ADP5043

ADP5043は、1つの高性能降圧レギュレータとLDOを小型20ピンLFCSPパッケージに収めており、性能およびボード・スペースの要求を満たします。

降圧電源は高速のスイッチング周波数であるため、小型マルチレーヤの外付け部品の使用を可能とし、ボード・スペースを最小化します。

MODEピンは、降圧動作モードを選択します。MODEピンがロジック・ハイのとき、降圧レギュレータは強制的にPWMモードで動作します。MODEピンがローレベルに設定されると、負荷が公称値に近い状態の時、降圧レギュレータはPWMモードで動作します。負荷電流があらかじめ決めたスレショールド以下に下がると、レギュレータはパワー・セーブ・モード（PSM）で動作し軽負荷効率を改善します。

低い静止時電流、低いドロップアウト電圧、そして広い入力電圧範囲を備えたADP5043 LDOは、携帯機器のバッテリの寿命を拡張します。このLDO0は、低いヘッドルーム電圧で動作していても10kHzほどの高い周波数に対して60dB以上を超える電源除去特性を維持します。

各レギュレータは、それぞれに対応するイネーブル・ピンに高レベルを印加することで、対応する電源がアクティブになります。ADP5043は、デフォルト出力電圧を工場でプログラムでき、広範囲のオプションに設定することができます。

ADP5043は監視回路を内蔵しており、マイクロプロセッサーベースのシステムにおいて、電源電圧レベルとコードの正確な実行をモニターします。ADP5043は、またパワーオン・リセット信号を提供します。オン・チップのデュアル・ウォッチドッグ・タイマーは、マイクロプロセッサが予め設定されているタイムアウト期間内にストローブに失敗した場合に、マイクロプロセッサまたはシステムのパワー・サイクル（ウォッチドッグ2）をリセットすることができます。