AD9877
製造中ミックスド・シグナル・フロントエンド、単電源、ケーブル・モデム/セットトップ・ボックス対応
製品の詳細
- 低価格、3.3V・CMOS・MXFE®(ミックスド・シグナル・フロントエンド)、MCNS-DOCSIS、DVB、DAVIC互換セットトップ・ボックスおよびケーブル・モデム・アプリケーション向け
- 232MHz直交デジタル・アップコンバータ
- 12ビット・ダイレクトIF・DAC(TxDAC+®)
- 最大65MHzまでのキャリア周波数DDS
- プログラマブル・サンプリング・クロック・レート
- 選択可能なインターポレーション・フィルタ
- アナログTx出力レベル調整
- 12ビット、33 MSPSのダイレクトIF・ADC
- デュアル8ビット、16.5 MSPSのサンプリングIQ・ADC
- 2個の12ビット、ΣΔ補助DAC
- AD8321/AD8325またはAD8322/AD8327とダイレクト・インターフェースが可能
- PGAケーブル・ドライバ
AD9877は、単電源で動作するケーブル・モデム/セットトップ・ボックス対応のミックスド・シグナル・フロントエンドです。送信パス・インターポレーション・フィルタ、フル機能の直交型デジタル・アップコンバータ、送信D/Aコンバータで構成されます。受信パスには、12ビットADCとデュアル8ビットADCを搭載しています。PLLが、内部で必要な全クロックと出力システム・クロックを1個の水晶発振器/クロック入力から生成します。
送信パス・インターポレーション・フィルタは、8.4MHzの出力信号帯域幅で12×または16×のアップサンプリング係数をサポートします。ダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DDS)は、26ビットの周波数チューニング分解能で最大65MHzのキャリア周波数を生成します。送信DACの分解能は12ビットで、232MSPSのサンプリング・レートで実行できます。低い出力レベルが必要な場合は、0~7.5dB(0.5dBステップ)のアナログ出力を使って送信パスのS/N比を保持できます。
12ビットADCの優れたアップサンプリング性能により、最大75MHzのIF入力でENOBが10を超える優れた性能を発揮します。12ビットIF ADCは最大33MHzのサンプリング・レートをサポートするため、広帯域の信号入力を処理できます。
2つのプログラマブルΣΔ DACにより、可変ゲイン・アンプ(VGA)、電圧制御チューナなどの外部コンポーネントを制御できます。
ホスト・プロセッサは、AD9877のCAポートを使用して、MxFE SPORT経由でPGA(プログラマブル・ゲイン・アンプ)ケーブル・ドライバ(AD8321/AD8323またはAD8322/AD8327)を制御できます。
AD9877は100ピンMQFPパッケージで、ピン互換のAD9873よりも高度な受信パス・アンダーサンプリング性能と低価格を実現します。-40~+85℃の拡張工業用温度範囲で仕様規定しています。
ドキュメント
これは最新改訂バージョンのデータシートです。