アナログ・デバイセズ、アナログ半導体の主導的地位の強化に向け、Maxim Integratedを買収することを発表

2020年07月13日 -東京
    • 収益82億米ドル1の大規模で多様なポートフォリオにより、主要な長期的成長の恩恵を継続
    • 領域の専門性と幅広い開発力を強化し、顧客の最も複雑な課題を解決する、より包括的なソリューションを提供
    • フリーキャッシュフローは手続き完了時、調整後EPSは1年半で拡大、2年目末までに275百万米ドルのコスト削減効果を見込む

    アナログ・デバイセズ(Nasdaq: ADI)とマキシム・インテグレーテッド・プロダクツ(Maxim Integrated Products, Inc. Nasdaq: MXIM)は、アナログ・デバイセズが株式取引によりマキシムを買収し、合併後の時価総額約680億米ドル2とすることで、両社が最終合意に達したと発表しました。この取引は両社の取締役会により全会一致で承認され、アナログ・デバイセズのアナログ半導体における主導的地位を強化し、複数の魅力的なエンド市場に向けた、より幅広く大規模な事業展開が可能となる予定です。


    本契約条件に基づき、マキシムの株主は、手続き完了時に保有するマキシムの普通株式1株当たり、アナログ・デバイセズの普通株式0.630株が割り当てられます。手続き完了後、アナログ・デバイセズの現株主は統合後の会社の約69%、マキシムの現株主は約31%を保有することになります。この取引では、米国連邦所得税の非課税組織となることが想定されています。

    アナログ・デバイセズの社長兼CEOのヴィンセント・ロウチ(Vincent Roche)は、次のように述べています。「マキシムと共に本取引を発表できることは非常に嬉しく、デジタルと物理世界の懸け橋となる当社のビジョンに向けた新たな一歩となります。アナログ・デバイセズとマキシムは、顧客が直面している最も複雑な課題を解決する情熱を共有しており、両社のテクノロジーや能力を組み合わせて、さらに広く深く事業を展開し、より包括的で最先端のソリューションを提供することが可能になります。マキシムは、信号処理技術やパワー・マネージメントの有力企業として高い評価を得ており、実証されたテクノロジーポートフォリオと設計の革新を支援してきた、優れた歴史を有しています。マキシムと共に、半導体の成長の新たな波を創出し、あらゆる人にとってより健康で、安全、持続可能な未来を実現していきたいと思います」

    マキシムの社長兼CEOのトゥンチ・ドゥルージャ(Tunç Doluca)は、次のように述べています。「マキシムは30年以上にわたり、高性能な半導体製品を継続的に革新、開発し、顧客の発明を支援するという一つの基本に基づいて活動してきました。この度、新たな段階に移行し、アナログ・デバイセズと共に引き続き可能性の限界を押し広げていけることを嬉しく思います。両社は強力な開発力と技術ノウハウ、イノベーションの風土を共有しています。共により力強いリーダーとなり、顧客、社員、株主に優れたメリットを提供します」

    手続き完了後、マキシムの社長兼CEOのTunç Dolucaを含め、マキシムの取締役2名がアナログ・デバイセズの取締役会に加わります。

    統合の戦略上および財務上の利点

    • 業界リーダーとして世界的に規模を拡大: アナログ・デバイセズのアナログ半導体の主導的地位が強化され、想定ベースで収益は82億米ドル1、フリーキャッシュフローは27億米ドル1に達する見込みです。自動車やデータセンター市場におけるマキシムの強みと、産業、通信、デジタルヘルスケアの幅広い市場におけるADIの強みは非常に相補的であり、主要な長期的成長のトレンドに乗ることが可能となります。パワー・マネージメントにおいてはマキシムのアプリケーションフォーカスの製品により、ADIの広範な市場向けの製品が補完されます。

    • 領域の専門性と能力の向上: クラス最高のテクノロジーを組み合わせることで、DC~100GHz、ナノワット~キロワット、センサーtoクラウドまで、5万点以上の製品により、ADIの深い専門性と開発力を強化します。合併後はより包括的なソリューションを提供し、12万5,000人以上の顧客に貢献し、600億米ドル規模の獲得可能な最大市場3におけるシェアを拡大することが可能となります。

    • 革新を原動力とする成長に向けた共通の情熱: 人材、革新、優れた開発力に注力する両社共通の企業風土が一つとなり、エンジニアは1万人以上、年間の研究開発投資額は約15億米ドル1となります。合併後も様々な領域のトップクラスのエンジニアが働きたい魅力的な企業となります。

    • 業績拡大とコスト削減: 手続き完了後1年半にわたり調整後EPSが拡大し、主に営業費用と売上原価の削減により、2年目末までに275百万米ドルのコスト削減効果が見込まれます。手続き完了後3年目末までには製造の最適化によるコスト削減効果も達成される見込みです。

    • 強力な財務状態およびキャッシュフローの創出: 統合後は財務基盤が強化され、想定ベースのネットレバレッジ比率は約1.2倍4となる見込みです。この取引では手続き完了時のフリーキャッシュフローも増加が見込まれ、株主への還元を拡大することが可能となります。


    アナログ・デバイセズのFY19の決算報告とマキシムの2019年9月28日終了の直近12か月の決算報告に基づく

    2020年7月10日時点の株価 完全希薄化後株式と最新の純負債

    出典元:WSTS Semiconductor Forecast for Analog in 2023.

    直近の四半期末報告 アナログ・デバイセズ:2020年5月2日、マキシム:2020年3月28日


    時期と承認
    本取引は、米国その他の規制当局の承認取得や、両社の株主の同意を含め、その他通例の取引完了条件に基づき、2021年夏に完了予定です。

    顧問
    アナログ・デバイセズの主要財務顧問はMorgan Stanleyが担当し、BofA Securitiesも財務顧問を務めました。法律顧問は、Wachtell、Lipton、Rosen & Katzが担当。
    マキシムの専任財務顧問はJ.P. Morganが、法務顧問はWeil、Gotshal & Manges LLPが担当。

    カンファレンスコールおよびウェブキャストについて

    本取引に関するカンファレンスコールは、米国時間7月13日午前8時半(ET)から開催されました。カンファレンスコールは終了の約2時間後から2週間後まで録画で視聴することが可能です。855-859-2056に電話し、カンファレンスID:3573127を入力することで録音をお聞きいただくこともできます。

    本発表全文は下記をご参照ください。
    investor.analog.com(英語)
    https://investor.analog.com/events/event-details/analog-devices-announces-combination-maxim-integrated (英語)


    Maxim Integratedについて
    Maximは、セキュリティ強化とエネルギー効率に優れた革新的なアナログ/ミックスド・シグナル製品と技術を開発・提供し、システム製品の小型化、スマート化の実現に貢献しています。Maximは自動車や産業、医療、モバイル、クラウド・データセンターのお客様の設計革新を後押しし、世界を変革できるような業界を牽引するソリューションを提供しています。https://www.maximintegrated.com/jp.html


  • アナログ・デバイセズについて
  • アナログ・デバイセズは1965年の創業以来、高性能アナログで世界をリードし、さまざまな技術的課題を解決してきました。
    世界にインパクトを与えるイノベーションを実現するために、私たちは最先端のセンシング、計測、パワーマネジメント、通信、信号処理技術でアナログとデジタルとの懸け橋となり、世界の動きをありのままに描き出します。
    想像を超える可能性を―アナログ・デバイセズ analog.com/jp

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