製品概要

機能と利点

  • 位相と周波数の検出
  • ECL/TTL/CMOS互換
  • リニアな伝達関数
  • 「不感帯」なし
  • MIL-STD-883準拠バージョンが供給可能

製品概要

AD9901は最大200 MHzの位相/周波数の入力を直接比較できるデジタル位相/周波数弁別器です。高速トレンチ・アイソレーション・プロセスでの信号処理と、革新的な設計が結びつき、AD9901はリニアな検出範囲(他のデジタル設計に共通の不確定位相検出領域がない)を実現します。 

AD9901は、+5 V単電源でTTL ロジックあるいは CMOSロジック・レベルで動作するように設定できます; -5.2 V電源で動作する時ECL入力でも動作します。オープン・コレクタ出力なので出力振幅を後段フィルタの入力条件に合わせる事ができます。簡単な電流設定抵抗を使って出力段の電流範囲を調整する事により、低い周波数で動作する時は電力を軽減することができます。 

AD9901の主な特徴はプリスケーラなしに位相/周波数入力を標準IF周波数で比較できる能力です。標準PLL構成によく見られる過度の位相不確定性も除去されます。AD9901はアナログ・ミキサーの位相安定性をもって、従来の位相/周波数弁別器のロック速度を提供します。 

AD9901には商用温度範囲(0°C ~ +70°C)製品とミリタリ温度範囲(-55°C ~ +125°C)製品があります。商用温度製品は14ピンセラミックDIPと20ピンPLCCパッケージを採用しています。 

位相/周波数弁別器のAD9901はMIL-STD-883に準拠したバージョンが用意されています。仕様はアナログ・デバイセズのMilitary Products Databook あるいは最新のAD9901/883B データシートを参照してください。

製品ライフサイクル icon-recommended 製造中

この製品ファミリーの1つ以上の型番が生産/供給中です。新規の設計に適していますが、より新しい代替製品を提供している場合があります。