HMC812

HMC812LC4は5～30GHzで動作する吸収型可変電圧アッテネータ（VVA）です。アナログDC制御信号を使って30dBを超える振幅範囲のRF信号レベルを制御する設計に最適です。シャント・タイプのアッテネータが2個あり、2つのアナログ電圧Vctrl1とVctrl2で制御します。最初の減衰段の可変電圧Vctrl1が－3Vから0Vの範囲で、Vctrl2が−3Vに固定されているときにアッテネータの直線性性能が最適になります。その後、第2の減衰段の制御電圧Vctrl2が－3Vから0Vまで変化し、Vctrl1は0Vに固定されます。HMC812LC4は、RoHS準拠の4×4mm QFN鉛フリー・セラミック・パッケージを採用しています。

Vctrl1ピンとVctrl2ピンを接続すれば、入力IP3性能はわずかに低下しますが、完全なアナログ減衰範囲を実現することができます。アプリケーションには、マイクロ波ポイントtoポイント無線、VSAT無線における複数ゲイン段のAGC回路や温度補正などがあります。

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