ADAQ7768-1

新規設計に推奨

24ビット・シングル・チャンネル高精度μModuleデータ・アクイジション・システム

利用上の注意

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なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

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製品情報

  • 高集積データ・アクイジション・ソリューション
  • 設定可能な7つのゲイン・オプション
    • G = 0.325、0.65、1.3、2.6、5.2、10.4、20.8V/V
  • 最大差動入力範囲:±12.6V
  • 最大入力コモンモード電圧範囲:-12V~+12V
  • 最大の平坦度と線形位相特性を持つ4次AAF
  • エイリアシングからの完全保護と100dB(代表値)の除去
  • デバイス間の優れた位相マッチングとドリフト
    • ACとDCの高精度な性能を両立:
    • システム全体のダイナミック・レンジ:最大130dB
    • THD:0.325V/Vのゲインで−120dB(代表値)
    • DC CMRR:20.8V/Vのゲインで最小100dB
    • 最大入力バイアス電流:25pA(25°C時)
    • INL:±6ppm(代表値)
    • ゲイン誤差ドリフト:最大5.5ppm/°C
    • デバイス間の最大位相不整合:20kHzで±0.13°
  • 設定可能な出力データ・レート、フィルタ・タイプ、および遅延
  • リニア位相デジタル・フィルタ・オプション:
  • 広帯域低リップルFIRフィルタ(最大入力帯域幅110kHz)
  • Sinc5フィルタ(1.024MSPS、最大入力帯域幅198.4kHz、最大群遅延4μs)
  • Sinc3フィルタ(50Hz/60Hz除去)
  • LDO内蔵
  • 電源デカップリング・コンデンサ内蔵
  • ピン・ストラップまたはSPIを使用した設定
  • 絶縁アプリケーションに最適化されたデジタル・インターフェース
  • 一連の診断チェック・メカニズム
  • 動作温度範囲:−40°C~+85°C
  • パッケージング:12.00mm × 6.00mmの84ボールCSP_BGA(ボール・ピッチ0.80mm)
    • ディスクリート・ソリューションと比べてフットプリントを1/10に削減

ADAQ7768-1は、 シグナル・コンディショニング、変換、処理ブロックを1つのシステム・イン・パッケージ(SiP)設計にカプセル化した24ビット高精度データ・アクイジション(DAQ)μModule®システムです。極めてコンパクトで高性能、かつ高精度なDAQシステムの迅速な開発が可能になります。

ADAQ7768-1の構成要素は次のとおりです。

  • 低ノイズ、低バイアス電流、高帯域幅のプログラマブル・ゲイン計装アンプ(PGIA)。高入力インピーダンスを維持しながら信号増幅と信号減衰にも対応します。
  • 低ノイズ、線形位相の4次アンチエイリアス・フィルタ。
  • 低ノイズ、低歪み、高帯域幅のADCドライバ、およびオプションの線形性向上バッファ。
  • 設定可能なデジタル・フィルタを備えた高性能、中帯域幅の24ビットΣ-Δ ADC。
  • 低ノイズ、低ドロップアウトのリニア電圧レギュレータ。
  • リファレンス・バッファ。
  • シグナル・チェーンに必要な重要な受動部品。

ADAQ7768-1は、最大±12.6Vの完全差動入力信号をサポートします。入力コモンモード電圧範囲は±12Vで、優れた同相ノイズ除去比(CMRR)を備えています。

入力信号は、2pA(代表値)という極めて低い入力バイアス電流で完全にバッファリングされます。これにより入力インピーダンスのマッチングが容易になり、高い出力インピーダンスを持つセンサーにADAQ7768-1を直接接続することができます。

ピン設定可能な7つのゲイン設定はシステムのダイナミック・レンジを拡張し、より低振幅の入力信号に対するシグナル・チェーンのノイズ性能を向上させます。

4次ローパス・アナログ・フィルタとユーザ設定可能なデジタル・フィルタを組み合わせることにより、入力ノードで発生する高周波ノイズと帯域外トーンがエイリアシングによって対象帯域に混ざってしまうことを防ぎ、シグナル・チェーンを完全に保護します。アナログ・ローパス・フィルタは、位相直線性を高め、インバンド振幅応答を最大限に平坦化できるよう注意深く設計されています。アナログ・ローパス・フィルタ内で使用されている抵抗ネットワークは、アナログ・デバイセズのiPASSIVES技術を用いて構築され、絶対値においても温度範囲全体においても優れた抵抗マッチング特性を備えています。その結果、温度変化によるドリフトを最小限に抑えながらシグナル・チェーンの性能が維持されます。またADAQ7768-1は、デバイス間での位相不整合がほとんどありません。

高性能ADCドライバ・アンプによって、最大サンプリング・レートにおけるADC入力の完全なセトリングが確保されます。ドライバ回路は、安定性を維持しながら、付加ノイズ、誤差、歪みを最小限に抑えるように設計されています。完全な差動アーキテクチャは、シグナル・チェーンのダイナミック・レンジを最大限に引き出します。

