AD9514

新規設計に推奨

クロック分配IC、1.6GHz、分周器、遅延調整、3出力

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • 1.6GHz差動クロック入力
  • 3つのプログラマブル分周器
    • 1~32の整数に対応
    • 位相選択で出力間の遅延粗調整を実現
  • 2つの独立した1.6GHz LVPECLクロック出力
    • LVPECL加法的広帯域出力ジッタ、225fs rms
  • 独立した1つのLVDS/CMOS出力(800MHz/250MHz)
    • LVDS/CMOS加法的広帯域出力ジッタ(300fs rms/290fs rms)
    • 最大10nsの遅延
  • デバイスを4レベルのロジック・ピンで設定
  • 省スペース、32ピンLFCSP

AD9514はマルチ出力クロック分配ICであり、データ・コンバータの性能を最大限に引き出すために低ジッタと低位相ノイズに重点を置いて設計されています。位相ノイズ/ジッタ条件の厳しいその他のアプリケーションでも、このデバイスの利点を活用できます。

独立した3つのクロック出力があり、2つはLVPECL出力、もう1つの出力はLVDSまたはCMOSレベルに設定できます。LVPECL出力は最大1.6GHzまで動作します。3つ目の出力はLVDSモードで800MHzまで、CMOSモードで250MHzまで動作します。
それぞれの出力にはプログラマブルな分周器があり、分周率を1~32の整数値を選択して設定できます。分周器の位相選択機能によって、1つのクロック出力の位相を他のクロック出力に関係付けて設定できます。この位相選択はタイミングの粗調整になります。
LVDS/CMOS出力には、3つの選択可能なフルスケール遅延値(1.5ns、5ns、10ns)による遅延機能があります。それぞれ16ステップの微調整が可能です。

AD9514には、動作/設定用のコントローラを外付けする必要はありません。4レベルのロジックを使って11ピン(S0~S10)でプログラムします。プログラム・ピンは、内部で⅓VSにバイアスされます。VREFピンは⅔VSのレベルを提供し、VS(3.3V)とGND(0V)は他の2つのロジック・レベルを提供します。

AD9514はデータ・コンバータ用のクロック・アプリケーションに最適であり、ピコ秒以下のジッタを持つエンコード信号でコンバータの最大性能を発揮します。

AD9514は32ピンのLFCSPパッケージで提供しており、3.3V単電源で動作します。温度範囲は、-40℃~+85℃です。

アプリケーション

  • 低ジッタ、低位相ノイズのクロック分配
  • 高速ADC、DAC、DDS、DDC、DUC、MxFE用クロック
  • 高性能無線トランシーバ
  • 高性能計測器
  • 広帯域インフラストラクチャ
  • ATE

AD9514
クロック分配IC、1.6GHz、分周器、遅延調整、3出力
AD9514-fbl AD9514 Pin Configuration
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