製品概要

機能と利点

  • 車載アプリケーション向けの品質評価済
  • 測定温度精度:
      ±1℃@-55℃~+175℃(2.7V~3.3V)
    16ビット温度分解能:0.0078℃
    パワーアップ時の最初の変換が高速:6ms
  • 導入が容易:
    温度校正または補正が不必要
    直線性の補正も不必要
  • 低消費電力:
    パワーセービング・モード:1サンプル/秒(SPS)
    ノーマル・モード:880μW@3.6
    シャットダウン・モード:9μW(typ)@3.6V
  • 広い動作範囲:
    動作温度範囲:-55℃~+175℃
    動作電圧範囲:2.7 V~5.5 V
  • プログラマブルな割り込み機能:
    クリティカルな過温度割り込み
    過温度/低温度割り込み
  • SPI互換インターフェース
  • ダイ形状(チップ)のみで供給

製品概要

ADT7312は、±1℃の精度を持ったデジタル温度センサーで、非常に広い温度範囲、-55℃~+175℃、にわたって動作し、ダイ形状のみで販売供給されます。この製品は、温度をモニタして0.0078℃の分解能で温度をデジタル化するため、内部にバンド・ギャップ・リファレンスと16ビットのA/Dコンバータ(ADC)で構成されています。このADCの分解能は、デフォルトで、13ビット(0.0625℃)に設定されています。このADCの分解能は、ユーザー・プログラマブル・モードとなっており、シリアル・インターフェースを解して変えることができます。

ADT7312は、2.7~5.5Vの電源にわたっての動作が保証されています。3.6V動作での平均電源電流は245μA(typ)です。 ADT7312はデバイスをパワーダウンするシャットダウン・モードを備えており、結果としてシャットダウン電流は3.6V時で2.5μAとなります。ADT7312は、-55℃~+175℃の温度範囲にわたって規定されています。

CTピンはオープン・ドレイン出力で、温度がプログラムされた重要な温度リミットを越えたときにアクティブとなります。デフォルトのクリティカル温度リミットは147℃となっています。INTピンもオープン・ドレインで、温度がプログラムされたリミットを越えたときにアクティブとなります。INTピンとCTピンはコンパレータあるいは割り込みモードのどちらにでも使うことができます。

製品のハイライト

  1. 使い易さ:校正または補正の必要なし
  2. 低消費電力
  3. 優れた長期間安定性と信頼性
  4. 車載アプリケーション向けの品質評価済

アプリケーション

  • 車載関連
  • 高温度のモニタリング
  • 高温度の過熱保護

製品ライフサイクル icon-recommended 新規設計にお薦めします

発売済みの製品です。データシートには、最終的な仕様と動作条件がすべて記載されています。新規の設計には、これらの製品の使用を推奨します。