製品概要

機能と利点

  • トリプル高速差動ドライバ
    • −3dB フルパワー帯域幅: 225 MHz
    • 信号源で終端した 100 Ω UTP ケーブルに対し 1.4 V p-p ビデオ信号を容易に駆動
    • 1600 V/μs のスルーレート
    • 固定内部 G = 2
  • コモン・モード帰還回路を内蔵
  • 出力平衡誤差: −60 dB @ 50 MHz
  • 差動入力/出力
  • 差動 to 差動、又は、シングルエンド to 差動の動作
  • ライン・アイソレーションのための出力プルダウン機能
  • 調整可能な同相出力電圧
  • 低歪み: 64 dB SFDR @ 10 MHz、5 V 電源、RL, dm = 200 Ω
  • 低オフセット: 出力換算で4 mV typ @ 5 V 電源
  • 低消費電力: 26 mA @ 5 V(3 ドライバ合計)
  • 広電源範囲(+5 V ~ ±5 V)
  • 4 mm × 4 mm 小型 LFCSP パッケージ

製品概要

AD8133は、ツイスト・ペア・ケーブル上での差動RGB信号の駆動において、ディスクリートのオペアンプに比べて優れた性能を発揮します。AD8133は、トリプル差動入力またはシングルエンド入力・差動出力の低価格ドライバです。各アンプには、ラインの終端抵抗の減衰を補うために固定ゲイン2が備わっています。AD8133は、RGB信号専用に設計されていますが、あらゆるタイプのアナログ信号や高速データ伝送に使用できます。AD8133は、ごくわずかの信号劣化で、カテゴリ5のシールドなしツイスト・ペア(UTP)ケーブルまたは差動プリント基板伝送線のいずれかを駆動できます。 

ライン・アイソレーション用直列ダイオードとともに使用する時、AD8133の出力は低電圧状態に設定できるので、同じツイスト・ペア・ケーブル上で簡単に差動多重化ができます。AD8133ドライバは差動レシーバのAD8129、AD8130と組み合わせて使用できます。 

本製品はアナログ・デバイセズの次世代XFCBバイポーラ・プロセスによって製造されており、225MHzの大信号帯域幅、1600 V/µsのスルーレートを備えています。AD8134は同相電圧帰還回路を内蔵しております。この機能は出力振幅および位相を一致させ、50MHzで-60dBのバランスを与え、高調波を抑制してEMI(放射電磁干渉)を最小限に抑えます。 

VOCM入力ピンに電圧を加えることにより出力同相レベルを容易に調整できます。VOCM入力は出力同相電圧の信号を送信するのに使用することもきます。 

AD8133は24ピンLFCSPを採用し、-40~+85℃の温度範囲で動作します。 

アプリケーション
  • キーボード・ビデオ・マウス(KVM)ネットワーク
  • UTP(シールドなしツイスト・ペア)の駆動
  • 差動信号の多重化

製品ライフサイクル icon-recommended 製造中

この製品ファミリーの1つ以上の型番が生産/供給中です。新規の設計に適していますが、より新しい代替製品を提供している場合があります。

ツールおよびシミュレーション

SPICE Models