製品概要

機能と利点

  • 低いオン抵抗(RON):0.62Ω
  • 大きな連続電流:最大847mA
  • 信号範囲全体にわたってフラットなRON:0.003Ω
  • オン抵抗とオン容量間のバランスを改善
  • 1.8Vロジックとの互換性
  • 16ピン、4mm × 4mm LFCSP
  • ADG5404とピン互換
  • ±20Vおよび+36Vの電源で仕様規定
  • 非対称な電源で動作
  • アナログ信号範囲:VSS~VDD − 2V

製品概要

EVAL-ADG6404は、ADG6404の評価用ボードです。ADG6404はアナログ4:1マルチプレクサです。ADG6404は、3ビットのバイナリ・アドレス・ライン(A0、A1、EN)による決定に従い、4個のうち1つの入力を共通の出力(D)にスイッチします。マルチプレクサ・アプリケーションで使用する場合、スイッチはブレーク・ビフォア・メークのスイッチング動作を行います。

各スイッチをオンにすると、双方向に均一に信号が伝達されます。また、各スイッチの入力信号範囲はVSS~VDD − 2Vとなります。これらのスイッチがディスエーブルのとき、電源電圧までの信号レベルがブロックされます。ADG6404にはVLピンがありません。デジタル入力は、全動作電源範囲で1.8Vロジック入力と互換性があります。オン抵抗のプロファイルは、アナログ入力の範囲全体にわたって極めて平坦であり、オーディオ信号の切替え時に優れた直線性と低歪みを維持します。

ユーザ・ガイドの図1に、EVAL-ADG6404評価用ボードが示されています。ADG6404はこの評価用ボードの中央に位置しており、ソースと各ドレイン・ピンに接続するためにワイヤ・スクリュー端子が用意されています。3つのスクリュー端子がこのデバイスに電力を供給します。4番目の端子は一定のデジタル・ロジック電源電圧を提供します(必要な場合)。または、ボード上のADP7142からデジタル・ロジック電源電圧を供給することもできます。必要であれば、Arduino(アルドゥイーノ)ボードを介してEVAL-ADG6404を制御することもできます。

ADG6404の詳細な仕様は、アナログ・デバイセズから入手できるADG6404のデータシートに記載されています。EVAL-ADG6404評価用ボードを使用する際は、このユーザ・ガイドと併せてADG6404のデータシートを参照してください。

対象となる製品

はじめに

  • DC電圧源
    • ±22V(両電源)
    • 39.6V(単電源)
  • デジタル・ロジック電源(オプション)
  • アナログ信号源
  • デジタル・マルチメータ(DMM)やオシロスコープなどの電圧計測手段