ADFS5758

新規設計に推奨

シングルチャンネル、16ビット、電流/電圧出力DAC、ユニポーラ電流出力に対して機能安全性認定済み

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製品情報

  • ユニポーラ電流出力のSIL 2/SC3に対して機能安全性認定済み(TÜV Rheinland、ファイル番号:968/FSP 2055.00/20)
  • 単一端子で使用可能な電流/電圧出力
  • 電流出力範囲:0mA~20mA、4mA〜20mA、0mA〜24mA、±20mA、±24mA、−1mA〜+22mA
  • 電圧出力範囲(20%のオーバーレンジ含む):0V〜5V、0V〜10V、±5V、および±10V
  • オフセットとゲインをユーザ設定可能
  • 高度な内蔵診断機能
  • 出力と精度を検証できる、独立した監視機能として動作する12ビットADC
  • リファレンス内蔵
TÜV Rheinland
  • 温度管理用DPC
  • オフセットとゲインをユーザ設定可能
  • 出力故障保護を含む堅牢なアーキテクチャ
  • EMC試験規格:
    • IEC 61000-4-6伝導耐性(10V、クラスA)
    • IEC 61000-4-3放射耐性(20V/m、クラスA)
    • IEC 61000-4-2 ESD(±6kV(接触)、クラスB)
    • IEC 61000-4-4電気高速トランジェント(EFT)(±4kV、クラスB)
    • IEC 61000-4-5サージ(±4kV、クラスB)
    • CISRP 11 EMI放射(クラスB)
  • 32ピン、5mm × 5mm LFCSP
  • 温度範囲:−40°C〜+105°C

ADFS5758は、シングルチャンネル、16ビット電流/電圧出力DACです。このデバイスは、ユニポーラ電流出力に対して機能安全性認定済みであるほか、SC3の決定論的能力に完全に準拠しているため、IEC 61508に従ったSIL 2までの安全性関連アプリケーションに使用できます。この方法では、単一のADFS5758を使用して、非冗長構成に対するSIL 2を実現できます。ADFS5758の安全状態は、オープン・サーキット/高インピーダンスとなります。

ADFS5758は、シングルチャンネルの電圧/電流出力D/Aコンバータ(DAC)で、AVSS = −33V(最小)からAVDD1 = +33V(最大)までの電源範囲で動作し、2レール間の最大動作電圧は60Vです。内蔵のダイナミック消費電力制御(DPC)回路がパッケージの電力消費を最小限に抑えます。これは、オンチップの電力消費を最小化するために最適化された降圧DC/DCコンバータを使用し、VIOUT出力ドライバ回路への電源電圧(VDPC+)を4.95V~27Vに調整することで実現されます。また、CHARTピンによってHART®信号を電流出力にカップリングすることができます。

このデバイスは、多機能の4線式シリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)を採用しています。このインターフェースは最大50MHzのクロック・レートで動作し、標準SPI、QSPI™、MICROWIRE™、DSP、およびマイクロコントローラ・インターフェース標準と互換性があり、オプションのSPI巡回冗長性チェック(CRC)とウィンドウ・ウォッチドッグ・タイマーを備えています。ADFS5758は、内部ノードと外部ノードの両方をデジタル化するのに使用できる、独立した内蔵の12ビット診断A/Dコンバータ(ADC)など、前の製品から改善された診断機能を備えています。

製品のハイライト

  1. TÜV Rheinlandにより、SIL 2/SC3に対して機能安全性認定済み。
  2. 高い信頼性を実現する内蔵ADCを含む、広範囲な高度診断機能。
  3. 温度管理用の内蔵降圧DC/DCコンバータを使用するDPC。ADP1031と使用した場合、ADFS5758は消費電力が2W未満の8つのチャンネル間アイソレーション出力をイネーブルします。
  4. より高速なセトリング・タイム(15µ、代表値)を実現するためのプログラマブル電力制御(PPC)。
  5. 誤配線時の出力保護で、非常に堅牢(±38V)。

アプリケーション

  • プロセス制御
  • アクチュエータ制御
  • チャンネル・アイソレーション・アナログ出力
  • プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)および分散型制御システム(DCS)アプリケーション
  • HARTネットワーク接続

ADFS5758

シングルチャンネル、16ビット、電流/電圧出力DAC、ユニポーラ電流出力に対して機能安全性認定済み

ADFS5758 Functional Block Diagram ADFS5758 Pin Configuration TUV
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ドキュメント

データシート 2

ユーザ・ガイド 1

技術記事 1

秘密保持契約(NDA)をリクエスト

安全性について
デジタル入力コードが受け取られると、ADFS5758に設定された安全機能により、そのデジタル入力コードに比例して、フルスケール・レンジの±2.5%以内のユニポーラ電流が出力されます。例えば、4mA~20mA範囲の2.5%は400μAです。そのため、出力電流はプログラムされた出力の±400μA以内になります。安全機能が損なわれた場合(システムで障害が検出された場合)、ADFS5758の安全状態はオープン・サーキット/ハイ・インピーダンスとなります。想定されている使用例におけるADFS5758の診断カバー率(DC)は90%を超えます。機能的に安全なアプリケーションにおけるADFS5758の構成、動作、SFF計算、FITデータ、その他必要な指標の詳細は、「ADFS5758安全性マニュアル」に記載されています(ご要望に応じて入手可能です)。

機能安全性マニュアルと安全報告書

『機能安全性マニュアル』は、秘密保持契約書(NDA)
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ソフトウェア・リソース

デバイス・ドライバ 1


ツールおよびシミュレーション

LTspice

LTspice®は、無料で提供される強力で高速な回路シミュレータと回路図入力、波形ビューワに改善を加え、アナログ回路のシミュレーションを容易にするためのモデルを搭載しています。

 


評価用キット

eval board
EVAL-ADFS5758SDZ

ADFS5758評価用ボード

機能と利点

  • ADFS5758用のフル機能評価用ボード
  • オンボード2.5V ADR4525リファレンス
  • SPI信号アイソレーション・チャンネルが統合された、オンボードADP1031-1絶縁型PMU
  • 制御用ACEソフトウェア

製品詳細

ADFS5758は、パッケージ消費電力を最小化するためのダイナミック消費電力制御機能(DPC)が内蔵された機能安全性認定済みのシングルチャンネル電圧/電流出力D/Aコンバータ(DAC)です。

詳細については、ADFS5758のデータシートを参照してください。EVAL-ADFS5758SDZを使用する際は、データシートをご確認ください。各種リンク・オプションの設定は、「評価用ボードのハードウェア」セクションで説明されています。付属ソフトウェアのインストールについては、「ACEソフトウェアのインストール」および「ADFS5758プラグイン」セクションで説明されています。

図1に示すように、EVAL-ADFS5758SDZにはEVAL-SDP-CS1Zボードが必要です。EVAL-ADFS5758SDZは、EVAL-SDP-CS1Zボードを介してPCのUSBポートに接続します。分析、制御、評価(ACE)ソフトウェアを使用することで、ADFS5758のプログラミングが簡単になります。このソフトウェアはEVAL-ADFS5758SDZ評価用ボードと共に使用できます。

EVAL-ADFS5758SDZ
ADFS5758評価用ボード
ADFS5758SDZ Evaluation Board

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