FAQ

AD9833 - FAQ

DDSの周波数切り替え

Q:   周波数を変更しようと、16ビット/ワードで周波数レジスタ内容を書き換えると、出力が不連続になる。連続的に周波数を変更することはできないか。

A:   AD9833はデータレジスタの書き込みが16ビット毎となっておりますので、出力に選択している周波数ジスタの値を書き換えると、最初に16ビット書き込んでから次の16ビットデータが書き込まれるまでに意図しない周波数が出力されます。 AD9833は周波数レジスタが2組ありますので、周波数を変更する場合には、出力に選択していない方の周波数レジスタを更新しFSELで出力周波数レジスタを切り替えてください。

クロックが変わった場合の位相シフトの分解能

Q:   可変位相シフト・レジスタが内蔵されたDDSでは、マスタークロックが変わった場合、設定できる最小分解能のステックは変わるのでしょうか。

A:   位相シフトの設定は、マスタークロック(Reference Clock)の周波数には依存しません。たとえば12ビット分解能のレジスタであれば、分解能は、360 / 4096≒0.088°です。

プログラマブル波形発生器と2MHzの基準発振器を位相同期させたい

Q:   AD9833プログラマブル波形発生器と基準発振器が2MHzで発振しており、位相比較の位相差に応じてAD9833の位相をプログラムコントロールして基準発振器の位相に一致させたいと思っています。一致後に、基準発振がなくなっても、位相関係を保持したまま出力し続けたいと考えています。このような動作実現できますか。

A:   AD9833の出力周波数の分解能は動作クロック:MCLKの1÷2^32となりますので出力は連続した周波数でなくMCLKの1÷2^32の間隔となります。位相比較器の誤差が無かったとしても僅かな誤差が必ず残ります。またAD9833のMCLKの精度及び安定度の影響を受けますので2MHzのクロックに対するAD9833の出力の位相は時間の経過によりずれてしまいます。

DDSの出力を停止させるにはどのような方法が良いのでしょうか。

Q:   AD9833において連続でデータ変更しながら、周波数を変え、最後に出力を停止するために、周波数制御ワード、FREQ0のLSB側レジスタ、MSB側レジスタの順で書き込んで周波数を少しづつ変えています。最後にLSB側、MSB側の0-14bitをすべて0にして出力の変化を止めております。Voutの出力を止めるのは、どのような制御が最良かアドバイスお願いします。

A:   AD9833には二つの周波数制御レジスタが用意されています。このデバイスの出力周波数を変更する場合、二つのレジスタのうちFSELECTビットで選択されていない周波数レジスタに次に出力させたい周波数のデータを設定しFSELECTでこの周波数を設定したレジスタに切り替えてください。選択されて動作している周波数レジスタの値を直接変更すると、MSB側、LSB側のレジスタ書き込みの間に一時的に意図しない周波数が出力されます。また出力をミッドスケールで停止させる場合にはRESETを行っていください。ゼロにする場合にはDACをパワーダウンしてください。 任意の出力電圧で停止させる場合には周波数制御レジスタにゼロを書き込んで下さい。

DDSでのDAC出力振幅は、ナイキスト周波数まで一定なのでしょうか。

Q:   DDSなどのDAC出力は、 CLK周波数の1/2(ナイキスト周波数)以下であれば、出力レベルは一定ですか。

A:   DCからナイキスト周波数の範囲も他の周波数同様にSINC(X)/Xのロールオフ応答となり平坦ではありません。

波形発生器のDC出力

Q:波形発生器の出力をDC固定にすることは可能ですか。

A:AD9833の出力周波数レジスタとアキュムレータをリセットし出力周波数を0Hzの状態とすれば位相レジスタの操作により出力電圧を変更することが出来ます。

DAコンバータのAGNDとDGND

Q:   DAコンバータのピンにアナログ・グランド(AGND)とデジタル・グランド(DGND、OGNDあるいはDRGND)がありますが、これらのピンは内部で分離されているのでしょうか。

A:   チップ上の回路ブロック毎に配線は分離されていますが、必ず内部でダイオードの相互接続でつながっています。従いましてこれらのグランド間では、通常±0.3V以上の電位差を持ってはいけません。

外形寸法図のBSCとは?

Q:   ± データシーとの外形図に記されている「BSC」とは、どのような意味でしょうか。

A:    BaSiCの略です。公称値という意味です。

ICの寿命や製品保証の資料は?

Q:  ± ICの寿命・製品保証に関する資料はありますか。故障率でも結構です。

A:   弊社で供給しております半導体製品の一般的な信頼性データは、弊社Webサイトから検索することが出来ます。また品質保証に関する資料等もこのサイトから検索することが出来ます。品質&信頼性のサイトから信頼性データや信頼性ハンドブック、FITレート、技術資料などをご覧ください。

Pwr Dissとは?

Q:   ± 仕様欄に表記されている"Pwr Diss(Max) 20mW"(一例)に関して用語の意味を教えてください。

A:   Pwr Diss(Max) 20mW ですが、Power Dissipationの略表示となっており、パラメータとしては消費電力となります。

デシケータ管理条件

Q:  パッケージ開封後のデシケータ管理の条件について教えてください。管理状況によってベーキングが必要となるかと思います。その条件についても併せて教えてください。

A:  アナログ・デバイセズ製品に関しましては、湿度等の条件はJEDECのSTD–20Dを適用しております。(もともとご質問の製品は)その規定によりMSL(Moisuture Level)1と規定された製品です。MSL1のデバイスに対する取り扱いにつきましては、このJEDE STD–20Dをご参照ください。なおMSL1はもっとも管理が緩い製品レベルです。

AD9833の出力周波数はどこまで設定できますか?

Q:  出力周波数がAD9833のデータシートに示されておりますが その式から判断すると fmclk×0.99・・まで出せそうですが可能なのでしょうか シャノンの定理を満足せずビート信号(上記の場合(1-0.99・・=0.00・・)×fmclk)が出力されないでしょうか。

A:  AD9833で設定可能な周波数は理論上はfmclkの1/2までとなります。 これ以上の値を設定すると出力はナイキスト周波数に折り返されます。 実用上使用できるAD9833の出力周波数範囲はFmclkの40%となります。

*イメージ周波数などを使用しない場合。