プレス・リリース

アナログ・デバイセズ社（NASDAQ：ADI）は、本日、プロフェッショナル用からホーム用までのあらゆるA/Vシステムで、高精度なオーディオ/ビデオ･コンテンツ配信を実現する高性能HDMIクロスポイント･トランシーバ「ADV7625」「ADV7626」「ADV7627」を発表しました。ADV7625/6/7クロスポイント･トランシーバは、最大で5つのHDMI入力と2つのHDMI出力を備えています。これにより、それぞれのビデオ･チャンネルに向けたオーディオの抽出や挿入（SPDIFおよび8チャンネルI2Sオーディオ）に完全対応します。ADV7625は、HDMIクロスポイント･トランシーバ･ファミリーのフラッグシップとなる製品で、ADV7626とともに2つのビデオ･チャンネルとすべてのオーディオの独立した処理をサポートします。競合デバイスの場合、2ndチャネルに対してのオーディオ入出力に追加部品を必要とするのに対し、ADV7625/6は、各HDMIデータ･ストリームからオーディオ信号の抽出/再挿入を行うために部品を追加する必要がありません。設計者は、オーディオ信号を処理して元のビデオ･ストリームに再挿入できるだけでなく、ローカル・レンダリングや独立したスイッチングが可能になります。

コントロールおよびオートメーション･システムのリーディング･プロバイダ、クレストロン社のデジタル･メディア部門担当テクノロジー･マネージャ、ジャスティン・ケニントン（Justin Kennington）氏は、次のように述べています。「当社は、アナログ･デバイセズ社のADV7625/6/7を、プロフェッショナル向けだけでなく、コンスーマ・ホーム向けオーディオ･ビジュアル市場における、多数のUHD対応ビデオ配信製品に組み込んでいます。当社はアナログ･デバイセズ社と長期にわたって良好な関係を築いており、同社が提供している高性能部品やサポートにより、市場をリードし続けることができます」

ADV7625（5個のHDMI入力と2個のHDMI出力付き）およびADV7627（5個のHDMI入力と1個のHDMI出力付き）クロスポイント･トランシーバは、多くの新しいホームA/Vレシーバ、サウンド･バー、およびTVシステムで求められるUHD HDMI入出力に対応しています。また、両デバイスは最高30フレーム/秒のUHDビデオや最高60フレーム/秒の3DTVビデオを配信することができます。ADV7626トランシーバ（2つのHDMI入力と2つのHDMI出力付き）は、UHD（4K×2K）の解像度を必要とするビデオ･マトリックス･スイッチやデジタル･サイネージなどのプロフェッショナルA/V機器の設計者向けに、ビデオ･チャンネル当り1個の入力だけで、UHD HDMIビデオ･フォーマットをサポートします。新しいクロスポイント･トランシーバはすべて、UHDなどの入力ビデオ上にオーバーレイOSD（オンスクリーン･ディスプレイ）を生成する機能を備えた、完全一体型のOSD機能に対応しています。

ADIのBlimp OSD開発ツールについて

OSD設計を流れ作業化するために、ADIは独自のBlimp OSD開発ツールを提供しています。設計者による設計やデバッグを支援するだけでなく、システム･アプリケーションへのOSD機能搭載前のエミュレーションを可能にします。設計が完了すると、OSD 開発ツールは、システムアプリケーションに組み込むコードと、外部SPIフラッシュメモリにローディングする前の OSD デザインリソースを自動的に生成します。

価格、供給、および関連製品について

下記表中の価格は、米国での販売価格です。

ADV762xクロスポイント･トランシーバ･シリーズは、本日ADIが同時発表した、NatureVue™ビデオ信号プロセッサ「ADV8003」および「ADV8005」と組み合せて用いることができます。

アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6 万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計／製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。http://www.analog.com/jp