製品概要

機能と利点

  • スレショールド値に対して±0.5℃(typ)の精度
  • 工場出荷時にトリップポイントの設定
    -45℃~+15℃ 10℃単位
    +35℃~+115℃ 10℃単位
  • 外付け部品は一切不要
  • 最大温度計測値:125℃
  • オープン・ドレイン出力(ADT6501/ADT6503)
  • プッシュプル出力(ADT6502/ADT6504)
  • ヒステリシスはピンで設定可能:2℃または10℃
  • 消費電流:30μA(typ)
  • 実装面積の小さな5ピンSOT-23パッケージ

製品概要

ADT6501/ADT6502/ADT6503/ADT6504はトリップ・ポイントを備えた温度スイッチで、5ピンSOT-23パッケージで提供されます。各デバイスは局部温度検出のためにバンドキャップ温度センサーを内蔵しており、温度がトリップ・ポイントを超えるとロジック出力が起動されます。ADT6501/ADT6503のロジック出力はアクティブ・ローのオープン・ドレイン、ADT6502/ADT6504のロジック出力はアクティブ・ハイのプッシュプルです。温度は0.125℃(11ビット)の分解能にデジタル化されます。工場出荷時のトリップ・ポイント設定値は、低温スレッショールドのモデルでは-45℃~+15℃の間で10℃単位ですが、高温スレッショールドのモデルの場合は+35℃~+115℃の間での10℃単位となっています。

これらのデバイスは外部部品が一切不要で、消費電流は通常30μA。ヒステリシスは2℃および10℃でピンで選択できます。温度スイッチは2.7~5.5Vの電源電圧範囲で動作するように仕様規定されています。

ADT6501/ADT6502は+35℃~+115℃までの温度を監視するために使用するので、ロジック出力ピンは温度がトリップ・ポイントの設定値より高くなるとアクティブになります。

ADT6503/ADT6504は-45℃~+15℃までの温度を監視するために使用するので、ロジック出力ピンは温度がトリップ・ポイントの設定値より低くなるとアクティブになります。

製品ハイライト

  1. 高精度並びに高いノイズ耐性を備えた∑Δ方式の温度計測
  2. 広い動作温度範囲:-55℃~+125℃
  3. 精度:±0.5℃(typ値、-45℃~+115℃)
  4. 工場出荷時でスレッショールド温度設定:-45℃~+115℃(インクリメント値10℃)
  5. 電源電圧:2.7~5.5 V
  6. 電源電流:30μA
  7. 省スペース・パッケージ:5ピンSOT-23
  8. ピンで選択可能な温度ヒステリシス:2℃または10℃
  9. 温度分解能:0.125℃

アプリケーション

  • 医療機器
  • 自動車
  • 携帯電話
  • ハードディスク・ドライブ
  • パーソナルコンピュータ
  • 電子試験機器
  • 家電製品
  • プロセス制御
  • 製品ライフサイクル icon-recommended 製造中

    この製品ファミリーの1つ以上の型番が生産/供給中です。新規の設計に適していますが、より新しい代替製品を提供している場合があります。