ADAQ7768-1内のA/Dコンバータ(ADC)は、高性能、24ビット精度、シングルチャンネルのシグマデルタ・コンバータです。優れたAC性能とDC精度を備え、16.384MHzのMCLKから256kSPSのスループット・レートを実現しています。

シグナル・チェーンの直線性は、オプションの線形性向上バッファによって更に向上します。

ADAQ7768-1は入力リファレンス電圧4.096Vで仕様規定されていますが、このデバイスは、VDD_ADCから1Vまでのリファレンス電圧をサポートできます。

ADAQ7768-1には2種類のリファレンス・バッファがあります。1つはリファレンス入力の駆動要件を緩和するプリチャージ・リファレンス・バッファ、もう1つは高インピーダンスのリファレンス入力を提供するフル・リファレンス・バッファです。どちらのバッファもオプションであり、レジスタ設定でオフにすることができます。

ADAQ7768-1は、水晶発振器、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)、低電圧差動伝送(LVDS)という3種類のクロック入力をサポートしています。

ADAQ7768-1には3種類のデジタル・ローパス・フィルタがあります。広帯域フィルタは、理想的なブリック・ウォール・フィルタに近いフィルタ・プロファイルを備えており、周波数の分析に最適です。sinc5フィルタは、良好なエイリアシング除去レベルを維持しながら低遅延経路とスムーズなステップ応答を両立します。また、16.384MHzのMCLKで最大1.024MSPSの出力データ・レートをサポートしているsinc5フィルタは、低遅延のデータ収集と時間領域分析に最適です。sinc3フィルタは幅広いデシメーション・レシオをサポートし、16.384MHzのMCLKで最小50SPSまでの出力データ・レートを生成できます。更に、50Hz/60Hzの同時除去ポスト・フィルタと組み合わせることで、sinc3フィルタは、高精度DC測定で特に有益な機能を果たします。ADAQ7768-1の3つのデジタル・フィルタはいずれも、線形位相応答を持つFIRフィルタです。フィルタの帯域幅は、DAQシグナル・チェーンの帯域幅と直接対応しており、レジスタを使用して完全に設定することができます。

また、ADAQ7768-1は、2つのデバイス設定方法をサポートしています。SPIを介したレジスタ書込みによってデバイスを設定する方法と、単純なハードウェア・ピン・ストラッピングにより、事前定義された複数のモードのいずれかで動作するようにデバイスを設定する方法です。

レジスタ・アクセスとサンプル・データ・リードバックの両方の機能が単一のSPIでサポートされます。ADAQ7768-1は常にSPIターゲットとして機能します。複数のインターフェース・モードをサポートし、このデバイスとの通信には最低でも3つのIOチャンネルが必要です。

加えて、システムの信頼性を高めるために、ADAQ7768-1には、動作中の多様なエラーを検出する一連の内部診断機能が備わっています。

ADAQ7768-1デバイスは、動作温度範囲が −40°C~+85°Cで、12.00mm × 6.00mmの84ボールCSP_BGAパッケージ(ボール・ピッチ0.80mm)を採用しており、多チャンネルのアプリケーションに最適です。ADAQ7768-1の基板スペースはわずか75mm2です。つまり、750mm2を使用するディスクリート・ソリューションの1/10の面積となっています。

アプリケーション

  • 汎用入力測定プラットフォーム
  • 電子テストおよび計測
  • サウンドと振動、音響、および素材科学の研究開発
  • 制御およびハードウェア・イン・ザ・ループ検証
  • 予防メンテナンスのための状態監視
  • オーディオ試験

ADAQ7768-1
24ビット・シングル・チャンネル高精度μModuleデータ・アクイジション・システム
ADAQ7768-1 Functional Block Diagram ADAQ7768-1 Circuit Diagram ADAQ7768-1 Pin Configuration adaq7768-1-umodule-device
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ツールおよびシミュレーション

LTspice 1


下記製品はLTspiceで使用することが出来ます。:

  • ADAQ7768-1

IBISモデル 1

LTPowerPlanner 1

Signal Chain Designer

Signal Chain Designerは、複雑な高精度シグナル・チェーンの構築、シミュレーションを行うために設計されたウェブベースのツールです。PCBを作成する前に、伝達関数、ノイズ、消費電力、入力範囲、DCエラーなど、回路の性能を確認できます。さまざまな部品やアーキテクチャを素早く試すことができます。シグナル・チェーンはLTspiceにエクスポートして更に解析を行うことができます。

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ADI Circuit Explorer™

ADI Circuit Explorer™ uses AI to interpret natural language prompts and search a database of validated analog circuit designs, helping you quickly find the best match for your needs.

