ADP5140

発売前

オートモーティブ・アプリケーション向けのパワー・マネージメントIC

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

Viewing:

製品情報

  • 降圧レギュレータ
    • BUCK1、DVS(ダイナミック電圧スケーリング)採用、2.5Aの最大連続出力電流レンジ
    • BUCK2、調整可能な出力電圧、2.5Aの最大連続出力電流レンジ
    • BUCK3、調整可能な出力電圧、3Aの最大連続出力電流レンジ
    • BUCK4、低ノイズ出力、3Aの最大連続出力電流レンジ
  • 昇圧レギュレータ:5V固定出力、400mAの出力電流レンジ
  • 低ノイズ出力の7個のLDOレギュレータ
    • LDO1:300mA
    • LDO2:2.3A
    • LDO3:1.4A
    • LDO4:1.2A
    • LDO5:500mA
    • LDO6:50mA
    • LDO7:400mA
  • スイッチング周波数:2.2MHz(代表値)
  • 同期入力または同期出力
  • 複数の降圧レギュレータの間での位相差
  • すべてのレギュレータがソフト・スタートと内部補償を内蔵
  • すべての電源レールが過電流保護と過熱保護の対象
  • 2個のウィンドウ電圧モニタ
  • パルス検出搭載、2個のウィンドウ・ウォッチドッグ
  • 1個のQAウォッチドッグ
  • ウェイクアップ入力
  • 制御と診断目的のSPI
  • RESETFAULT、およびSTATUSの各出力
  • 56端子LGA
  • オートモーティブ・アプリケーション向けのAEC-Q100認証を取得

ADP5140は、4個の高性能同期整流式降圧レギュレータ(BUCK1~BUCK4)、1個の昇圧レギュレータ、7個の低ノイズLDO(低ドロップアウト)レギュレータ(LDO1~LDO7)を内蔵しています。これらの降圧レギュレータは、2.7V~5.5Vの入力電圧に対応し、2.5A~3Aの出力電流を供給します。この昇圧レギュレータは、5V固定出力で、400mAの負荷電流を供給します。7個のLDOはクリーンな出力電圧をシステムに供給します。LDO5は超低ノイズの出力を供給するので、ノイズに敏感な負荷への電力供給に使用できます。

ADP5140は、2.2MHzの固定スイッチング周波数(fSW)で動作するか、振幅変調(AM)帯域外の1.9MHz~2.4MHzの同期レンジにある外部クロックに同期することができます。4個の降圧レギュレータは、入力リップル電流と入力コンデンサのサイズを低減するために位相が90°ずれているため、システム電磁干渉(EMI)を低減できます。

すべてのレギュレータは内部補償を内蔵しており、シンプルな設計になっています。内部のソフト・スタート回路と電源投入シーケンスにより、入力突入電流が低減されます。

各電圧レールは内部でモニタされており、何らかのフォルト・イベントが発生した場合は、RESETFAULT、およびSTATUSの各ピンを通じてシステムに報告されます。2個のウィンドウ・ウォッチドッグ(WD0とWD1)および1個の質問解答(QA)ウォッチドッグは、システム内にあるプロセッサや他のデバイスを監視し、様々なソフトウェア・エラーやハードウェア・エラーが確実に検出されるようにします。ADP5140は、システムの制御と診断向けのシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)を内蔵しています。

その他の保護機能として、電流制限保護、過電圧保護、低電圧保護、サーマル・シャットダウン(TSD)などの機能があります。

ADP5140は、−40°C~+150°Cのジャンクション温度範囲で動作し、56端子ランド・グリッド・アレイ・パッケージ(LGA)を採用しています。

アプリケーション

  • 先進運転支援システム(ADAS)
  • オートモーティブ用電子部品
  • インフォテインメント・システム
  • 工業用機器、計測機器

ADP5140
オートモーティブ・アプリケーション向けのパワー・マネージメントIC
ADP5140 Functional Block Diagram ADP5140 Pin Configuration
myAnalogに追加

myAnalogの製品セクション(通知受け取り)、既存/新規プロジェクトに製品を追加する。

新規プロジェクトを作成
質問する
サポート

アナログ・デバイセズのサポート・ページはアナログ・デバイセズへのあらゆるご質問にお答えするワンストップ・ポータルです。


ドキュメント

さらに詳しく
myAnalogに追加

myAnalogのリソース・セクション、既存/新規プロジェクトにメディアを追加する。

新規プロジェクトを作成

ソフトウェア・リソース

必要なソフトウェア/ドライバが見つかりませんか?

ドライバ/ソフトウェアをリクエスト

評価用キット

eval board
EVAL-ADP5140

オートモーティブ・アプリケーション向けのADP5140パワー・マネージメントICを評価

機能と利点

  • ADP5140用のフル機能評価用ボード
  • コンパクトなソリューション・サイズ
  • 優れた温度性能を実現する高ガラス転移温度(TG)の4層PCB
  • 縦型プリント基板とテール・ピン・ヘッダによる接続
  • 電源電圧:3.5V~4.1V(3.7V代表値)
  • Buck2とBuck3のレギュレータは出力調整が可能
  • Buck1、Buck4、昇圧、すべてのLDOの各レギュレータは固定出力
  • 固定スタートアップ・シーケンス
  • 電圧モニタリングおよびウォッチドッグ機能
  • RESETFAULT、およびSTATUSの各出力
  • SPI通信プロトコル

製品詳細

ADP5140-EVALZは、ほぼ理想的なプリント基板(PCB)レイアウトでADP5140の性能を評価できる、フル機能装備のコンパクトなソリューションです。

ADP5140-EVALZのメイン・デバイスであるADP5140は、4個の高性能同期整流式降圧レギュレータ(Buck1~Buck4)、1個の昇圧レギュレータ、7個の低ノイズLDO(低ドロップアウト)レギュレータ(LDO1~LDO7)を内蔵しています。各電圧レールは内部でモニタされており、何らかのフォルト・イベントが発生した場合は、RESETピン、FAULTピン、およびSTATUSピンを通じてシステムに報告されます。

ADP5140-EVALZは、すべてのレギュレータに対するイネーブルとシーケンス制御を搭載しているので、すべての電圧レールを固定シーケンスでスタートアップさせることができます。

ADP5140-EVALZは、システムの制御と診断向けのシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)を内蔵しています。ADP5140を柔軟に評価できるようにするため、ADP5140-EVALZには専用のグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)ソフトウェアが用意されています。

ADP5140の詳細については、ADP5140のデータシートを参照してください。ADP5140-EVALZを使用する際は、ユーザ・ガイドと併せてADP5140のデータシートも参照してください。

EVAL-ADP5140
オートモーティブ・アプリケーション向けのADP5140パワー・マネージメントICを評価
ADP5140 Evaluation Board - Angle View ADP5140 Evaluation Board - Top View ADP5140 Evaluation Board - Bottom View

最新のディスカッション

ADP5140に関するディスカッションはまだありません。意見を投稿しますか?

EngineerZone®でディスカッションを始める

最近表示した製品