NECとアナログ・デバイセズ、楽天モバイル向けに5G O-RAN Massive MIMO無線機開発で協業

2020年10月22日 -東京
  • 日本電気株式会社(本社: 東京都港区、以下:NEC)とアナログ・デバイセズ社(本社: 米マサチューセッツ州ノーウッド、NASDAQ:ADI)は、楽天モバイル向け5G基地局装置無線機のMassive MIMOアンテナを共同開発しました。本アンテナには、高精度Massive MIMOを実現するアナログ・デバイセズの第4世代広帯域RFトランシーバーのソリューションを採用しています。

    本5G無線機は、楽天モバイル向けエンドツーエンド(End to End)の完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークに対応した5GオープンvRAN(仮想化RAN)インターフェースを具備しています。また、3.7GHz周波数帯のMassive MIMO*1(超多素子アンテナ)や、高精度のビームを形成するデジタルビームフォーミング技術*2などにより、大容量伝送を高効率に実現します。これにより通信事業者は従来のネットワークを制約している物理的インフラストラクチャの保守管理、維持、修理、および人件費の負担を省くことでコストを大幅に低減し、世界中で高速インターネットへのアクセスを提供できるようになります。NECは、楽天モバイル向けの本製品の出荷を開始しています。

    ADIの第4世代広帯域RFトランシーバーは、4チャンネルのトランスミッタ、レシーバーおよび「歪み補正機能(Digital Pre-Distorion: DPD)」を統合したソリューションで、Massive MIMOやスモール・セル・システムなどの無線機アプリケーションをサポートするように設計されています。本ソリューションにより、システム設計の簡略化、サイズや重量の削減、低消費電力化を実現できます。

    NECのシニアエグゼクティブ 渡辺 望は次のように述べています。「アナログ・デバイセズ社のRFトランシーバーは、Massive MIMOやスモール・セル・システムなどの無線アプリケーション向けに高度な技術力で設計されており、システム設計の簡素化、小型化と軽量化、消費電力の最小化を可能にします。仮想化は信頼性を持つ費用対効果に優れたアプローチであり、世界の大手通信事業者は、通信環境に次の進化をもたらす仮想化技術を追求しています。アナログ・デバイセズのRF機器により、弊社は5Gフルスペクトラム・システムをサポートするアーキテクチャの構築に必要なコネクティビティを提供できます」

    NECの5G機器は、高精度のデジタルビームフォーミングを利用して効率的な大容量伝送を実現します。またこのシステムは、複雑な回路の集積によって実現されるシームレスな実装が特長です。

    アナログ・デバイセズのワイヤレス通信事業部担当副社長であるJoe Barryは、次のように述べています。「5Gベースのネットワーク接続の新たな波は、柔軟性によって定義されます。楽天モバイル様向けに、業界初となるMassive MIMOの実装に向けたNEC社との共同作業により、当社は5G接続の進化を加速するための基盤を築いています。このエコシステムは極めて複雑に入り組んだものですが、その主な目標は、全ての関係者が円滑に連携し、コスト、時間、設備投資の全体的な効率化を進めることにあります。これらの作業は、私たちが真に仮想化されたネットワークへの次の一歩を踏み出すのに役立つと考えています」


    NECについて

    NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます(https://jpn.nec.com/profile/vision/message.html)。

  • アナログ・デバイセズについて
  • アナログ・デバイセズは1965年の創業以来、高性能アナログで世界をリードし、さまざまな技術的課題を解決してきました。
    世界にインパクトを与えるイノベーションを実現するために、私たちは最先端のセンシング、計測、パワーマネジメント、通信、信号処理技術でアナログとデジタルとの懸け橋となり、世界の動きをありのままに描き出します。
    想像を超える可能性を―アナログ・デバイセズ analog.com/jp

  • *1 Massive MIMO
    マイモ(Multipul Input Multipul Output)を高度する一つの実現形態であり、多数の独立したトランシーバーの自由度を活かし、空間多重と無線伝搬路の品質安定性を同時に向上する技術。

    *2 デジタルビームフォーミング
    複数のアンテナ信号のゲインと位相を(アナログに比べ)高精度にコントロールする技術。特定の方向に集中的にビームを成形することで、より遠くまで電波を安定して届けることが可能。

    本リリースには、1995年米国民事証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)のセーフハーバー条項に該当することを意図した、将来予測に関する記述が含まれます。これらの将来予測に関する記述には、アナログ・デバイセズとNECが業務を行う業界と市場に関する期待、確信、前提、推定、予想、および予測に基づく、5G基地局装置無線機のMassive MIMOアンテナや5G通信の仮想化に関するアナログ・デバイセズとNECの協力に関連して予想される機会、利益、製品およびサービス、および発展に関する記述が含まれます。本リリースに含まれる記述は将来的な業績を保証するものではなく、本質的に不確かであり、予測することが困難な一定のリスク、不確実性や前提を伴います。したがって、実際の帰結と結果はこのような将来予測に関する記述に示されるものとは大きく異なる可能性があり、またこのような記述は、本プレスリリースの日付以降のアナログ・デバイセズの予測または確信を示すものではありません。将来予測に関する記述中に記載、暗示、または予測された結果と、実際の結果との間に大きな乖離を生じさせる可能性がある重要な要因には、アナログ・デバイセズとNECの協力に関連するものを含む、製品、技術、およびソリューションの設計、開発、製造、およびマーケティングの困難または遅れ、COVID-19の世界的なパンデミックの経路および影響、アナログ・デバイセズが米国証券取引委員会に提出した直近の報告書に記載されているその他のリスク要因が含まれます。アナログ・デバイセズは、本リリースまたはその他の文書に記載の将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。

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