第3章
反射係数と高速信号伝送
(知らないとプリント基板の設計ができない!)
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第16回 伝送線路とミスマッチ、そして反射係数
反射係数の概念を、伝送線路(プリント基板のパターン)上での振る舞いも含めて、デジタル信号のイメージを用いて説明します。「反射係数の概念を知らないと、プリント基板の設計ができない!」といえるかもしれません(脅かすわけでなく)。 反射係数の概念の理解が、インピーダンス・マッチングやスミスチャートにつながっていきます。
第17回 反射係数とCMOSデジタル信号伝送
反射係数の概念とCMOS信号伝送のうごきが、どう関連しているかを考えます。CMOSの立上り時間と多重反射との関係なども理解できるでしょう。後半では実際のプリント基板を用いた実験結果も示しています。
第18回 高速アナログ信号のパターン上での伝送
負荷抵抗値と伝送線路の特性インピーダンスが異なる場合に、伝送線路の入力端から負荷を見たとき、その入力インピーダンスが変化するという点を説明します。これは伝送線路を用いたマッチング回路を構成するときに非常に重要な概念です。後半の17:40からのVSWRについの説明は、補足的な説明なので、お忙しい方はこの前までご覧いただければ十分です。
第19回 反射係数をより深く理解する(次のステップへの入り口)
負荷抵抗にリアクタンス成分が付加され「負荷インピーダンス」になった場合、反射係数が複素数になるということを説明します。あわせて反射係数面を示し、伝送線路の長さが長くなると、入力端から見た反射係数が反射係数面上を時計方向に回転していくということを説明します。この理解がマッチングやスミスチャートを深く理解していくポイントとなります。