AD8363

新規設計に推奨

パワー検出器、50Hz~6GHz、50dB、TruPwr™

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • 50Hz~6GHzでの高精度rms-DC変換
  • シングルエンド入力のダイナミックレンジ:50dB以上
  • バランおよび外部入力チューニング回路は不要
  • 波形および変調方式に制約のないパワー検出器
  • デシベル・リニアな出力スケール52mV/dB
  • 対数適応誤差:±0.15dB以下
  • 温度安定性:±0.5dB以下
  • 電源電圧範囲:4.5V~5.5V
  • 動作温度範囲:-40℃~+125℃
  • 1.5mWのパワーダウン機能
  • 小型4mm×4mmのLFCSPパッケージを採用

AD8363は真のrms応答を備えたパワー検出器で、シングルエンドの50Ω信号源で直接ドライブすることが可能です。この特長によって、AD8363は最大6GHzまで動作に関して、バランや他の外部入力チューニングの必要なく多用途となっています。

AD8363は、さまざまな高周波通信や計測機器システムにおいて、どんな波形にもかかわらず高精度パワー計測を提供します。必要なのは、5Vの単電源とわずかなコンデンサだけで、非常に使い易く、高精度計測を提供します。AD8363は任意な低周波から最大6GHZまで動作することが可能で、大きなクレストファクタを持った-50dBm以下から少なくても0dBmのrms値を持つ入力に対応することができ、WiMAX、CDMA、W-CDMA、TD-SCDMA、マルチ・キャリアGSM、LTE信号での要求を上回る高精度計測を実現します。

AD8363は、複雑な低周波変調エンベロープを持つ高周波信号の真のパワーを決定することができ、また、単純な低周波数のrms電圧計としても使うことができます。高域パスのコーナー周波数は内部のオフセット-ヌリング・ループによって作られており、この周波数はCHPFピンに加えられるコンデンサの値によって引き下げることができます。

パワー計測デバイスとして使う場合、VOUTはVSETに接続されます。それによって出力は、入力のrms値の対数値に比例します。読み込みは直接デシベルで与えられ、52mV/dBのスケーリングとなり、または、約1ディケードあたり1Vになりますが、それ以外のスロープにも簡単に変えられます。コントローラー・モードでは、VSETに加える電圧で、セット・ポイントから離れた入力ヌルで必要なパワー・レベルを決定します。出力バッファは高負荷電流を提供することができます。

AD8363は、TCM2/PWDNピンにロジック・ハイを与えることでパワーダウンとなり1.5mWの消費電力となります。約30μs以内でパワーアップし通常では25℃で60mAの電流で動作します。AD8363は4mm×4mmの16ピンLFCSPパッケージで供給され、-40~+125℃の温度範囲にわたって動作します。

部品実装済みのRoHS準拠の評価ボードも提供しております。 

アプリケーション
  • パワー・アンプの直線化 / 制御ループ
  • マルチ・スタンダード、マルチキャリア・ワイヤレス・インフラストラクチャ(MCGSM、CDMA、WCDMA、TD-SCDMA、WiMAX、LTE)
  • 送信パワーの制御
  • 送信信号の強度表示(TSSI)
  • RF計測機器

AD8363
パワー検出器、50Hz~6GHz、50dB、TruPwr™
AD8363-fbl AD8363-pc
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ツールおよびシミュレーション

ADIsimRF

ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。

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ADIsimPLL™

ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。

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Sパラメータ 1


評価用キット

EVAL-AD8363

AD8363 Evaluation Board

製品詳細

AD8362-EVALZ is a fully populated, 4-layer, FR4-based evaluation board. For normal operation, it requires a 5 V/100 mA power suppply. The 5 V power supply should be connected to the pins labeled VPOS2 and GND. The RF input signal is applied to the SMA connector labeled IN and the output voltage is available on the SMA connector labeled VOUTP.


EVAL-AD8363
AD8363 Evaluation Board

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