ADRF6821

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DPD RFIC、450 MHz ~ 2800 MHz、フラクショナル N PLL および VCO 内蔵

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製品情報

  • フラクショナル N PLL 内蔵 DPD レシーバ
  • RF 入力周波数範囲: 450 MHz ~ 2800 MHz 
  • 内部 LO 入力周波数範囲: 450 MHz ~ 2800 MHz 
  • SPDT 吸収型 RF スイッチ付きデュアル RF 入力
  • シングルエンド 50 Ω 入力向け統合型 RF バラン
  • RF 入力の全範囲をカバーする統合型 VCO 
  • デジタル的に設定可能な LO 位相オフセットおよび DC ゼロ調整
  • 4 線式 SPI を介してプログラム可能 
  • 56 ピン、8 mm × 8 mm LFCSP

ADRF6821 は、高集積、デュアル無線周波数(RF)入力のゼロ中間周波数(IF)/低 IF RFIC レシーバで、直交復調器、デジタル・ステップ減衰器(DSA)、IF リニアアンプ、統合型フラクショナル N フェーズロック・ループ(PLL)、低位相ノイズのマルチコア電圧制御発振器(VCO)を内蔵しています。RFIC は、通信のデジタル・プリディストーション(DPD)システムに最適です。

ADRF6821 では、高い絶縁性を備えた 2:1 RF スイッチとオンチップの広帯域 RF バランにより、2 つのシングルエンドの 50 Ω 終端 RF 入力に対応しています。プログラム可能な減衰器を備えているので、高直線性復調器コアに対して適切な差動 RF 入力レベルとなります。内蔵の減衰器は、ステップ・サイズは 1 dB で 減衰範囲は15 dB です。復調器の後段には高直線性 IF アンプが接続されており、シグナル・チェーンの次の部品(通常は A/D コンバータ(ADC))とのインターフェースを行います。

ADRF6821には、差動局部発振器(LO)用入力信号を生成する2つの方法があります。1 つは内蔵の低位相ノイズ VCO とフラクショナル N シンセサイザを使用して内部的に生成する方法、もう 1 つは外部的に低位相ノイズ LO 信号を外部的に供給する方法。内蔵シンセサイザにより、LOの連続した 周波数 範囲は450 MHz ~ 2800 MHz をカバーします。PLL リファレンス入力は広い周波数範囲に対応しており、位相周波数検出器(PFD)の前にリファレンス分周器を内蔵しています。

選択した方法に応じ、内蔵のフラクショナル N シンセサイザの出力が 2 分周の直交位相スプリッタに供給されます。外部 LO 経路からの供給は、2× LO 信号を 2 分周直交位相スプリッタとともに使用して、ミキサーに供給する直交 LO 入力を生成することができます。

ADRF6821 は、最新のシリコン・ゲルマニウム(SiGe)バイポーラ相補型金属酸化膜半導体(BiCMOS)プロセスを使用して製造され、露出パッド付きの 56 ピン、RoHS 準拠、8 mm × 8 mm LFCSP パッケージを採用してます。性能は、−40°C ~ +105°C のケース温度範囲で仕様規定されています。

アプリケーション

  • 携帯電話 W-CDMA/GSM/LTE
  • DPD レシーバ 
  • マイクロ波ポイント to ポイント無線

ADRF6821

DPD RFIC、450 MHz ~ 2800 MHz、フラクショナル N PLL および VCO 内蔵

ADRF6821 Functional Block Diagram ADRF6821 Pin Configuration
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ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。

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ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。

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LTspice

LTspice®は、無料で提供される強力で高速な回路シミュレータと回路図入力、波形ビューワに改善を加え、アナログ回路のシミュレーションを容易にするためのモデルを搭載しています。

 


評価用キット

eval board
EVAL-ADRF6821

ADRF6821 評価用ボード

機能と利点

  • ADRF6821 用のフル機能評価用ボード
  • 単電源: 5.6 V 
  • 制御用 ACE ソフトウェア

製品詳細

ADRF6821-EVALZ は、ADRF6821 の性能を評価する評価用ボードです。この評価用ボードには、ADRF6821、SDP-S コントローラ・ボード用コネクタ、電源コネクタ、レギュレータ、サブミニチュア・バージョン A(SMA)コネクタが内蔵されています。ADRF6821-EVALZ には、ADRF6821 をプログラミングするために SDP-S コントローラ・ボードが必要です。ADRF6821-EVALZ は、 ロジャース社の 4 層プリント基板(PCB)を使用しています。


ADRF6821 は、450 MHz ~ 2800 MHz の無線周波数(RF)入力に対応する高性能の広帯域復調器ソリューションです。この高集積度のデバイスは、2:1 入力 RF スイッチ、統合型 RF バラン、直交復調器、統合型フェーズロック・ループ(PLL)/電圧制御発振器(VCO)、統合型中間周波数(IF)アンプ、A/D コンバータ(ADC)ドライバで構成されています。最大 500 MHz の入出力帯域幅に対応し、15 dB のプログラム減衰器を内蔵しています。ADRF6821 に内蔵されている PLL/VCO は、900 MHz ~ 5600 MHz の 2× 局部発振器(LO)信号を生成します。


ADRF6821 データシートに詳細が掲載されています。評価用ボードを使用する際は、このデータシートを併用してください。

EVAL-ADRF6821
ADRF6821 評価用ボード
ADRF6821-EVALZ Image

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