- ADI Power Studioは、効率的な電源管理設計と最適化を実現するアナログ・デバイセズのツールを包括的な製品ファミリとして統合したものです。
- ADI Power Studio™ Plannerツールは、システムレベルのパワー・ツリー計画を強化します。
- ADI Power Studio™ Designerツールは、集積回路(IC)レベルの電源設計のプロセス全体にわたるガイダンスを提供します。
今日のエレクトロニクス・システムは、数十から数百もの電源レールと相互依存する電圧ドメインを備え、これまでよりも高い電力密度を必要としています。その複雑さはボトルネックを生み、アーキテクチャの決定、部品の選択、検証の過程での手戻りが必要となることもあります。Power Studioは、高精度モデルによる実環境での性能シミュレーションと、部品表やレポート生成などの主要な出力の自動化を通じて、エンジニアリング・チームがより早い段階でより良い意思決定を行えるように支援する統一された直感的なワークフローを提供することで、これらの課題に対処します。これらのツール・ファミリを組み合わせることで、開発サイクルの短縮、手戻りの削減、そしてエンジニアによる高密度パワー・システムの市場投入スピードの向上が実現できます。
ADIの電源製品担当バイスプレジデント兼フェローであるロバート・レイ(Robert Reay)は次のように述べています。「ADI Power Studioは単なるツール・セットを超えた、設計エコシステムだと言えます。システムレベルとICレベルの新たな設計機能を単一の製品ファミリに統合することで、エンジニアはパワー・マネージメント設計の最適化を効率的に行え、お客様へのソリューション提供を迅速化することができます。」
新たなパワー・ツールについて
- ADI Power Studio Planner: 次世代のウェブベースのシステムレベルのパワー・ツリー設計ツールであるPower Studio Plannerを用いることで、エンジニアはシステム・アーキテクチャをインタラクティブに見ることができ、電力分配のモデル化、電力損失の計算、システム効率の分析を容易かつ明確に行えるようになります。インテリジェントなパラメトリック検索とトレードオフ比較により、設計初期段階から優れたアーキテクチャの決定をより素早く行うことができます。
- ADI Power Studio Designer: ICレベルの電源設計のための強力なウェブベース・ツールであるPower Studio Designerは、最適化された部品の提案、性能推定、およびカスタマイズされた効率分析を提供します。信頼性の高いADIの電源設計アーキテクチャを基盤とするPower Studio Designerは、ガイド付きのワークフローを提供します。これによりエンジニアは主要なパラメータを設定し、シミュレーション、コンフィギュレーション、評価を自信を持って進めることができます。これらのステップに沿ってユーザーを導くため、エンジニアはハードウェアに移る前に、LTspiceとSIMPLIS回路図の両方をサポートした、現実世界の性能をシミュレートする正確なモデルを構築することができます。
ADIは、既存のデスクトップ版とウェブベースのパワー・マネージメント・ツールのポートフォリオ(LTspice、SIMPLIS、LTpowerCAD、LTpowerPlanner、EE-Sim、LTpowerPlay、LTpowerAnalyzerを含む)を継続的にサポートし、お客様業務の継続性を確かなものとします。
Power Studio PlannerおよびPower Studio Designerは、ADI Power Studioの一部として提供を開始します。これらのツールは、すべてがつながった電源設計ワークフローをお客様に提供するというADIのビジョンの第一段階を表しています。ADIでは今後の数か月で、製品のアップデートならびに新製品の発表を予定しています。
詳細情報およびADI Power Studioの体験版については、 こちらをご覧ください。
アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズ(NASDAQ: ADI)は、物理的世界とデジタル世界の架け橋となり、インテリジェント・エッジでのブレークスルーを実現する、グローバルな半導体企業です。ADIは、アナログ、デジタル、そしてソフトウェアの技術を組み合わせて、工場のデジタル化、モビリティ、デジタル・ヘルスケアの進歩に寄与し、気候変動に取り組み、高い信頼で人と世界とを接続するソリューションを実現しています。2024会計年度の収益は90億ドルを超え、世界で約24,000人の従業員を擁するADIは、現代の革新者たちに「想像を超える可能性」を提供します。詳細についてはhttps://www.analog.com/jpを、またLinkedInとX(旧Twitter)もぜひご覧ください。