MAX22208

新規設計に推奨

電流検出機能を内蔵した65V、3.8Aクワッド・ハーフHブリッジ・ドライバ

利用上の注意

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製品情報

  • 4つの独立したハーフHブリッジ・ドライバ
    • 動作電圧:最大65V
    • 0.3Ω(代表値)のRON(ハイサイド + ローサイド)、TA = +25°C
    • 完全に独立したハーフ・ブリッジ制御
  • Hブリッジごとの電流定格(TA = +25°C)
    • IMAX = 3.8A(容量性負荷駆動時の瞬間最大電流)
    • IRMS = 2A
  • 電流検出(ICS)を内蔵することで大型の外付け抵抗が不要になり、効率が向上
  • 電流検出出力モニタ
  • フォルト・インジケータ・ピン(FAULT
    • 各チャンネルごとの過電流保護(OCP)
    • 低電圧ロックアウト(UVLO)
    • サーマル・シャットダウンTSD = +155°C
  • 5mm x 7mm、38ピンTQFNパッケージ、および4.4mm x 9.7mm、38ピンTSSOPパッケージ

MAX22208は、個別に制御可能な65V、3.8AMAXハーフHブリッジ・ドライバを4つ備えています。4つのソレノイド、2つのブラシ付きDCモータ、1つのステッピング・モータを駆動することができ、異なる負荷を組み合わせて駆動することもできます。

パワーFETはインピーダンスが非常に低いため、駆動効率が高く、放熱も抑えられます。合計RON(ハイサイド + ローサイド)の代表値は0.3Ωです。

各ハーフ・ブリッジは、2つのロジック入力(DIN_、EN_)を用いて、個別にパルス幅変調(PWM)制御できます。

MAX22208は非散逸性の電流検出を内蔵しています。これにより、この機能に通常必要とされる大きな外付けの電力抵抗は不要になり、その結果、外部検出抵抗を用いる主流のアプリケーションと比較して、大幅な省スペースと省電力を実現します。

内部で検出された負荷電流に比例した電流が、外部電流モニタ・ピン(ISEN_)に出力されます。外付け抵抗をこれらのピンに接続すると、モータ電流に比例した電圧が発生します。外付け抵抗の両端の電圧降下は、制御アルゴリズムで電流/トルク情報が必要になるたびにコントローラのADCに入力できます。

ハーフHブリッジあたりの最大出力電流はIMAX = 3.8Aで、これは過電流保護(OCP)回路によって制限されます。この電流は非常に短い過渡期間で駆動でき、小さな容量性負荷を効率的に駆動することを目的としています。

Hブリッジあたりの最大RMS電流はIRMS = 2Aです。この電流は熱的な要因によって制限されるため、実際の最大RMS電流は、アプリケーションの熱特性(PCBグラウンド・プレーン、ヒートシンク、強制空冷、換気など)によって異なります。

MAX22208には、過電流保護(OCP)、サーマル・シャットダウン(TSD)、低電圧ロックアウト(UVLO)が搭載されています。アクティブ・ローでオープンドレインのFAULTピンは、フォルト状態が検出されるたびにアクティブになります。

TSDおよびUVLOの間、ドライバ出力は通常動作状態が復元されるまで3ステートになります。

MAX22208は、小型の5mm x 7mm、38ピンTQFNパッケージと、4.4mm x 9.7mm、38ピンTSSOPパッケージで提供されます。

アプリケーション

  • ブラシ付きDCモータ・ドライバ
  • ステッピング・モータ・ドライバ
  • ソレノイド・ドライバ
  • ラッチ式バルブ

MAX22208
電流検出機能を内蔵した65V、3.8Aクワッド・ハーフHブリッジ・ドライバ
MAX22208 Simplified Block Diagram MAX22208 TQFN pin Configuration MAX22208 TSSOP Pin Configuration
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評価用キット

eval board
MAX22208EVKIT

MAX22208の評価用キット

機能と利点

  • MAX22208の評価が簡単
  • 内蔵の+3.3VレギュレータによるMAX22208ロジック入力の駆動
  • MAX22208ロジック入力および電流検出出力とのインターフェースを提供するテスト・ポイントとヘッダー
  • 完全実装済みおよび試験済み
  • 実証済みPCBレイアウト

製品詳細

MAX22208評価用キット(EVキット)は、+65V、3.8Aクワッド・ハーフHブリッジMAX22208モータ・ドライバを評価するために設計された実証済みのキットです。MAX22208は、4つのソレノイド、2つのブラシ付きDCモータ、1つのステッピング・モータを駆動することができます。また、異なる負荷を組み合わせて駆動することもできます。MAX22208 ICには、RON(ハイサイド + ローサイド)の代表値が0.3ΩであるクワッドHブリッジ構成の超低インピーダンスFETが内蔵されています。このEVキットには、MAX22208モータ・ドライバとのインターフェースを提供するヘッダー、テスト・ポイント、端子ブロックが搭載されています。MAX22208に内蔵された電流検出出力ISEN_は、テスト・ポイントを使用してモニタすることも、ヘッダーJ5を使用して外付けADCに接続することもできます。MAX22208 EVキットは、+4.5V~+65V(VM)の入力電圧で動作します。内蔵の+3.3VレギュレータU2(MAX6765TTSD2+)は、MAX22208ロジック入力を駆動するためにレギュレーションされた+3.3Vを供給します。端子ブロックJ1およびJ6は、高電圧、高電流のVM入力およびモータ・ドライバ出力OUT_とのインターフェースを提供します。

MAX22208EVKIT
MAX22208の評価用キット
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