ADMV4928
Info : 新規設計に推奨
searchIcon
cartIcon

ADMV4928

37.0GHz~43.5GHzの送信/受信デュアル極性ビームフォーマ

すべて表示 showmore-icon

Info : 新規設計に推奨 tooltip
Info : 新規設計に推奨 tooltip
製品の詳細

質問する

modal close icon

以下に質問を入力すると、アナログ・デバイセズのナレッジ・ベースからよくある質問の答えを見ることができます。

検索

search button redirect icon

その他のサポート

サポート

アナログ・デバイセズのサポート・ページはアナログ・デバイセズへのあらゆるご質問にお答えするワンストップ・ポータルです。

ADIサポート・ページはこちら
Engineer Zone Icon

ADIコミュニティに問い合わせる。

EngineerZoneコミュニティはこちら

Tool_OpenIcon

よく聞かれる質問(FAQ)

特長
  • RF範囲:37.0GHz~43.5GHz
  • 400MHz、64QAMの5G NR波形に対し3%のEVMで11.5dBmを超える出力電力、しかもチャンネルあたりの消費電力はわずか340mW
  • 5G NR、WiFi 5、WiFi 6、CPE ULの各波形についてすべて特性評価済み
  • 5G NRの高チャンネル帯域幅で劣化のないEVM
  • 16通りの構成設定が可能な送受信チャンネル
  • デュアル極性、8水平チャンネルおよび8垂直チャンネル
  • TRX_xピンを使用する高速TDDスイッチング時間
  • 50Ωに整合したシングルエンドRF入出力
  • 単一トランスミッタ・チャンネルのパワー・ディテクタおよび温度センサー
  • 個別に集積化された受信チャンネル過負荷検出回路
  • 位相制御用の高分解能6ビットVM
  • 振幅制御用の高分解能6ビットおよび5ビットDVGA
  • 2048個の共有送受信ビーム・ポジション用メモリ
  • 位相およびゲイン・キャリブレーション用NVM
  • 必要なデュアル電源:1.0V用オンチップLDO電圧レギュレータを伴う1.8Vおよび1.2V
  • 最大133MHzのSPIクロック速度に対応する3線式または4線式SPI(AN-2074アプリケーション・ノート、ADMV4928 Application Noteを参照)。
  • 239ボール、10mm × 7mm CSP_BGA
製品概要
show more Icon

ADMV4928は、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)技術による、37.0GHz~43.5GHzのミリ波5Gビームフォーマです。高度に集積化されたこのRF集積回路(RFIC)は、16個の送受信チャンネルを備え、個別のRFVおよびRFH入出力を介し、8個の水平分極チャンネルと8個の垂直分極チャンネルに対応します。

送信モードでは、RFV入力信号とRFH入力信号が個別のアンプに供給されます。アンプ後、各径路は、1:8の電力分配器を介して8個の独立したチャンネルに分割されます。受信モードでは、入力信号が垂直受信チャンネルまたは水平受信チャンネルを通過し、2つの独立した8:1結合器により共通のRFVピンまたはRFHピンに結合されます。どちらのモードでも、送信チャンネルと受信チャンネルには、それぞれ、位相を制御するベクトル変調器(VM)が1つと、振幅を制御するデジタル可変ゲイン・アンプ(DVGA)が2つ、備わっています。VMは、送信モードまたは受信モードのどちらの場合でも360°の位相調整範囲を持ち、6ビットの分解能により5.625°の位相ステップを実現します。最適な位相ステップ性能を実現するための、送受信VMに対する位相ステップ方針が提供されています。送信モードでのDVGAの合計ダイナミック・レンジは34.5で、これによって、0.5dBmの振幅ステップを実現する6ビットの分解能と、1dBmの振幅ステップを実現する5ビットの分解能が提供されます。受信モードでの合計ダイナミック・レンジは28dBで、これによって、0.5dBmの振幅ステップを実現する5ビットの分解能と、1dBmの振幅ステップを実現する5ビットの分解能が提供されます。DVGAは、ゲイン範囲全域でフラットな位相応答を示します。DVGA1とDVGA2のゲイン方針は、AN-2074アプリケーション・ノート、ADMV4928 Application Noteに記載されており、送信モードの場合は、0dB~34.5dBの減衰範囲で0.5dBステップの分解能を備え、受信モードの場合は、0dB~28dBの減衰範囲で0.5dBの分解能を備えるよう、減衰範囲全域で性能が最適化されています。送信チャンネルには、個別にパワー・ディテクタがあり、変調信号または連続信号のどちらも検出し、チャンネルごとのゲインや、チャンネル間のゲイン差をキャリブレーションします。各受信チャンネルには、RF電力過負荷回路(受信チャンネル過負荷検出回路)があり、ブロッカ段階で発生する可能性のあるデバイスへの損傷を防止します。ADMV4928のRFポートをパッチ・アンテナに直接接続することで、デュアル分極mmW 5Gサブアレイを作ることができます。

