ADXL371

新規設計に推奨

マイクロパワー、3軸、±200gデジタル出力、MEMS加速度センサー

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • 計測範囲:±200g
  • 160Hz~2560Hzの範囲で帯域幅を選択可能、4極アンチエイリアシング・フィルタ内蔵
  • 選択可能なオーバーサンプリング比
  • 調整可能なハイパス・フィルタ
  • 超低消費電力
    • コイン・セル・バッテリによる電力供給が可能
    • 28µA @ 2560Hz ODR、3.3V電源
    • 低消費電力、低gアクティブ検出のためのウェークアップ・モード
    • 閾値を調整可能なインスタント・オン・モード:1.7µA
    • スタンバイ・モード:<0.1μA
    • システム・レベルの節電を実現する組込み機能
      • プロセッサの介入が不要な自律的割込み処理
  • 超低消費電力イベント・モニタリング機能が衝突を検出し、過渡イベントを取り込むのに十分な速度でウェークアップ
  • 調整可能な低g閾値のアクティブ/インアクティブ検出
  • 広い動作電圧範囲:2.5V~3.5V
  • 外部トリガによる加速度サンプルの同期
  • SPIデジタル・インターフェースと限定I2Cインターフェース形式をサポート
  • スケール・ファクタ100mg/LSBで12ビット出力
  • 広い動作温度範囲:−40°C~+105°C
  • 小型・薄型パッケージ:3mm × 3.25mm × 1.06mm

ADXL371は超低消費電力の3軸±200gマイクロマシン(MEMS)加速度センサーで、出力データ・レート(ODR)が2560Hzのときの消費電流は28μAです。ADXL371は、低消費電力動作を実現するためにフロント・エンドの電源のオン/オフを行わないので、センサー出力にエイリアスが生じるおそれはありません。

ADXL371は、超低消費電力に加えて、システム・レベルの消費電力を低減しながら衝撃を検出することを可能にします。更に、インアクティブ期間中のモーション・モニタリング用に、割込み駆動によるウェークアップ機能を備えた、追加の低消費電力モードが2つあります。ウェークアップ・モードでは、出力ノイズを十分小さく抑えるために加速度データを平均化して、低g閾値でデバイス動作をトリガすることができます。ADXL371はインスタント・オン・モードでは1.7μA消費し、衝突の有無について継続的に環境をモニタします。内部で設定した閾値を超える衝突イベントが検出された場合、デバイスは、イベントを記録するのに十分な速さで通常動作モードに切り替わります。

gアプリケーションでは、広い周波数範囲にわたって加速度成分が現れる傾向があります。ADXL371は、高gアプリケーションによく見られる帯域外信号を減衰させる、4極ローパス・アンチエイリアシング・フィルタを内蔵しています。また、ADXL371は、周囲温度ドリフトのような初期誤差およびゆっくりと変化する誤差を除去するために、ハイパス・フィルタも内蔵しています。

ADXL371は、100mg/LSBのスケール・ファクタで12ビットのデータを出力します。設定レジスタとデータ・レジスタには、シリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)、あるいはI2Cプロトコルを介してアクセスできます。ADXL371は広い電源電圧範囲で動作し、3mm × 3.25mm × 1.06mmのパッケージを採用しています。

アプリケーション

  • 衝突と衝撃の検知
  • 資産の健全性評価
  • モノのインターネット(IoT)用携帯型エッジノード
  • 脳震盪や頭部外傷の検出

ADXL371
マイクロパワー、3軸、±200gデジタル出力、MEMS加速度センサー
ADXL371 Functional Block Diagram ADXL371 Pin Configuration
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評価用キット

eval board
EVAL-ADXL371Z

ADXL371マイクロパワー、3軸、±200 gデジタル出力、MEMS加速度センサーの評価

機能と利点

  • 5ピンのヘッダ搭載用のスペースを設けた2セットのビア
  • プロトタイピング・ボードまたはPCBへの取り付けが容易
  • 小型サイズおよびボードの剛性により、システムおよび加速度計測への影響を最小化

製品詳細

EVAL-ADXL371Zは、ADXL371超低消費電力3軸デジタル出力MEMS加速度センサーの性能評価を手早く行うことができる、シンプルな評価ボードです。EVAL-ADXL371Zは既存のシステムにおけるADXL371の評価に最適です。この評価ボードは剛性があり小型サイズであるため、システムと加速度計測の両方に対してボードの影響が最小になります。

ADXL371の全仕様については、ADXL371のデータシートを参照してください。この評価用ボードを使用する際は、データシートと併せてユーザ・ガイドを参照してください。

EVAL-ADXL371Z
ADXL371マイクロパワー、3軸、±200 gデジタル出力、MEMS加速度センサーの評価
ADXL371 Evaluation Board - Angle View ADXL371 Evaluation Board - Top View ADXL371 Evaluation Board - Bottom View

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