生体インピーダンス監視機器を小型化する 低電力BioZ AFEを発表

2022年03月08日 - 東京
  • 想像を超える可能性を実現するアナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、生体インピーダンス(BioZ)リモート患者監視(RPM)機器のサイズを小型化し動作時間を延長する低電力、高性能BioZアナログフロントエンド(AFE)のMAX30009を発表しました。バッテリ駆動で連続動作が必要となる小型ウェアラブル機器の開発者はこのワンチップのAFEを用いることで、ウェルネス用途のウェアラブル機器および医療グレードパッチが必要とする健康評価のための生体インピーダンス分析に必要な臨床グレードのバイタルサイン測定が可能となります。

     

    さまざまなバイタルサインモニタ、チェストパッチ、ストレスモニタ、BioZおよびウェアラブルヘルスケア機器は、小さくコンパクトな設計として利便性と快適性を高めるためには小型バッテリで動作する必要があります。MAX30009は、用途に応じて低電力設計を実現するためのさまざまな最適化オプションを備えており、小型バッテリの電力消費を低減し、BioZウェアラブル機器の動作時間を延長します。MAX30009は、同様の機能の競合製品と比べて消費電力が62%少なく、身体に装着するパッチおよびバイタルサイン監視機器の測定期間を延長します。また、この高集積AFEは競合製品より30%小型で、バイタルサイン測定機器のサイズを小型化し、消費者および患者にとってより快適かつ便利なものにすることができます。

    生体インピーダンス分析装置は、医療従事者が体脂肪率および体組成(呼吸およびインピーダンス心電図など)を測定するために一般的に用いる便利な方法です。MAX30009は、IおよびQの同時測定、2電極(バイポーラ)および4電極(テトラポーラ)構成による包括的な範囲のBioZモダリティを監視します。これによってBioZモダリティ測定値の柔軟な入力および広範囲のサンプルレートが可能となり、各種の医療用BioZ測定に対応します。サンプルレートの範囲がより広くなったことで、呼吸数、ガルバニック皮膚反応および皮膚電気活動、体組成および体液分析、生体インピーダンス分光法、インピーダンス心電図および容積脈波記録法での測定を行うことで、患者の健康に対するより深い知見を得ることができます。

    BioZ AFEのMAX30009の特長:

    • 小型サイズ:高レベルの集積によって30%小型化し、機器の小型化と患者の快適性の向上を実現
    • 低電力:消費電力を62%削減することで低電力化
    • 高性能:IおよびQ両方のチャネルからの測定、2電極および4電極構成、16sps~4kspsのサンプルレートと広い16Hz~891KHzの周波数レンジ

     

    ユタ大学ECE助教授で生体インピーダンスの専門家であるBenjamin Sanchez博士は次のように述べています。「ヘルスケアウェアラブル機器はさまざまな症状の数百万人の患者の健康状態を測定することでその命を救っています。医療専門家や科学者は、生体インピーダンス(BioZ)を介してストレス、水分量レベル、および癌の早期発見など、人々に直接的な利益をもたらす多くの臨床的に有意義な新しい生理学的パラメータにアクセスすることが可能になりました。私はMAX30009 AFEなどのデバイスを研究に使用していますが、それらのデバイスはヘルスケア機器の設計者やフィットネスのユーザーにとってBioZの監視をより一般的なものにする上で貴重な役割を果たしています」

    価格と提供時期
    下記表中の価格は米国での価格です。

    製品

    量産
    出荷

    単価

    パッケージ

    MAX30009

    出荷

    $5.26
    (1,000
    受注時)

    25ピン 2.028mm × 2.028mm
    ウェハレベルパッケージ(WLP)



  • アナログ・デバイセズについて
  • アナログ・デバイセズ (NASDAQ: ADI) は、現代のデジタルエコノミーの中心で事業を展開し、アナログ・ミックスド・シグナル、パワー・マネジメント、RF、デジタル&センサー技術などの包括的な組み合わせをもって、実世界の現象を実用可能な情報に変換します。アナログ・デバイセズは、全世界の産業、通信、オートモーティブ、コンスーママーケットの125,000を超えるお客様に、75,000以上の製品で対応しています。https://www.analog.com/jp
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