信頼性プログラム
アナログ・デバイセズはつねに、最高水準の信頼性を有する製品の提供に最大限注力してきました。当社では、これを達成するためあらゆる分野において製品およびプロセスの設計だけでなく、製造プロセスにも品質と信頼性の検査を組み込んでいます。その際に、「信頼性のための設計」、「信頼性の作り込み」、「部品段階の信頼性」、「ウエハー段階の信頼性」、「信頼性モニタリング・プログラム」の5つの信頼性プログラムを実施しています。
アナログ・デバイセズは、ワールドクラスの信頼性水準の継続的な向上に注力しており、一部では業界で最高水準の信頼性も達成しています。詳細については、以下のリンク先をご覧ください。:
- 信頼性の作り込み
新技術を開発する際には、信頼性グループとプロセス開発および製造を担当する技術者が協力して作業し、信頼性の作り込み(BIR)が行われるようにします。
- 信頼性のための設計
信頼性の専門家が継続的に設計者や製造部門と協力し、すべての新製品の設計に信頼性を組み入れます。
- 故障メカニズムの評価
信頼性の技術者が設計部門や製造部門の技術者と緊密に協力し、製品設計、加工プロセス、ICパッケージ間で想定しうる予期しない相互作用を特定・排除し、全体としての信頼性を最大化します
- 品質保証プランニング
品質保証プランニング手法では、品質保証プロセスおよび信頼性基準について、業務上、特にこれらの問題に関して知識が豊富であると考えられるプロジェクト・エンジニアのチームが信頼性に関して質の高い判断を行います。
- 信頼性モニタリング
生産段階のユニットを無作為に抽出し、厳格なストレス試験を実施して、継続的に製品の信頼性を証明します。
- 製品解析
アナログ・デバイセズの製品解析グループは、どのような問題であれ、全力を尽くしてお客様に妥協のないサポートを提供します。製品解析技術が完全であること、そして高度に訓練された技術水準の高い専門家を解析チームとすることが条件です。
- ESD制御の
専門知識アナログ・デバイセズは、基板レベルおよびシステム・レベルのEOS/ESD保護に関してお客様の理解を支援します。
- 品質保証試験
アナログ・デバイセズはお客様と協力して、製品が使用されるアプリケーションと環境を調べ、よく理解したうえで、適切な水準の品質と信頼性を定めます。次に製品の設計と製造フローにこれらを組み込み、新製品サイクルの品質保証の段階で検証します。
- プロセスとパッケージの耐性
信頼性ストレス加速試験を実施して、製品の耐性を確認します。
- EOS/ESDの耐性
CDMとHBMでのESDに対する堅牢性を実現するためのADIの設計ルールとADI独自の設計手法は、同時にMMでの耐ESD性をも保証しています。

全体での信頼性
の確認
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信頼性の検証
信頼性ハンドブック
アナログ・デバイセズ信頼性ハンドブックは、お客様の要求に応える信頼性の高い高品質製品を製造するために当社が採用している活動と基準を中心に説明しています。このハンドブックでは、製造プロセスの各段階および従業員の中に具現される品質と信頼性に関する埋め込まれた方針について説明します。アナログ・デバイセズはお客様からのニーズと最高品質への要求に応えるよう、設計、製造、サポートのあらゆる段階で絶えず改善に努め、全力で取り組んでいます。
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