16チャンネル、ミックスド・シグナル・フロントエンド・デジタイザの統合型リファレンス・デザインを発表
想像を超える可能性を実現するアナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、フェーズド・アレイ・レーダー、電子戦、通信衛星用地上局などの航空宇宙、防衛アプリケーションに最適な16チャンネル、ミックスド・シグナル・フロントエンド(MxFE)・デジタイザを発表しました。この新しいデジタイザには、ソフトウェア無線構成のダイレクトRFサンプリング・トランシーバーの4個のAD9081または4個のAD9082が含まれています。このデジタイザ・プラットフォームは、リファレンスRFシグナル・チェーン、ソフトウェア・アーキテクチャ、電源設計、アプリケーション・コード例を提供することにより、お客様の開発時間を短縮することを目的に設計されています。アナログ・デバイセズはまた、本プラットフォームを補完するRFフロントエンド・カードも発表し、システムレベルのキャリブレーション・アルゴリズム、電源投入後のマルチチップ間の信号のデターミニスティックな位相同期のデモを容易に実現できるようにしました。
- 製品ページ:https://www.analog.com/jp/design-center/evaluation-hardware-and-software/evaluation-boards-kits/Quad-MxFE.html
- ミックスド・シグナル・フロントエンド・デジタイザとRFフロントエンド・カードの紹介動画:https://www.analog.com/en/education/education-library/videos/6184061669001.html
- エンジニアやアナログ・デバイセズ製品の専門家への質問や意見交換ができるオンライン技術サポート・コミュニティEngineerZone™: http://ez.analog.com
ADQUADMXFE1EBZ 16チャンネル、ミックスド・シグナル・フロントエンド・デジタイザの主な特長:
- 16 x RF受信(Rx)チャンネル(32 x デジタルRxチャンネル)
- 16 x RF送信(Tx)チャンネル(32 x デジタルTxチャンネル)
- 特定アプリケーション向けMATLAB®アプリケーション・スクリプトおよびGUI
- フレキシブルなクロック分配
ADQUADMXFE-CAL RFフロントエンド・カードの特長:
- 隣接チャネル個別のループバック、および、複数チャネルで空間合成のループバック接続
- SMAコネクタを介したTxおよびRxチャンネル出力の結合
- AD5592RでA/D変換されたオンボードのログ検波器
価格と提供時期
下記表中の価格は米国での価格です。
製品 説明 出荷 パッケージ ADQUADMXFE1EBZ Quad-MxFE(2次ナイキストRx動作、AD9081搭載) 出荷中 12,000ドル 電源&ケーブル付属のボックス ADQUADMXFE2EBZ Quad-MxFE(1次ナイキストRx動作、AD9081搭載) 2021年6月 12,000ドル 電源&ケーブル付属のボックス ADQUADMXFE3EBZ Quad-MxFE(広帯域版、AD9082搭載) 2021年6月 12,000ドル 電源&ケーブル付属のボックス ADQUADMXFE-CAL 16Tx/16Rxキャリブレーション・ボード 出荷中 2,500ドル 電源&ケーブル付属のボックス - アナログ・デバイセズについて
アナログ・デバイセズは1965年の創業以来、高性能アナログで世界をリードし、さまざまな技術的課題を解決してきました。
世界にインパクトを与えるイノベーションを実現するために、私たちは最先端のセンシング、計測、パワーマネジメント、通信、信号処理技術でアナログとデジタルとの懸け橋となり、世界の動きをありのままに描き出します。
想像を超える可能性を―アナログ・デバイセズ analog.com/jp-
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