産業用イメージングとオーディオ、車載アプリケーション向けに最適化された新世代の高性能Blackfinプロセッサ・ファミリー「ADSP-BF70x」を発表

最高800MMACSの性能と最大1MBの内蔵SRAMを搭載し、競合デバイスの半分の消費電力を実現

2014年06月13日 -東京
  • ADSP-BF70xアナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、本日、消費電力100mW未満でクラス最高の800MMACSの処理性能を提供する高性能DSPシリーズ、Blackfin®プロセッサ・ファミリー「ADSP-BF70x」を発表しました。競合デバイスと比較して2倍のパフォーマンス、あるいは競合デバイスよりも半分の低消費電力性能を実現しました。このBlackfinプロセッサ・ファミリーADSP-BF70xは、コスト・パフォーマンスに優れた8種類の製品がラインナップされています。ADSP-BF70xは、最大1MBの内蔵SRAMを搭載しているので、多くのアプリケーションで外付けメモリが不要になります。外付けメモリが必要な場合には、DDRメモリ・インターフェースを持つ製品もラインナップされています。性能や消費電力、さらに集積された豊富な周辺機能といった特長により、設計者は産業用イメージングを含む、いろいろな新しい組込み画像アプリケーションや、ビル・コントロール、さらにポータブル・オーディオや車載オーディオなどで16ビット/32ビットの演算処理を統合して実現できるようになります。ADSP-BF70xファミリーは、USB、SDIO、CAN、ePPI、SPORT、QuadSPIなどの先進の接続オプションを介して、他を凌駕するフレキシビリティと機能を設計者に提供するとともに、電源制約が厳しいバスパワー駆動のアプリケーションへの組み込みや、機器のバッテリ駆動時間の延長を実現します。

     

    アナログ・デバイセズ社のプロダクト・マーケティング・マネージャ、アンディ・ランフィア(Andy Lanfear)は次のように述べています。「現在、民生用および産業用、車載用グレードの機器において、システム設計者は高性能を維持しつつも、環境規制対策と携帯性、バッテリ駆動時間の延長、全体の消費電力節減が求められています。こうした要求に対し、ADSP-BF70x Blackfinはスケーラブル・デザイン・アプローチを提供します。ADIのこの最新プロセッサ・ファミリーは、すべて95mWのコア消費電力、最高400MHzで動作しながら、2つの16ビット演算や、32ビット演算、あるいは複素固定小数点演算を1サイクルで実行する性能を提供することで、高性能、超低消費電力が要求されるDSPでのADIのマーケット・リーダーとしての立場をますます強固なものにします」

     

    ADSP-B70x Blackfinプロセッサ・ファミリーの特長

    ADSP-BF70x Blackfinは、インテリジェント照明や人員検知、カメラやバーコードリーダー、生体認証センサーといった産業用イメージングを含む、さまざまな産業向け、ビル・オートメーション・アプリケーション向けに設計されています。また、低消費電力で、新しい32ビット演算機能や大きなオンチップSRAMを組み込んでいるので、高品位音質実現のためにディターミニスティックなリアルタイム処理が不可欠なポータブル・オーディオや車載オーディオ向けにも最適です。 現在、セキュリティの面から業界内でソフトウェアIPの保護への対応が課題となっています。これに対し、ADSP-BF70x Blackfinプロセッサ・ファミリーは、暗号解読や認証付きのセキュアブートを特長とする暗号ハードウェア・アクセラレータを内蔵しています。また、常時電源オン状態での安全性の維持が不可欠なアプリケーション向けに、パリティおよび誤り訂正符号(ECC)で保護されたメモリ回路による高いデータ・インテグリティも提供しています。ADIのこの新しい高集積Blackfinプロセッサ製品は、12×12mm QFNまたは12×12mm BGAパッケージで供給され、単価は1,000個受注時で4.00ドル未満(US価格)からラインナップされています。

     

    Blackfin向けのオーディオおよびビデオ・ソフトウェア・モジュールをADIより無償提供

    アナログ・デバイセズは、オーディオおよびビデオ・システム設計者向けにADIソフトウェア・モジュールを提供しています。ソフトウェア・モジュールは、ビデオ人員検知、画像処理ツールボックスおよび2Dグラフィックスなどの画像処理アプリケーション向けソフトウェア、JPEGやH.264BP/MPなどのビデオ・イメージング・コーデック、MP3とWMAなどを含むオーディオ・コーデック、さらに非同期サンプルレート・コンバータやマルチバンド・グラフィック・イコライザを含むポスト・プロセッシング・ソフトウェアなどがあります。さらに、DolbyとDTSアルゴリズムをソフトウェア・ライセンスの形で提供しています。

     

    ADIの CrossCore® Embedded Studioによるサポートについて

    ADSP-BF70xは、ADIの統合開発環境(IDE)であるCrossCore® Embedded Studioによってサポートされています。CrossCore® Embedded Studioは、設計の最適化を支援し、市場投入までの時間短縮に貢献するインタラクティブなリアルタイム開発ツールです。

    ADSP-BF707 EZ-KIT-Lite開発ボードと新しいICE-1000/2000エミュレータは、ADIの最新のプロセッサやDSP上における先進アプリケーションの開発と評価、デバッグを容易にします。CrossCore® Embedded Studio開発環境と連携して動作するICE-1000/2000エミュレータは、アナログ・デバイセズのすべてのJTAG準拠のプロセッサに最先端のサポートを提供します。さらにADSP-BF70xに内蔵された新たなデバッグ機能であるARM®CoreSight™シリアル・ワイヤー・デバッグを介して、プログラム・トレースやシステム・トレース、およびクロス・トリガー・チャンネル・コントロールをサポートします。

     

    価格、評価ボード、およびサンプル供給

    フル機能の400MHz、1MB SRAM 「ADSP-BF706」(QFN)および「ADSP-BF707」(BGA)は、本日サンプル出荷を開始しました。ADSP-BF70xは多数のバリエーションがあり、量産時の単価は、1,000個受注時で3.99ドルからラインナップしています。ICE-1000エミュレータが同梱されたADSP-BF707 EZ-KIT-Liteは299ドルで、届いたその日から開発を開始することができます。(米国における販売価格)

  • アナログ・デバイセズについて
  • アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp

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