AD652

新規設計には非推奨

VF(電圧 / 周波数)コンバータ、モノリシック、同期型

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

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製品情報

  • 外部システム・クロックの使用により最大2MHzのフルスケール周波数を実現
  • 超低直線性誤差:
    1MHz FS時0.005%(max)
    2MHz FS時0.02%(max)
  • 外部主要部品不要
  • 高精度5Vリファレンス内蔵
  • 低ドリフト:25ppm/℃(max)
  • 単一電源または両電源で動作
  • 電圧または電流入力

AD652同期型電圧 / 周波数コンバータ(SVFC)は、高精度A/D変換用のパワフルなビルディング・ブロックで、100kHzの出力周波数時に代表値が0.002%(0.005% max)の非直線性を維持します。この伝達関数固有の単調増加性と広い範囲のクロック周波数により、変換時間と分解能を特定のアプリケーション向けに最適化できます。

AD652では一般的な電荷平衡技術を応用した方法によって変換機能を実行します。外部コンデンサの安定性に依存することなく、外部クロックを用いてフルスケール出力周波数を定義します。その結果、安定性と伝達関数の線形性が向上し、シングルおよびマルチチャンネル・システムのどちらのアプリケーションにおいても大きな利点が得られます。

高精度の低ドリフト電圧リファレンスと温度係数の低いオンチップの薄膜スケーリング抵抗の使用により、ゲイン・ドリフトが最小になります。さらに、レーザ・ウェハー・トリミングの採用によって、初期ゲイン誤差は0.5%未満になっています。

AD652のアナログおよびデジタル回路部は、シングルエンド電源で動作するように設計されているため、絶縁電源を用いた使用がシンプルになります。

AD652には、5つの性能別グレードがあります。20ピンPLCCパッケージのJPおよびKPグレードは0~+70℃の商用温度範囲、16ピン・サーディップ・パッケージのAQおよびBQグレードは-40~+85℃の拡張工業用温度範囲(1)で動作を仕様規定しています。AD652SQは-55~+125℃の拡張温度範囲全域で動作可能です。

AD652
VF(電圧 / 周波数)コンバータ、モノリシック、同期型
AD652 Functional Block Diagram
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