AD706

製造中

オペアンプ、デュアル、ピコアンペアの入力バイアス電流、バイポーラ

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製品情報

  • 高いDC精度
  • オフセット電圧:100μV(max)
  • オフセット・ドリフト:1.5μV/℃(max)
  • 入力バイアス電流:200pA(max)
  • 入力ノイズ:0.5μV p-p(0.1Hz~10Hz)
  • 電源供給電流:750μA
  • 8ピンプラスティック・ミニDIPパッケージ、表面実装(SOIC)パッケージ
  • EIA-481A標準に基づくテープ及びリールでの出荷可能
  • クワッド・バージョン:AD704

新規設計での推奨製品:

  • AD8622:より低い供給電流、より小さなノイズおよびレールtoレール出力でより小型パッケージが入手可能です。

AD706はデュアル、低消費のバイポーラ・オペアンプで、JFETアンプと同等の小さな入力バイアス電流を備えており、全動作温度範囲にわたって非常に小さなIBドリフト特性を提供します。この製品は、ピコアンペアー・レベルの入力バイアス電流(室温でFET入力アンプと同等レベル)を実現するため入力段にスーパーベータ・バイポーラ入力トランジスタを使っており、IBは125℃で標準的にわずか5倍しか増加しません。(一方BiFETアンプではIBは10℃上昇するごとに2倍増えるので、結果的には125℃では1000倍ほどになります)。さらにAD706は高精度バイポーラ入力オペアンプのマイクロボルトレベルのオフセット電圧と低ノイズ特性を実現します。

バイアス電流は200 pA 未満なので、AD706では、通常よく使われるバランスをとるための抵抗を使う必要がありません。さらに、電流ノイズはわずか50 fA/√Hzなので、AD706をひじょうに高い信号源インピーダンスとともに使用することができます。電源電流が600 µA(アンプあたり)なので、AD706は、現在の高密度回路ボードに適しています。

AD706は12ビットまたは14ビットのデータ・アクイジション・システムの低周波アクティブ・フィルタ、高精度計測器、あるいは高品質の積分器に最適です。AD706では、ユニティ・ゲインで安定動作するように、内部的に補正されており、5種の性能グレードで供給されます。AD706Jは0℃~+70℃の商用温度範囲にわたって規定されています。AD706Aは-40℃~+85℃の工業用温度範囲にわたって仕様規定されています。

AD706は2種の8ピン・パッケージで供給されています:プラスティック・ミニDIP及び表面実装(SOIC)パッケージです。

製品ハイライト

  1. AD706はJFETレベルの入力バイアス電流でありながら、バイポーラ・オペアンプの低IB ドリフトを実現するデュアルの低ドリフト・オペアンプです。LT1024のようなデュアル・オペアンプを使用してる回路に使用可能です。
  2. AD706は低ドリフトと高DC精度の両方を備えています。
  3. AD706は通常チョッパー・オペアンプが必要とされるが、チョッパー固有のノイズが問題となるアプリケーションに使用できます。

アプリケーション

  • 低周波数アクティブ・フィルタ
  • 高精度計測器
  • 高精度積分器

AD706
オペアンプ、デュアル、ピコアンペアの入力バイアス電流、バイポーラ
AD706 Functional Block Diagram AD706 Pin Configuration AD706 Pin Configuration
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製品モデル 製品ライフサイクル 詳細
AD8622 製造中 オペアンプ、デュアル、低消費、低ノイズ、低バイアス電流、高精度、出力レールtoレール
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ツールおよびシミュレーション

Signal Chain Designer

Signal Chain Designerは、複雑な高精度シグナル・チェーンの構築、シミュレーションを行うために設計されたウェブベースのツールです。PCBを作成する前に、伝達関数、ノイズ、消費電力、入力範囲、DCエラーなど、回路の性能を確認できます。さまざまな部品やアーキテクチャを素早く試すことができます。シグナル・チェーンはLTspiceにエクスポートして更に解析を行うことができます。

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アナログ・フィルタ・ウィザード

アナログ・フィルタ・ウィザードを使用すれば、実際のオペアンプを使ってローパス、ハイパス、バンドパスのフィルタを数分で設計できます。設計プロセスを進めながら、理想的な仕様から実際の回路動作まで、フィルタ設計の特性を観察できます。ゲイン帯域幅、ノイズ、電源電流などのオペアンプ仕様のトレードオフをすばやく評価し、要件に最適なフィルタ設計を決定できます。

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アナログ・フォトダイオード・ウィザード

フォトダイオード・ウィザードを使用すると、フォトダイオードと接続するトランス・インピーダンス・アンプ回路を設計できます。ツールに含まれるライブラリからフォトダイオードを選択するか、カスタムのフォトダイオード仕様を入力してください。帯域幅、ピーキング(Q)、ENOB/SN比間のトレードオフをすばやく確認できます。回路パラメータを変更すると、パルス応答、周波数応答、ノイズ・ゲインのプロットですぐに結果を確認できます。

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AD706 SPICE Macro Models 6


評価用キット

eval board
EVAL-OPAMP-2

EVAL-OPAMP-2評価用ボード

製品詳細

汎用高精度オペアンプ評価用ボードは、目的のアプリケーションに合わせて様々な回路構成に対応するように設計および最適化されています。これらのボードはすべてRoHsに準拠しています。ピン数とパッケージに基づいて注文するボードを確認するには、以下を参照してください。

  • EVAL-PRAOPAMP-2CPZ(デュアル8ピンLFCSP)CP-8
  • EVAL-PRAOPAMP-2RMZ(デュアル8ピンMSOP)RM-8
  • EVAL-PRAOPAMP-2RZ(デュアル8ピンSOIC)R-8

EVAL-OPAMP-2
EVAL-OPAMP-2評価用ボード
EVAL-OPAMP-2 EVAL-OPAMP-2 EVAL-OPAMP-2

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