AD9879
最終販売ミックスド・シグナル・フロントエンド、セットトップ・ボックス/ケーブル・モデム(MxFE®)対応
製品の詳細
- 低価格、3.3V・MXFE®(ミックスド・シグナル・フロントエンド)、DOCSIS、EURO-DOCSIS、DVB、DAVIC互換セットトップ・ボックスおよびケーブル・モデム・アプリケーション向け
- 232MHz直交デジタル・アップコンバータ
- 12ビット・ダイレクトIF・DAC(TxDAC+®)
- 最大65MHzまでのキャリア周波数DDS
- ADC:12ビット、33MSPS・ダイレクトIF・ADC(オプションのビデオ・クランプ入力付);10ビット33MSPS・ダイレクトIF・ADC;デュアル7ビット、16.5MSPSサンプリングI/Q・ADC;12ビットシグマ・デルタ補助DAC
- プログラマブル・サンプリング・クロック・レート
- 16×のアップサンプリング・インターポレーションLPF
- シングル・トーンの周波数合成
- アナログTx出力レベル調整
- ダイレクト・ケーブル・アンプとのインターフェース
AD9879は、単電源で動作するケーブル・モデム/セットトップ・ボックス対応のミックスド・シグナル・フロントエンドです。送信パス・インターポレーション・フィルタ、フル機能の直交型デジタル・アップコンバータ、および送信DACを搭載しています。受信パスは、12ビットADC、10ビットADC、デュアル7ビットADCを内蔵しています。PLLが、内部で必要な全クロックと出力システム・クロックを1個の水晶発振器/クロック入力から生成します。
AD9879は、MxFE製品ポートフォリオにおける革新的な製品であり、大きな成功をおさめたAD9873の次世代製品です。AD9879は、AD9873と比較して価格面と複数の機能を改善しています。具体的には、消費電力の低減、IFアンダーサンプリングの改善、0.5dBステップの出力ゲイン制御による粗いゲイン出力ドライバの使用の実現、チューニング分解能の改善(3.2Hzの分解能)などが挙げられます。また、帯域外チャンネルI、Qの復調のために十分な性能を維持しつつコスト低減を図るために、8ビットADCを7ビット・デバイスに置き換えています。
送信パス・インターポレーション・フィルタは、8.3MHzの出力信号帯域幅、16×のアップサンプリング係数を提供します。ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS)は、26ビットの周波数チューニング分解能で最大65MHzのキャリア周波数を生成します。送信DACの分解能は12ビットで、232MSPSのサンプリング・レートで実行できます。低い出力レベルが必要な場合は、0~7.5dB(0.5dBステップ)のアナログ出力を使ってS/N比を保持できます。
12ビットおよび10ビットのIF ADCは、最大70MHzのダイレクトIF入力を変換可能で、最大33MHzのサンプル・レートで処理を実行します。AD9879は、ビデオ入力、調整可能な信号クランプ・レベル、それに10ビットのADCにより、NTSCとQAMチャンネルを同時に処理できます。
プログラマブルΣΔ DACは、可変ゲイン・アンプ(VGA)、電圧制御チューナなどの外部コンポーネントを制御できます。CAポートが、PGA(プログラマブル・ゲイン・アンプ)ケーブル・ドライバ(AD8321/AD8323またはAD8322/AD8327)とのインターフェースを提供し、ホスト・プロセッサからMxFE SPORT経由でドライバを制御できます。
AD9879は100ピンMQFPパッケージで、ピン互換のAD9873よりも高度な受信パス・アンダーサンプリング性能と低価格を実現します。-40~+85℃の商用温度範囲で仕様規定しています。
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
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