製品概要
機能と利点
- 低ノイズ:
- 電圧ノイズ=2.3nV/√Hz
- 電流ノイズ=2pA/√Hz
- 広帯域幅:
- 小信号:235MHz(VGAx)、80MHz(出力アンプ)
- 大信号:80MHz(1Vp-p)
- ゲイン範囲:
- 0~24dB(入力~VGA出力)
- 6dB~30dB(入力~差動出力)
- ゲイン・スケーリング係数20dB/V
- DC結合
- シングルエンド入力を差動出力に変換
- 電源±2.5V~±5V
- チャンネル当たりの低消費電力:140mW@±3.3V
製品概要
AD8264は、4チャンネル、リニア・デシベルの汎用な可変ゲインアンプ(VGA)で、プリアンプと柔軟な差動出力バッファを備えています。DCカプリングと広帯域の組み合わせによって、非常に優れたパルス処理を行うことのできるアンプでもあります。各チャンネルはシングルエンドの入力プリアンプ/VGAを含んでおり、広帯域と低歪のパルスアプリケーション向けの高速スルーレートを備えています。コモンモードを備えた6dBの差動出力バッファは、オフセットの調整が可能で、最新の高速A/Dコンバータ(ADC)と、完全なDCマッチング・レベルが計れるコンバータのリファレンス出力を使って、直接のカプリングが可能となっています。
プリアンプ/VGAの-3dB帯域幅はDC~235MHzで、差動ドライバの帯域幅は80MHzとなっています。フローティングなゲイン制御インターフェースは、高精度でデシベル・リニアな20dB/Vのスケーリングを提供し、種々の外部回路とのインターフェースを容易に行えます。各チャンネルのゲインはそれぞれ独立して調整可能で、全てのチャンネルは一本のピン、GNLO、をリファレンスとします。複数の出力を備えたD/Aコンバータ(DAC)との組み合わせによって、AD8264の各セクションはキャリブレーションまたはトリム・アンプとして使うこともできます。
両極電源での動作にすると、標準的なフォトダイオードや光電子増倍管(PET)のようなグランドされた負荷に電流を吸い込むパルスによって生成される、負電圧のパルスの増幅も可能とします。広帯域に渡るビデオ信号の遅延自在な処理にも、使うことが可能です。
アプリケーション
- マルチチャンネル・データ・アクイジション
- ポジトロン断層法(PET)
- ゲイン・トリム
- 工業用または医療器用超音波
- レーダー受信装置
製品カテゴリ
マーケット&テクノロジー
製品ライフサイクル
新規設計にお薦めします
発売済みの製品です。データシートには、最終的な仕様と動作条件がすべて記載されています。新規の設計には、これらの製品の使用を推奨します。
評価キット (1)
参考資料
評価用ボード
表示されている価格は、1個あたりの価格です。
analog.comサイトから購入できるボードは、最大で2枚までとなります。3枚以上の購入をご希望の場合は、正規販売代理店からご購入ください。
価格は1個当たりの米ドルで、米国内における販売価格(FOB)で表示されておりますので、予算のためにのみご使用いただけます。 また、その価格は変更されることがあります。米国以外のお客様への価格は、輸送費、各国の税金、手数料、為替レートにより決定されます。価格・納期等の詳細情報については、弊社正規販売代理店または担当営業にお問い合わせください。なお、 評価用ボードおよび評価用キットの表示価格は1個構成としての価格です。