2020年度第4四半期決算を発表

~見通しの上位レベルを上回る数字を達成~

2020年11月25日 - 東京
    • 第4四半期の売上高は15.3億米ドル、2020年度の売上高は56億米ドル
    • 第4四半期のB2B売上高は前期比4%増、前年比10%増
    • 2020年度の営業キャッシュフローは20億米ドル、フリーキャッシュフローは18億米ドル
    • 2020年度は11億ドル以上を株主に還元、株式買い戻しプログラムを再開

    アナログ・デバイセズ社(NASDAQ: ADI)は、2020度第4四半期および通年(2020年10月31日終了)決算を発表しました。

    アナログ・デバイセズ社の社長兼CEOのヴィンセント・ロウチ(Vincent Roche)は、次のように述べています。「当社の第4四半期決算は見通しの上位レベルを上回る数字となりました。B2B市場全てで売上高を伸ばし、営業利益率が拡大、EPSは前年比2桁の増加となりました。2020年度は前例の無い状況において戦略的前進の年となり、当社の高性能なアナログおよびミックスド・シグナル・ソリューションに対する飽くなき需要が示された結果となっています。グローバル・チームがこの困難な時期に対応し、学び、高いレベルで業務を遂行し続け、全てのステークホルダーへ価値を創出し、獲得してくれたことを誇りに思います」

    「今後について述べますと、マキシム・インテグレーテッドの買収は、お客様へ破壊的イノベーションを提供する規模と範囲を拡大させる機会であり、さらに利益ある成長を推進するものです。同社とのコンビネーションにより、業界のリーダーとしての地位が強化され、複数の市場やアプリケーションにまたがって事業をさらに多角化し、世界で最も優れたアナログ人材の集まる場として結束します。マクロ環境は流動的なままですが、広範囲での回復は始まっていると、我々は慎重ながらも楽観しており、この機運は2021年度も高まると予想しています」


    2020年度第4四半期の業績

    業績概要(1)
    (単位:百万米ドル、1株当たりの数値とパーセンテージは除く)

    四半期末日
    2020年10月31日 2019年11月2日 前年同期比
    売上高 $1,526 $1,443 6%
    売上高総利益 $1,023 $942 9%
    売上高総利益率 67.0% 65.3% (2) 170 bps
    営業利益 $462 $338 36%
    営業利益率 30.2% 23.4% 680 bps
    希薄化後
    1株当たり利益
    $1.04 $0.74 41%
    調整後の業績
    調整後売上高総利益 $1,068 $987 8%
    調整後売上高総利益率 70.0% 68.4% (2) 160 bps
    調整後営業利益 $636 $560 14%
    調整後営業利益率 41.7% 38.8% 290 bps
    調整後希薄化後
    1株当たり利益
    $1.44 $1.19 21%

     

    キャッシュ生成

    四半期末日 過去12カ月
    2020年10月31日 2020年10月31日
    営業活動によるキャッシュフロー $673 $2,008
    売上高に占める割合(%) 44.1% 35.8%
    設備投資 $(30) $(166)
    フリーキャッシュフロー $643 $1,843
    売上高に占める割合(%) 42.1% 32.9%

     

    キャッシュリターン

    四半期末日 過去12カ月
    2020年10月31日 2020年10月31日
    支払配当金 $(230) $(886)
    株式買い戻し (7) (244)
    キャッシュリターン合計 $(237) $(1,131)

    (1) 端数処理のため、個々の金額の合計が合計欄の数値と同じにならない場合があります。

    (2) 通信のエンドマーケット顧客に関する、棚卸資産評価減の影響である約140ベーシスポイントを含みます。


    2021年度第1四半期の見通し

    2021年度第1四半期の売上高は15.0億米ドル(+/- 70百万米ドル)と予想しています。この売上高見通しの中間点では、計上される営業利益率が約29.1%(+/- 150 bps)、調整後の営業利益率が約40.0%(+/- 100 bps)となる見込みです。公表されるEPSは$0.92米ドル(+/- 0.10米ドル)、調整後のEPSは1.30米ドル(+/- 0.10米ドル)を予定しています。

    当社の2021年度第1四半期の見通しは現時点での予想に基づくものであり、実際の結果は英文プレス・リリース末尾に記載された重要事項、ならびにその他の要因に基づき、大幅に異なったものとなる場合があります。以下の記載は、アナログ・デバイセズの以前のプレス・リリースに示された、すべての業績見通しに優先し、またアナログ・デバイセズはこれらの将来予想に関する記述の更新の義務を負いません。

    上記の調整後の業績および業績予測は、非GAAPベースで示される財務指標です。これらの非GAAPの財務指標を、最も直接的に比較可能なGAAPの財務指標に調整したものが、本プレス・リリースの財務表に記載されています。詳細については、「非GAAPの財務情報」セクションをご覧ください。


    配当の支払い

    アナログ・デバイセズ社は、同社取締役会が今四半期の配当金を発行済み普通株1株当たり0.62米ドルとすることを承認したと発表しました。この配当金は、2020年12月4日の業務終了時点におけるすべての株主名簿登載者に対して2020年12月15日に支払われます。

    4Q'20 Financials

  • アナログ・デバイセズについて
  • アナログ・デバイセズは1965年の創業以来、高性能アナログで世界をリードし、さまざまな技術的課題を解決してきました。
    世界にインパクトを与えるイノベーションを実現するために、私たちは最先端のセンシング、計測、パワーマネジメント、通信、信号処理技術でアナログとデジタルとの懸け橋となり、世界の動きをありのままに描き出します。
    想像を超える可能性を―アナログ・デバイセズ analog.com/jp

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