ADMV4928は、3線式または4線式のシリアル・ポート・インターフェース(SPI)を介してプログラムできます。集積化されたオンチップ低ドロップアウト(LDO)電圧レギュレータは、SPI回路用に1.0Vを生成し、必要な電源ドメインの数を削減します。通常動作時は、様々なSPIモードを利用して高速の起動や制御が可能です。各チャンネルの振幅および位相は個別に設定できますが、ビームフォーミング用のオンチップ・メモリを使用して複数のチャンネルを同時にプログラムすることもできます。オンチップ・メモリは、最大2048のビーム・ポジションを保存でき、これらのポジションを、水平チャンネルおよび垂直チャンネルに対し送信モードまたは受信モードで指定することができます。オンチップ不揮発メモリ(NVM)を使用して、キャリブレーション済みのゲインおよび位相オフセット係数や各チャンネルのリファレンス値が工場出荷時から保存されています。これらの値は、チャンネル間やチップ間のキャリブレーションを行うために用いられます。更に、4本のアドレス・ピン(CHIP_ADDx)により、同じシリアル・ライン上で最大16個のデバイスを個別のSPIで制御できます。同じ命令で同じシリアル・ラインを介して複数のデバイスを制御するには、外部イネーブル・ピン(BR_EN)を介してブロードキャスト・モードを有効にします。専用の水平分極ピンおよび垂直分極ピン(LOAD_VおよびLOAD_H)は、同じアレイのすべてのデバイスの同期を行います。水平分極および垂直分極の送信受信モード・ピン(TRX_HまたはTRX_V)は、送信モードと受信モードを高速で切り替えるために用意されているものです。

ADMV4928は、小型の239ボール10mm × 7mmチップ・スケール・パッケージ・ボール・グリッド・アレイ(CSP_BGA)で提供されます。ADMV4928は−40℃~+95℃のケース温度(TC)範囲で動作します。このCSP_BGAパッケージは、パッケージの上面からADMV4928の放熱を行う能力があり、最も効率的なヒートシンク機能を実現するとともに、プリント回路基板(PCB)の反対側への柔軟なアンテナ配置を可能にします。

アプリケーション

  • mmW 5Gアプリケーション
  • ブロードバンド通信
  • 詳細な情報、完全なデータシート、アプリケーション・ノートAN-2074、およびユーザ・ガイドについては、アナログ・デバイセズにお問い合わせください(mmWave5G@analog.com)。

    質問する

    modal close icon

    以下に質問を入力すると、アナログ・デバイセズのナレッジ・ベースからよくある質問の答えを見ることができます。

    検索

    search button redirect icon

    その他のサポート

    サポート

    アナログ・デバイセズのサポート・ページはアナログ・デバイセズへのあらゆるご質問にお答えするワンストップ・ポータルです。

    ADIサポート・ページはこちら
    Engineer Zone Icon

    ADIコミュニティに問い合わせる。

    EngineerZoneコミュニティはこちら

    Tool_OpenIcon

    よく聞かれる質問(FAQ)

    利用上の注意

    close icon

    アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。


    本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

    なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.G)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

    ドキュメント

    ドキュメント

    ビデオ

    ソフトウェアおよび製品のエコシステム

    ソフトウェアおよび製品のエコシステム

    最近表示した製品