ツールを開く
LTspice

LTspice®は、無料で提供される強力で高速な回路シミュレータと回路図入力、波形ビューワに改善を加え、アナログ回路のシミュレーションを容易にするためのモデルを搭載しています。

 


評価用キット

eval board
EVAL-ADAQ7768-1

ADAQ7768-1(24ビット、シングル・チャンネル高精度μModuleデータ・アクイジション・システム)の性能評価

機能と利点

  • ADAQ7768-1(24ビット、シングルチャンネル高精度μModule®データ・アクイジション・システム)の評価用キット
  • スイッチまたはGPIOによって制御されるゲイン・モード
  • フル機能のパワー・マネージメント・ソリューション
  • FMCコネクタを使用してFPGAとのデジタル・インターフェースを実現
  • オプションのArduino(アルドゥイーノ)およびPMODコネクタ

製品詳細

EV-ADAQ7768-1FMC1Z評価用キットは、ADAQ7768-1(24ビット、シングルチャンネル高精度μModule®データ・アクイジション(DAQ)システム)を搭載しています。この評価用ボードは、ADAQ7768-1 μModuleの性能を実証する、各種アプリケーション向けの汎用ツールです。

EV-ADAQ7768-1FMC1Zボードは、システム・デモンストレーション・プラットフォーム(SDP-H1)を介してPCのUSBポートに接続します。デフォルトでは、EV-ADAQ7768-1FMC1Zに必要なすべての電源レールが、SDP-H1に接続された3.3Vレールによって供給されます。3.3Vレールは、内蔵の電源ソリューションによって±15Vと5.3Vにレギュレーションされ、ADAQ7768-1とそのサポート部品に電力を供給します。

EV-ADAQ7768-1FMC1Zは、ダウンロード可能な評価用ソフトウェア(ACE)と一緒に使用されます。この評価用ソフトウェアは、ADAQ7768-1のデバイス・レジスタ機能を詳細に設定し、ADC性能評価のために、DCおよびACの時間領域分析と周波数領域分析を波形グラフ、ヒストグラム、および関連するノイズ分析の形で提供します。ACEソフトウェアは、システム・デモンストレーション・プラットフォーム(SDPH1)からUSBを介してEV-ADAQ7768-1FMC1Zを制御します。

ADAQ7768-1のデータシートには、ADAQ7768-1の詳細とすべての仕様が記載されています。この評価用ボードを使用する際は、ユーザ・ガイドと併せてADAQ7768-1のデータシートを参照してください。SDP-H1の詳細については、SDP-H1製品ページを参照してください。

eval board
EVAL-ADMX1001

完全差動入力アクイジション・チャンネルを備えた超低歪み信号発生器測定モジュール

機能と利点

  • 超低歪み、高分解能ソース
    • DC、50Hz~40kHzの周波数範囲
    • 独自のデジタル・プリディストーション(DPD)アルゴリズム
    • THD:−130dBc THD(1kHz時の代表値)
    • オンボード・パターン・メモリを用いた任意波形発生(AWG)
    • 差動(バランス)出力:最大3.5VRMS
    • 保存された複数の波形間の高速パターン切り替え
  • 完全差動入力アクイジション・チャンネル
  • スモール・フォーム・ファクタ(60mm × 40mm)
  • 低消費電力:1W(代表値、自己消費電力)
  • テストおよび測定システムに統合するためのSPIインターフェース

製品詳細

ADMX1001は、アクイジション・チャンネルを備えた超低歪み正弦波および高分解能任意波形の発生器です。この高性能モジュールは、独自のデジタル・プリディストーション・アルゴリズムの実例となるものであり、信号歪みを、高性能D/Aコンバータ(DAC)とアンプだけで達成できるレベルよりも低減します。その差動出力は、高性能A/Dコンバータ(ADC)、オーディオ・コーデック、およびその他のオーディオICやシステムのテストで必要とされることが多いコモンモード・レベルに設定できます。信号発生器とアクイジション・チャンネルは、別々の使いやすいSPIインターフェースを用いて個別に制御できます。ADMX1001は、スモール・フォーム・ファクタを有するため、テスト・システムに容易に組み込むことができ、あるいは、測定や特性評価用の作業台で簡単に使用できます。

アプリケーション

  • ハイエンド・オーディオのテスト
  • A/Dコンバータの特性評価およびテスト
  • センサーおよびトランスデューサーのテスト
  • 周波数応答とネットワーク解析
  • 自動試験装置(ATE)

EVAL-ADAQ7768-1
ADAQ7768-1(24ビット、シングル・チャンネル高精度μModuleデータ・アクイジション・システム)の性能評価
EV-ADAQ7768-1FMC1Z Evaluation Board EV-ADAQ7768-1FMC1Z Evaluation Board - Top View EV-ADAQ7768-1FMC1Z Evaluation Board - Bottom View
EVAL-ADMX1001
完全差動入力アクイジション・チャンネルを備えた超低歪み信号発生器測定モジュール
ADMX1001 - Top View ADMX1001 - Bottom View ADMX1001 - Angle View ADMX1001FMCZ - Top View ADMX1001FMCZ - Bottom View ADMX1001FMCZ - Angle View EVAL-ADMX100X-FMCZKIT - Angle View EVAL-ADMX100X-FMCZKIT - Top View

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