製品概要

製品概要

ADuCM300は、デュアルの高性能マルチチャンネルΣ-ΔA/Dコンバータ(ADC)、32ビットArm® Cortex®-M3プロセッサ、およびフラッシュ・メモリを内蔵した完全統合型、8 kSPSデータ・アクイジション・システムです。ADuCM300には、128kBプログラム・フラッシュ、4kBデータ・フラッシュ、および6kBスタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)が搭載されています。

ADuCM300は、一般オートモーティブ・センシング・アプリメーション向けの性能がすべて評価済みであり、システム・ソリューション内の複数の外部高精度センサーに接続できます。システム・ソリューションには、業界標準の配線インターフェースを通じて結果をチップに送信する前にセンサー信号をオンチップで後処理するプログラマブルなCortex-M3マイクロコントローラも内蔵されています。

ADuCM300は、必要な機能をすべて統合化して、広範囲の動作条件にわたって高精度センシング・システムを正確かつインテリジェントに接続、監視、処理、および診断します。

EVAL-ADUCM300QSPZ開発システムは、ADuCM300をサポートしており、ADuCM300シリコンの評価に柔軟なプラットフォームを提供します。評価用ボードでは、32ピン・リード・フレーム・チップ・スケール・パッケージ(LFCSP)ソケットを通じてデバイスを簡単に着脱でき、迅速な測定セットアップに必要な接続が備わっています。デバッグと簡単なコード開発を支援するために、評価用ボードにはスイッチとLEDが用意されています。各周辺機器の主な機能とそれらの周辺機器の設定方法の例を示すサンプル・コード・プロジェクトも提供されています。

このユーザ・ガイドでは、ADuCM300製品ページのツール&シミュレーション・セクションから入手可能なサンプル・ソフトウェアのセットアップおよび構成方法についてステップ・バイ・ステップで詳しく説明します。

このユーザ・ガイドにより、ユーザは独自のエンドシステム条件において自分のユーザ・コードを生成およびダウンロードし始めることができます。

詳細については、ADuCM300のデータシートを参照してください。評価用ボードを使用する際は、データシートと併せてこのユーザ・ガイドを参照してください。

ソフトウェア

評価用ソフトウェア

Segger
The J-Link software & documentation pack gives you the USB drivers needed for your system, a number of utilities as well as a dynamically linkable library (DLL on Windows) used by most of the IDEs and debuggers using J-Link.
Keil MDKARM
Keil MDKARM evaluation version integrated software development tool.